【高校紹介】県立尾道東高等学校(その③)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です!

今週からいよいよテストが始まる学校があります。頑張りましょう!

この3連休は商店街がものすごい人だかりでした。ようやく、コロナ前の活気が戻って来たような気がします。生徒の皆さんの中にも家族、あるいは友達と出かけて、良いリフレッシュになった方もいると思います。

一方で、この3連休に塾でトータル24時間も勉強をしてくれた生徒さんもいます。すごすぎる!この3連休に全く勉強をせずに教科書すら開かなかった生徒さんとは、どれほどの差が開いてしまったことか・・・。まぁ過ぎたことを言っても仕方がないですね!

たくさん質問をしてくれた生徒さんもいます。ワークを何周もした生徒さんも、今までの復習をしている生徒さんも、英検の勉強をしていた生徒さんもいます。本当によく頑張ってくれました!

お家で勉強をしていた生徒さんも、しっかりと頑張ってくれていたなら、それでも良いと思いますので、その成果をしっかりと学校や塾のテストで発揮してください! 結果を楽しみにしています。

失敗をしたなら、次に向けてきちんと反省をすること。同じ失敗をしないように、少しずつ成長していきたいですね。頑張りましょうね。

さて、前回のブログでもお伝えしましたが、土曜日の午前中は福山に行っておりました。

松永にある、こちらの市民センターには、初めてお邪魔しました。この市民センターは、入口を入ってすぐのところにでっかい「下駄」が飾られています!

偽物でスカスカのゲタではなくて、まさしく☆本物☆! 重さがなんと、1トン超えのゲタです。これが町おこしのイベント「ゲタリンピック」で使われるとのことです。

ゲタリンピック・・・、すいません存じ上げませんでした。

ネットで検索してみると・・・

ちゃんとありました!というか、こんなヤンチャなお祭りが松永では30年近くやられていたんですね。知らなかった!

「ゲタリンピック」と聞いて、てっきり靴飛ばしの要領で、はいているゲタを遠くに飛ばすようなイベントかと思いましたが、巨大下駄を引っ張るんですね笑

今年度はどうやら、残念ながらコロナと台風直撃の影響で、イベント自体が中止になってしまったようです。来年は開催されると良いですね。

・・・ということで、盛大に関係ない話をしてしまいました。気を取り直して、説明会のお話に戻ります。説明会会場の入り口はこんな感じでした!

美術部によって今年6月に生み出された、尾道東高校のマスコットの「るりっぺ」がお出迎えしてくれました!

ということで、本日はこちらの高校です!

※3年前の文化祭のお写真です

尾道東高等学校

HP: http://www.onomichihigashi-h.hiroshima-c.ed.jp/

男女:共学

アクセス:JR尾道駅よりバス「坊地口」下車から徒歩3分

学科・コース:普通科、普通科・国際教養コース

全県模試志願者平均偏差値:普通科 56.4、国際教養 ―(データなし?)

R4年度卒業生の主な進学先:大阪大学、神戸大学、鳥取大学2、島根大学3、岡山大学、広島大学5、山口大学3、愛媛大学8、尾道市立大学5、県立広島大学5、福山市立大学8など 国公立大学66名 

ということで、志望校アンケートでも上位にあった尾道東です!

一昨年、三原会場にお伺いしたときの記事はこちらです!

尾道東の学校説明会は、例年、各中学校の2学期中間テストの直前に行われます。また説明会は、塾・中学生・保護者がごちゃまぜで一度にまとめて行われるのが通例です。(だから、塾の先生としてはちょっとだけ肩身が狭いのです。)そのため、昨年度は説明会に行かなかったのですが、今年度は尾道東の先生から直々にお誘いいただいたので、行って参りました!

