【高校紹介】如水館高等学校(その③)

みなさん、こんにちは!進学中ライトアップ、代表の西川です。

今週土曜日は尾道東の説明会のため、13時から。日曜日は10時から教室を開けております。日比崎・向島はいよいよ来週がテストです。頑張りましょう!

現在もテスト前道場中です。中1数学の一次方程式でヒントを出し、中3社会で農地改革の仕組みについて説明し、中3英語の話法について説明し、中3数学の相似と面積比の応用問題を解き、中3理科の中和の仕組みを説明し、中2国語の自立語・付属語の解説をし、中2数学の一次関数の利用について解説をし、中2社会の記述問題の資料の読み取り方を説明し、中3英語の動詞+人+to不定詞を説明し、中3社会の為替について説明し、中3国語で助詞・助動詞について説明し・・・といった感じで、来ている生徒さんたちからの質問に答えております。

また、昨年卒業して高校に進学した生徒さんが、定期テスト前なので自習をしに来ているのですが、同じ高校を目指している中3の生徒さんから、何やら質問を受けていたようです。私が説明会に行っただけでは分からないような、実際に通ってみての生の声が聞けるというのは貴重ですよね。そういう意味でも、元気に高校に通ってくれているのが見られる意味でも、卒業生が自習に来てくれるのはとても嬉しいです。

ということで、近隣の生徒さんの併願先になるであろう高校の紹介です!

如水館高等学校

HP: http://www.josuikan.ed.jp/

男女:共学

アクセス:JR三原駅よりバス(約20分)、JR尾道駅からおのみちバスか中国バス(約40分)

学科・コース:

S類(一般で国公立大・難関私大を目指す)

A類(一般+推薦等で国公立大・私立大を目指す)

B類(推薦での私大進学or就職を目指す)

全県模試受験者平均偏差値:S類 62.4、A類 52.2、B類 43.6

R4年度の主な大学進学実績:神戸大学、岡山大学、島根大学、山梨大学、県立広島大学、尾道市立大学など

昨年度は学校関係者にコロナが出たということで、急遽説明会が中止になりました。

ですので、前回の紹介記事は2年前のものになります。

校長先生や地域の広報担当の先生が、よく資料をもって塾に来て下さいますし、昨年度は3名(2名単願、1名併願)の生徒さんが受験をした学校なのですが、2年間ぶりの紹介になりますね。

11/3木に体験模試がありますが、S類合格を目指している生徒さんは、例年特待基準が得点率75%前後(英数国各100点、合計300点満点中の225点前後)に設定されていますので、そちらを目指して頑張りましょう。

このS類というのは何かというと、如水館は、学力と志望校によって、入学時にS類・A類・B類の3つのコースに分かれてます。

そして、コースとは別に「専攻」を選ばなければなりません。普段は学力別で授業をするのですが、1週間の中で6コマほど、専攻という生徒さんの希望によってわかれたクラスでの授業もあります。詳しくは、上記のその②のブログにも書いておりますので、ご確認ください。このブログの後半にも、今年度新たに伺ったお話を一部書かせていただきましたので、そちらも見てみてください。

ちなみに、先日私学フェスタにお邪魔した際の、如水館の生徒さんのダンスがあまりにもキレッキレで感動したので、何か動画がないかと探したところ、公式YouTubeチャンネルを発見しました!ダンスの様子はこちらです!

この舞台表現専攻は、未経験者でも意欲があれば選択をすることが可能だそうです。その際、入試で面接や実技試験が実施されるので、入試説明会でどういったものなのか、しっかりと確認をしておきましょう。 ダンスに興味のある方は、このチャンネルに行けばいくつも動画が挙がっていますので、チェックしてみて、オープンスクールで部活体験をしてみましょう!

説明会の冒頭は、他の学校同様、校長先生のご挨拶でした。お話の前半のテーマは、ずばり「少子化」。

私立高校の先生方や、我々塾講師しか興味のないテーマかもしれませんが、ご紹介します。

「少子化の影響で受験者が減少傾向だったが、平成26年の過去最少の受験者から令和4年入試は+100名ほどまで持ち直しました。地域のお子さんが減少している中で、受験者が増えているということは、如水館が選ばれているということです。

ただ、少し気になるデータがあります。三原市の世代別の人口を見ていると、現在の小5~中3は750~760名でほぼ横ばいですが、現在の0~1歳、つまり令和3年に生まれたお子さんの数は、なんと413人しかいません。

これは高齢者でいうと何歳の人口とほぼ同数か・・・。現在の92歳が402人なのでほぼ同数です。

三原市で一番人口の多い年齢層は何歳か・・・。答えは73歳で1816人です。

私立の学校や塾の先生方を脅かす少子化の波がすぐそこまで来ています。そのため私たちも非常に危機感を持っています。

そのため、先生方もぜひ『就学支援金』に関して、保護者の方々にお伝えください。如水館高校に通う約6割の生徒が、支援金の補助を受けて授業料月額4,000円以下で通っています。世帯収入によっては月額が3万円近くかかるご家庭もありますが、こちらにさらに支援をしてもらえるように県に要請をしているところです。」

これはなかなか衝撃的なデータですね・・・。教育業界は、少子化の影響で大変だと言われていますが、あと10~15年もすれば、この地域では子供の数が半数近くに減ってしまう訳ですね。生き残っていくためには、私立高校も塾も、もっと魅力的になって選ばれ続けないといけません。身が引き締まるような思いでした。

校長先生の後半のお話では、如水館中学校の魅力について、お話を伺いました。

「如水館を志望する生徒さんの志望理由の半数近くが『英語教育に力を入れている』というものでした。現在中学3年生の英検準2級取得率が78.6%です。また、高校では2年生までに英検2級合格者7割を目指して頑張っています。また、中学校のロボット研究部は、全国大会で連覇を達成し、現在3連覇に向けて頑張っているところです。」

如水館には留学専攻という、約1年間の留学が盛り込まれたコースもあります。英語教育に魅力を感じる方、ロボットに興味がある方は、中学受験をして、中学生のうちから如水館に通うのも良いかもしれません。

また、如水館高校を第一志望に考えている生徒さんで、頑張って英検を勉強している生徒さんには朗報が!

