【高校紹介】福山誠之館高等学校(その⑤)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

塾は毎日開いております。試験勉強頑張りましょう!

試験に向けて、対策プリントを配布したり、出題されそうな時事問題を一緒に考えたり、質問に答えたりしています。中3数学の因数分解、中3理科の遺伝や天体、中1国語の文節や部首、中1社会の時差問題、中1理科の植物の分類、中2国語の詩の表現技法、中2数学の等式の変形、中2英語のwillとbe going toの使い分け、中1数学の最後で出題されたデータの分析の問題、中2数学の最後で出題された確率の応用問題・・・などなど色々な質問をされました。英作文の添削もいくつかやりました。

定期試験を実施しない学校の生徒さんからは、英検の勉強に関する質問をされました。

そんなこんなで、毎日30人くらいの生徒さんが教室で勉強を頑張ってくれています。耳栓を装着して、本気モードで頑張ってくれている生徒たちもいましたね。みなさんの意識の高さを感じます。

いっぽうで、休憩時間には最近アニメが再開された『鬼滅の刃』の英語版コミックを読んでいる生徒さんや、知恵の輪を解く生徒さん、紹介したボードゲームをやっている生徒さん、『しっぽの声』『ペリリュー』『はたらく細胞』『リエゾン』『宇宙兄弟』などの塾にあるマンガを読んでいる生徒さんがいました。オン・オフをしっかりと切り替えることで、集中力が持続すると思いますので、この調子で頑張ってほしいです。

しっかりと頑張って、この塾でどんどん成長していってほしいです!

さて今回は、先週末に福山市立大学で開催されました、教育ネット21が主催のイベント「誠之館セミナー」のお話をしたいと思います。

うちの塾から誠之館高校は、一昨年度1名、昨年度は4名合格者を出しております。(受験した子は今のところ全員合格!)

今年度の誠之館は、今までの校長先生の異動で、新しい先生に替わり、学校の方針に何か変化があるかもしれないので、お話しを伺うのを楽しみにしておりました。

セミナー会場は福山市立大学。

キレイで良いキャンパスですね。

少し前にうちの子を連れて行った公園の向かいにあったのは知っていたのですが、キャンパス内に入ったのは今回が初めてでした。

大学では、経済学部で建築士の資格も取れるということや、地域創生を目指して「空き家再生プロジェクト」などのNPOと連携をした活動もしているという話は、志望している高校生の生徒さんたちから話を聞いたことがあります。

中庭のようなところも、学生さんたちの個人ロッカー周辺も本当にキレイ!

そして、置かれているギターケースを見て、「青春」だなと思いました。

そんな中で、誠之館の校長先生を始めとする5名の先生方が参加され、たくさんの生徒・保護者の方が集まって会がスタートしました。

最近の誠之館の塾対象説明会では、学校行事などの生徒たちの話というのは「周知の事実」という扱いで、あまり話してもらえなくなっていました。進路状況、入試問題や入試制度に関する内容ばかりで、説明会の時間自体が短くなってありがたいなと感じる反面、もっと学校行事などの活動を聞きたいのに・・・と思っていたところでした。

そのため、文化祭・体育祭・オープンスクールに参加出来ていない私にとっては、学校の様子を聞けるこのセミナーは大変ありがたかったですし、普段の我々を相手とする説明会とは違って、先生方の話口調に生徒たちに向けた「思いやり」のようなものが感じられて、大変好感が持てました!

ということで、各先生方のお話の前に、まずは以前私が書いたブログです。

以前のブログで触れた部分に関しては、今回割愛しているところもありますので、お時間があれば合わせてお読みください。

【高校紹介】福山誠之館高等学校(その④)

そして、誠之館高校の基本情報です。

広島県立福山誠之館高等学校

HP: http://www.fukuyamaseishikan-h.hiroshima-c.ed.jp/

男女: 共学

アクセス: JR福山駅よりバス、向陽循環線7番乗場 「誠之館高校前」下車(約15分)

JR福山駅から徒歩なら約20分

全県模試受験者平均偏差値: 61.7

R6卒の主な大学進学実績(過年度生含む):東京大学1、京都大学2、東北大学1、名古屋大学5、大阪大学10、神戸大学7、九州大学5、岡山大学40、広島大学17、同志社大学28、立命館大学46、関西大学29、関西学院大学41(※講演中に書きとった内容のため誤差があるかもしれません)

地域のTOP校であるだけあって、素晴らしい合格実績ですね。

ということでご登壇された3名の先生方のお話をまとめていきたいと思います。

中居校長先生:学校紹介、求める生徒像

誠之館は生徒数が多いので校舎も広い。ぜひオープンスクールで実際に学校に来て、校舎を見てほしい。校舎は本館・南館・北館の3つがある。

誠之館のモットーは「明るく 楽しく 元気よく」、学校生活・学校行事・部活動・生徒会活動などを真剣にやる。4月には部活動の公開練習をやったり、中庭で吹奏楽部とチアリーディング部が新入生歓迎パフォーマンスをやったが、真剣にやる様子や他の生徒たちが明るく見守っている様子から雰囲気の良さが伝わった。