まずは、校長先生からのご挨拶でした。以下、メモを取った内容をまとめてみました。(福山バージョンなので、三原・尾道バージョンとは異なるかもしれません。)

「皆さんに、今回の説明会を通して、尾道東高校のことを少しでも理解してもらえればと思います。

 こちらの2枚の写真を見てください。1枚目は尾道東高校の校門までの約100mの石畳、そしてもう1枚は、校門をくぐったところにある、『羽ばたきの庭』の写真です。石畳を下っていると西国寺が見えます。冬の時期になると、下校する頃にはライトアップされて、とても幻想的な風景になります。夕方六時の鐘の音はとても情緒があり、ここでしか味わえない尾道ならではの風景です。また、羽ばたきの庭は、創立100周年を記念して、同窓生が中心となって資金を集め、作りあげたものです。ここには、卒業生でもある林芙美子の碑や、江戸時代の歴史家の頼山陽の灯篭もあります。卒業生には大きく羽ばたいてほしいという想いの詰まった場所です。」

尾道東に通っている、もしくは通われていた方ならうなづけるような内容でしょうか。確かに、校門を出てすぐにお寺が見える風景というのは、尾道市内でもなかなか無いように思います。

「建物だけではなく、生徒同士の雰囲気にも伝統が感じられます。尾道東の魅力を在校生に聞いたところ、1位が進学指導、2位が英語教育、3位が学校行事、そして4位が校風でした。『志望理由に校風が挙がるのは羨ましい』と学校関係者の方に褒めていただいたことがあります。尾道東の校訓は『自主・自律』です。2011年の東日本大震災のときには本校の生徒がボランティアのために夜行バスに飛び乗りました。それを、他県で教員をやっている知り合いから聞いたときには、とても誇らしい気持ちになりました。」

尾道東の伝統について、アツく語っていただいた場面でした。広島から東北までボランティアに行きたいと思うような熱い生徒さんの気持ちも素晴らしいですね!

「1位の進路指導に関しては、尾道東が大切にしていることです。その成果として、今年度は塾無しの生徒で大阪大学・神戸大学に合格した生徒がおります。 2位の英語教育に関しても、『英語の尾道東』というのが伝統になっています。現在、尾道東には英検準一級取得者が9人おります。英検準一級を取得していれば、広島大学を受験する場合は共通テストは満点扱いになります。それだけ英語教育にも力を入れております。」

実際に、進路指導に関しても、資料を頂いております。学校の先生方の進路指導に任せれば、尾道東からでも十分に国公立大学を狙えるという自信を感じます。確かに、合格実績を見ていると、国公立大学の合格者の割合が数年前よりも増えているように感じます!

ということで、校長先生のお話でした。

校長先生も元英語の先生で、以前は尾道東で英語教員として教鞭をとられていたこともあるようです。受験生たちへ贈る言葉として、「If you can imagine it, you can achieve it.(想像すれば、それは成し遂げられる。)」ともおっしゃっていました。以前の校長先生もそうですが、尾道東の校長先生は、大事な場面で英語の格言をおっしゃるイメージです!笑

そして、次は放送部作成の学校紹介DVDでした。一昨年も放送部のVTRが非常に印象に残っているので今年度も期待していました。

いやぁ・・・、すごく良かったですね!

学校紹介は、プロのアナウンサーがナレーションをしているんじゃなかろうかと思うほど、感情の入れ方・抑揚も自然で、声もハキハキしていて一言一言が聞きとりやすい!しゃべるお仕事をさせてもらっている身としては、色々と勉強になります。 映像ももちろん素晴らしい! ベヒシュタインピアノで校歌を演奏しているシーンから、吹奏楽部(?)のオーケストラに音声が次第に変わっていき、そこから学校紹介へ。部活動の様子、学校周辺の風景などをひとしきり紹介して、最後にまたベヒシュタインピアノのソロ演奏がフェードインしてきて終了。ピアノ奏者の生徒さんにっこり。おしゃれな構成だと思いましたね。

生徒さんたちが作っているからなのか、他の学校の学校紹介にはない元気さがあるんですよね!

(こんなこと言って、実際は学校の先生方が作った映像だったらどうしよう笑)

ということで、「尾道東高放送部」のSNSを見つけましたので、興味のある方はそちらにあがっているナレーションを聴いてみてください!

その後は、在校生による学校紹介。きっと学校の先生がおっしゃるよりも、年齢の近い先輩から魅力を語ってもらった方が、生徒たちには響くように思います。こちらも、高校1年生の生徒さんが、しっかりと自信をもってお話をされている様子が印象的でした。

そして、尾道東の目玉!普通科・国際教養コースの紹介です。

国際教養コースでは、普通の学校では「論理・表現」や「英語表現」と呼ばれている授業が、「ディベート・ディスカッション」「コミュニケーションスタディーズ(通称、CS)」と呼ばれる4技能(英語を「読む」「聞く」「書く」「話す」)を重視したオールイングリッシュの授業に置き換わります。

