【雑談】結局のところ「基礎」が超大切

みなさん、こんにちは!

進学塾ライトアップ、代表の西川です。

3/26日は第1回全県模試を実施します!新中1は10:00~12:05ごろまで、新中2は10:00~13:05ごろまで、新中3は14:00~18:45ごろまでです。2023年度最初の模試です。遅刻しないように!そして、自分の今持っている力を発揮できるように、しっかりと準備をしておいてください!

本日は少しライトな内容になります。

本当ならもう少し時間をかけて、外国人労働者の話や少子化の話、そして先日の中2の授業でも話しましたが、今話題のChatGPTの話などをしてみたいんです。ですが、もう少し内容を練ってからリリースするつもりです。本日言いたいことはタイトルの通りで、「基礎」が本当に大切と言うお話をしたいと思います。

先日、SNS上でこのようなコメントを目にしました。

中学校で偏差値64未満の生徒は小学校で習う基礎が出来ていないのではないか、というお話です。

こちらの意見に関して皆さんはどう思われますか?

広島県内の高校受験で偏差値64と言えば、尾道北・福山誠之館・県立広島・呉高専などの多くの進学校を含んでいます。小学校の内容も出来ていないのに、これらの県内有数の進学校に合格出来てしまうなんて、それは流石に大げさでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、私の感覚としては、これは本当です。みんな基礎が出来ていません。

ついこの間まで中3の受験指導をしていましたが、偏差値60以上を取る生徒たちだって、数学の一行問題は間違えまくるし、簡単な漢字や英単語を間違えるし、英語の長文は単語の知識とフィーリング(よくわかんないけど、なんとなくこれな気がする)で解いているところがあって、文法はけっこうボロボロ、理社では基本的な一問一答で抜け漏れがあります。入試直前であっても、ものすごく基礎の内容を質問されることもとても多かったです。

定期試験で毎回90点以上を取っていた生徒さんが、「その知識が分からないと定期テストだと60点も取れないよね?」というくらいの知識を受験直前に質問してくることなんて、当たり前にありました。そんな状態ですから、中1・中2の頃の定期試験で80点以上を取れていない生徒さんなんて、その単元の知識はほぼ白紙状態、なんにも覚えていないということだってあります。

つまり、最上位の中学生を除けば、高校受験をする生徒たちは小学校レベルの基礎の内容が頭に入っていない、もしくは丸暗記しただけの付け焼刃の知識なので、ちょっと文章が長くなったり、ひねった聞かれ方をするとお手上げ状態、ということです。

私が以前東京にいたころは、中学生だけでなく、中学受験をする小学6年生も塾に通ってくれていました。その時、中学受験をする小6の生徒さんに、高校受験の社会の問題を解かせてみたことがあります。すると、その生徒さんはなんと、100点満点で85点も取れていたんです!そして、当時通ってくれていた多くの中3の生徒たちが、それ以下の点数でした。この小6の生徒さんの志望校は、中学受験の偏差値では50程度の中学校。ものすごい私立中学校を受験するつもりだった訳ではありません。

つまり、小学校レベルの知識がしっかりとしていれば、高校受験にも十分に対応可能だということです。

と、ここまで話してきて、現在中学生の生徒たちに、今から小学生の内容まで戻れ!と言いたい訳ではありません。

ただ、中学校の教科書をもっとしっかりと活用しよう、ということが言いたいです。

以前もどこかで話しましたが、中学校の教科書の内容がしっかりと理解出来ていれば、灘や開成などの一部の超難関の私立高校を除いて、ほぼ全ての高校に合格出来ます。

理社の知識問題も、こんなの教科書に載っていないんじゃないの?と思うことも意外と載っています。

英語だって、教科書本文の文法事項を全てカンペキに説明できるようになれば、偏差値は70には到達しているでしょう。

数学の難しい問題は、さすがに教科書の問題を練習するだけで解けるようになるのは難しいでしょうが、基礎的な知識かそれを少し組み合わせただけで解ける問題は、全体の半分以上あるはずです。

だから、どうか基礎をおろそかにしないでほしい。塾の勉強で言えば、毎回の小テストをしっかりとクリアしていけば、自然と成績は上がっていきます。現にうちの塾は、中学校の範囲以上のことは全くやっていませんが、それでも模試で偏差値70を超える生徒さんたちが各学年に出る訳ですから。

そして、基礎が大事という話はもちろん、大学入試も一緒です。

【教室内紹介】『やっぱり基礎が大事』&1/11~1/13の中3コメント返信

少し前のこちらの記事でも『基礎が大切』という話をさせてもらいましたが、実際に黄色や青色に浮気せずにチャート式は白チャートだけを使って、横浜国立大学慶應義塾大学といった人気大学に合格した生徒さんもいらっしゃるそうです。(ただし、どちらも文系)

また、冒頭にご紹介したSNSの発信者の方は、ほぼ教科書だけを使って勉強して、京都大学に合格された方です。この方のコメント欄で、別の方が「私が医学部に合格出来たのも、小中学生に家庭教師をしたことで、基礎の内容をちゃんと復習できていたからだ。」とおっしゃっているコメントもありました。

ということで、ここまでの話からお分かり頂けるように、本当に基礎・基本の部分は甘く見てはダメなんです。小学校の内容なんてちゃんと理解出来ていると自信を持って答えられるような生徒さんであっても、ほとんどの人が出来ていません。同じように、「〇〇をしっかりやろう」と全体に話をしても、一発でその通りに実行してくれるのは全体でも3割いたらいい方です。

みんな基礎は出来ないけどなんとなく出来た気になり、人の話はあんまり頭に入っていないけどなんとなく話を聞いただけになっていることが多いです。

だから、私はブログでも授業でも「基礎が大事」と言い続けますし、同じ話を言い方を変えながら、少しでも聞き流されないように工夫をしながら何度も伝えていこうと思います。

ということで、新中1の超基礎の授業が無事終わりました!授業を通して、生徒さん1人1人のキャラクターも少しずつ分かってきて、終盤は楽しみながら勉強をしてくれたのではないかと、勝手に思っています。そんな新中1の生徒さんたちの授業は、先の内容に進まずにひたすら基本ばかりやったのですが、それが新中1の皆さんの結果にどのように現れるか・・・少し不安でもありますが、期待して見守りたいと思います!

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