「単願入試の場合は英検準2級・2級取得者には入学手続金の支給と月額授業料の減免、及び入試当日の英語に関して得点保証の制度があります。」

ということで、英検を取得した上で受験をすれば、学費がかなりお安くなるということでした。もちろん、併願の生徒さんであっても、当日の入試得点によっては特待生の資格がもらえます。就学支援金などと上手く組み合わせれば、実質授業料0円で通える場合もあるようです。詳しくは如水館の「山中学園奨学生給付制度」という項目をご確認ください!

その他の専攻の特色や大学入試に関しては、広報担当の先生からのお話がありました。

「本校では、『自主性の育成』『リーダーシップの育成』を教育目標に掲げています。進路指導に関しては、学級担任・部活動の顧問・教科担当が連携を取り合い、個人面談によって目標を明確化して、生徒を応援しながら頑張ってもらっています。」

一昨年の説明会でも覚えているのが、S類(と一部A類)の生徒さんたちにはそれぞれに受験の相談役の先生が割り当てられ、学級担任・教科担当とも連携を取り合って、綿密な学習計画を立てているということでした。コロナ前には、「夢ナビライブ」という、大阪や福岡で開催される大規模な大学合同説明会にも、学校でバスを貸し切ってみんなで参加しているというお話を聞きました。

色々と直接お話を聞けたのもあって、大学受験の進路指導は非常に丁寧で、かなりの力を入れている印象です。

「大学の指定校推薦は、同志社・関大・京産大・近大・日大、そして福山大学の薬学部などの枠があり、昨年度は全体の約43%の生徒さんが指定校推薦を利用しました。」

「専攻に関して。学習専攻では英検講座、文化講座で和食作り、Tシャツに自分のデザインをプリント、大学の先生の授業を受ける進路探求、お化粧の仕方講座など、色々なコースを用意しています。

留学専攻では高1の1月~高2の12月までの長期留学と、高1の1月~3月までの短期留学のコースがあり、事前にネイティブの英語講師からの指導を受けます。舞台芸術専攻ではプロ講師からダンス・パフォーマンス・ミュージカルなどの自己表現力を高める方法を学びます。

クラブ専攻では、全国優勝をしたチアリーディング部の他にも、硬式野球部・男女バスケ部などが部活に励んでいます。

機械システム専攻は就職に向けて技術・技能の確認を行い、資格取得を目指しています。昨年度は就職希望者18名のところに500名以上の求人がありました。」

それぞれの希望に合わせて、幅広く授業を選べるのは、私立高校の大きな魅力かもしれません。

部活動はこの他にも、ダンス部・美術部・吹奏楽部・eスポーツ部(正式名称は商業系技術部)も目立った成績を残しているようです。

ということで、改めて説明会に伺っての感想をまとめると、指定校推薦で狙っている大学がある、丁寧な進路指導を受けたい、やりたい専攻・部活動がある、という生徒さんには、非常に魅力的な高校だと言えると思います。

入試制度に関しては、詳しくは割愛しますが、気になるところはぜひお気軽に質問ください。

ただし、1点だけ注意点があります。

今年度から数学以外の教科では「マークシート」が導入されます。数学は従来通りの計算の答えを答案に書くスタイルで、その他の強化は各教科1割ほど記述問題もあるそうですが、それ以外は基本的にマークシートです。そのため、受験を検討している中3の皆さんは、受験方法に慣れるためにも、ぜひ11/3木の体験模試を受験してみましょう!

最後の最後に・・・、如水館とは直接関係ないのですが、eスポーツを舞台にした漫画で、私が非常に気に入っている漫画がありますので、そちらをご紹介したいと思います。笑

(ここから先は、如水館とは関係ありません。完全に漫画のお話です!)

こちらは、とある私立の伝統校に新たに新設された「eスポーツ科」が舞台の、eスポーツ漫画『東京トイボクシーズ』です!

ゲーム会社を舞台にして、テレビゲームを作ることの楽しさや大変さを描いた『東京トイボックス』『大東京トイボックス』という漫画の続編で、前作・前々作とは全く違う、高校生を主人公にした漫画です。第1巻の印象的なシーンを少しだけご紹介してみます。

私立高校の人気を取り戻すため、eスポーツの話題を高めるため、周りの大人たちに振り回されながら必死にもがく主人公はかっこいいです。(如水館のeスポーツを悪く言う意図は全くありませんので、ご注意ください笑)

たかがゲーム、子供の遊び・・・とは言えないくらい世界的に競技人口も増えてきており、社会的な認知度も上がっていますね。私より稼いでいるプロゲーマーなんて、たくさんいそうです。

ゲームが題材ということで、敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、スポ魂漫画のような熱い展開がありますので、とても楽しめると思います。気になった人は教室の本棚を探してみましょう!

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