英語のスピーチ、英語でのディベート、英語劇、「国際教育講座」と言われる大学の先生からの授業、そして「カナダ語学研修」というホームステイ(コロナ禍のここ数年は、いくつかの高校で集まり、日本国内におられたネイティブスピーカーを集めての「国内語学研修」が実施されていました)などなど、「英語『を』勉強する」のではなく、「英語『で』勉強する」活動が沢山用意されています。

以前、国際教養コースに通う生徒さんに塾に通ってもらっていましたが、「英語に関しては尾道北に行くくらいの覚悟を持って入学してこないとダメ」と言っていました。もちろん、高校生活を楽しく過ごすのは重要ですが、国際教養コースの場合は、しっかりと英語を勉強して、自分の力にするんだという覚悟が必要だということです。

最後に、生徒さんの語る尾道東の魅力第一位である進路指導に関しても、進路指導部の先生からお話がありました。

「進路指導のコンセプトは、1年生…進路の選択、2年生…進路の決定、3年生…進路の実現です。各学年の始めに『進路関係の予定表』を配布し、何月にどういうことを意識すれば良いのかを生徒に提示します。高校1年生は、入学後に一週間のオリエンテーションを行い、実際に学習計画を立ててもらいます。それを見て担任が、勉強時間や勉強方法などアドバイスをしていきます。また、秋の文理選択の時期までにきちんと進路について考えられるよう、4月には進路適性検査、6月に進路講演会、8月には広大オープンキャンパスを行っていきます。」

高校生になって、色々と生活環境も学習環境も学習内容も変わる中で、最初に予定表を出してくれるのは非常に親切ですね。また、高校1年生たちは10月頃には高校2年生で文系・理系のどちらにするのか、通称「文理選択」をしなければいけませんが、それまでに色々と進路関係のイベントを詰め込んでくれているのも良いですね。どの学校もやられていることなのかもしれませんが、きちんと丁寧に説明会で教えてくれるのは、生徒さんもイメージがつきやすいので良いと思いました。

ここから2年生、3年生に上がって、大学の先生の模擬授業、生徒さんの希望に沿った先生を呼ぶ進路講演会、高3の春に卒業生が合格体験記を語ってくれるスプリングセミナーなど、きちんと生徒さんが大学選択しやすいような丁寧なカリキュラムだと思います。朝7時半からの自主学習や、尾道東の9割の生徒さんが受講するという高3の放課後補習など、部活をやりきった上で国公立大学を狙わせるためのカリキュラムがしっかりと組まれているように思います。

ただし、そうは言うものの国公立大学の合格者は半分には達していません。尾道東から国公立大学を狙うのであれば、校内で30位以内をキープするくらいでないといけませんね。だからこそ、高校受験は合格だけではなく、きちんと上位合格を狙うことが大切だと思います。

そして、最後の最後に・・・入試に関する情報です。

普通科と普通科・国際教養コースは併願が可能です。普通科を志望する生徒さんは第2志望として「国際教養コース」を志望することが可能です。普通科に不合格であったとしても、第2志望に国際教養コースと書けば、そちらでスライド合格出来る可能性があるそうです。

ただし、第2志望に国際教養コースを書いた場合、そもそも国際教養コースを目指す場合には、「英語による音読・質疑応答」という独自検査を受ける必要があります。詳細は12月頃にHPに掲載されるそうなので、きちんと確認をしておきましょう!

「えー、独自検査があるの?面倒だし、何したらいいか分からないし・・・」

と不安に感じている方には、超有益な情報があります!

この「英語による音読・質疑応答」の、昨年度の入試問題をなんと資料の中に載せてくれていたんです!

念のため、口頭ですが、高校の先生にもブログに載せて良いかを確認し、了承を得ましたので、載せておきます!

こちらの文章を音読し、内容に関する英語の質問をいくつかされると考えておけばよいでしょう。(もちろん12月の高校からの情報も忘れずに確認しましょうね。)

イメージとしては英検準2級の2次の面接試験で読む英文くらいの分量・内容でしょうか。そちらの教材を使えば、十分な対策が出来るように思います。国際教養コースを目指す生徒さん、第2志望として国際教養を選ぶ可能性のある尾道東志望の生徒さんは、しっかりと確認しておきましょう!

ということで、しっかりと目標を見据えて、志望校について情報を集めながら勉強をしていきましょう!!明日もお待ちしています!

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