文化祭は今までコロナもあって制限されていたが、昨年度から通常通りの文化祭を出来るようになった。生徒会が中心になって頑張っている。

9月の体育祭は熱中症の心配もあるので、一昨年度からエフピコアリーナという体育館を貸し切って行うようになった。保護者は二階席から観覧できる。応援団は有志で自分たちで考えながら工夫しながら行っている。こういった考えながら、工夫しながらやることは勉強にも活かされている。

ノルウェーの高校と姉妹校提携をしており、長期・短期の留学がおこなえる。

進路に関しては、第一志望に向けて失敗を恐れない「強い志」をもち、自分の希望する進路を実現しようと思って受験をすることが目標であり、先生たちは全力でサポートしている。進学をする生徒は中四国が多いが、北は北海道から南は沖縄まで全国の色々な大学へ進学している生徒がいる。だから、誠之館を志望する生徒さんには、「強い志」を持って入学してきてほしい。

この進路実績を実現するための大きな特徴が宿題の個別最適化。一斉に宿題を出すのではなく、生徒個々に応じた宿題をしてもらう。与えられた宿題をやらされるだけでは、力がつかないことが多い。提出点のために答えを丸写しというのは無意味で、それに時間を取られるのはもったいない。そのため、生徒が自分の強み・弱みを理解した上で、個別に課題設定をやっていくようにしている。実際に合格体験記でもこの宿題のやり方が良かったと書いてくれている生徒がいた。

高1の最初はサポートの意味で一斉の宿題を課すが、学校側から見て学習スタイルが身に着いたと思ったら一斉の課題を辞めて、「自律」してもらっている。もちろん、分からないところはどんどん先生たちに質問してほしい。こういった、「自律」スタイルが自信につながり、「明るく楽しく元気よく」学校生活が送れるようになる。

中学生の皆さんは、これからの勉強次第でまだまだ誠之館に合格する可能性はあるので、強い気持ちをもってチャレンジしてほしい。

時本先生:数学の自校作成問題について

5月のこの時期に、日曜日の朝から来てくれる皆さんは既に「高い志」を持っていると思う。ぜひ来年、一緒に勉強しましょう。

自校作成問題は、「数学の力」をつけて入学してほしいし、入学した後も高めてほしいと思って作っている。「数学の力」というのは「基本的な知識・技能」「数学的な思考力」の2つがある。「基本的な知識・技能」を持っているかを見るために、計算力が必要な問題や公式を利用する問題を出題している。「数学的な思考力」を見るために、図形と確率や図形と関数など、複数の知識をつなげて考える問題を出題している。

これら「数学の力」をつけるために大切なのは『教科書』。問や例のところだけでなく、書かれている文章を1年生の教科書からもう一度よく読み直してほしい。そして、計算をおろそかにしないでほしい。

また、誠之館の自校作成問題では記述をするところがたくさんあるが、難しい問題でも何かを頑張って書こうという「実行力・やり遂げる力」も持ってほしいと思っている。

浦田先生:英語の自校作成問題について

英語の自校作成問題は、「高校生になっても社会に出ても世界に羽ばたいても通用する英語の力につながる基礎力」をつけてほしいと思って作っている。

その「基礎力」というのは、「文章に会った単語を正しく使える単語力」、「正確な文法知識」、「場面に応じた理解・表現」の3つ。だから、誠之館はわざわざ単語の問題・文法問題を追加で出題している。

この3つの力をつけるためには、教科書の各章の最後にある「各章のまとめ」の部分をきちんと復習しておいてほしい。

一緒に勉強をしていけるのを楽しみにしています。

まとめ

このセミナーの後半は、教育ネット21の先生方による英語・数学の対策授業だったのですが、この日は午後から教室を開けると生徒さんたちに伝えていたので、そちらは見学せずに教室に戻りました。

先生方の話を聞いていると、私がブログで何度も書かせてもらっている、やらされる勉強よりもきちんと自分で選んでやる勉強が大切という話や、基礎の力が大切だから教科書を軽く見ないで欲しいという話と繋がっていると思い、学校の雰囲気の良さを感じました。

高校生にもなって勉強をしなさいと言われているようでは、成績は伸びないということですね。中学生の間に、勉強のやり方を考えて工夫をすることやたくさん勉強をして基礎力をつけておくことが、高校に入って成績を伸ばすために大切だということだと思います。

【雑談】結局のところ「基礎」が超大切

【教室内紹介】『やっぱり基礎が大事』&1/11~1/13の中3コメント返信

気になった生徒さんは、6/9日にエフピコアリーナふくやまで開催される「進学情報フェスタ」(会場は誠之館の体育祭の会場でもありますね!)や、8/23金に実施予定の「オープンスクール」や、文化祭・体育祭などで学校の雰囲気を感じてみてください。

ということで、今月はまだまだブログを投稿する予定ですので、よろしくお願いします!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です