【ニュースで知ろう】止まらないAIの進化、シンギュラリティはもうすぐ?(後編)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

テスト対策期間中です!みなさんから見せてもらった試験範囲をもとにして、対策プリントを準備したり、補習の予定を考えます。

現在、長江(中1・中2・中3)、高西(中3・中2)、日比崎(中1)、栗原(中3・中2)の試験範囲は回収済です。高西(中2・中1)、久保(中1)、日比崎(中3・中2)、向島(中2)の試験範囲を持っている生徒さんは、次回通塾時に出してください!

定期試験対策では、国語の文法をしっかりと勉強している生徒さん、都道府県とその県庁所在地を漢字に注意しながら一生懸命に覚えている生徒さん、あともう少しで提出物のワークが終わると言っている生徒さん、自分の学年よりも2つ上の級の英検に挑戦するために勉強をしている生徒さん、色々な生徒さんがいます。

日曜日も20人以上の生徒さんたちが教室を利用してくれました。前の学年の内容が試験に出されるので、昨年度配ったテスト対策プリントを頑張って解いている生徒さん、塾の宿題と定期テスト範囲のかぶっているところを頑張って解いている生徒さん、耳栓や付箋などを活用して集中して勉強をしている生徒さん、色々な生徒さんがいました。GWの最終日ですし、雨でお出かけもしづらいですからね。みなさん、集中して頑張ってくれていたと思います!

家では中々勉強に集中出来ないこともあると思います。塾には学校の教科書も一通りそろえていますし、先生もずっといるので、分からないところや気になるところも質問しやすいと思います。どんどん塾に来て下さい。お待ちしています!

では、前回のお話の続きをしていこうと思います。(前回のお話はこちら

と、その前に少しだけ寄り道を。

ベーシックインカム(Basic Income)について

前編の最後に、

今ある仕事のうちのおよそ半数が、10~20年後にはAIに奪われると言われている時代です。

と、書かせてもらいました。ここで何か疑問に思った方はいませんか?

「AIに仕事を奪われてしまった人はどうやって生活していくの??」

AIに仕事を奪われてしまったら、その人はお給料がもらえなくなります。私たちが生活していくためには食費・電気代・水道代・交通費・スマホ代・・・などなど色々なお金がかかるのに、仕事がなければ生きていけません。

AIがどんどん仕事を奪っていくと、どうなってしまうのでしょう??

そこで言われているのが、ベーシックインカムという制度です。

ベーシックインカムは、ひとりひとりに、国から無条件で配当されるお金のことです。

(中略)

1. 定期的な現金給付

支給単位は、毎月という場合が多いですが、規則的・安定的に配当されます(現在想定されている金額は、月ひとりあたり8万~15万円程度)。コロナ禍で実施された10万円給付金のような一回限りというものではありません。また、クーポン券や商品券でもなく、あくまでも現金です。

2. 個人単位

生活保護制度のような「世帯単位」ではありません。

3. 無条件

生活保護制度にあるような「資産調査」(資力調査、ミーンズテスト)や働くことができるかどうか(ワークテスト)などの条件は必要ありません。福祉制度は、福祉給付を受けられるかどうかの選別的判断を行政がおこないますが、ベーシックインカムではそういうことはまったくなく、「どこでも・だれでも・いつでも」という普遍的な制度です。

https://www.asahi.com/sdgs/article/14572473 より引用

AIが仕事を奪ってしまうのならば、仕事を奪われた人が無理をしてやりたくない仕事をやらなくても生活できるように、毎月、国から8~15万円のお金を配りましょう、という制度です。

「仕事をやらなくても毎月お金がもらえるなら、だらけてしまってダメ人間が増えるんじゃないの?」

「そもそも国民全員にお金を配るって、そのお金はどこから持って来るの?また税金上がっちゃうの?」

初めて聞いたときは、私はこんな風に考えて、出来る訳がないと思いました。

ですが、アメリカ・カナダ・オランダ・フィンランド・ナミビアなど色々な国で、ベーシックインカム導入に向けた様々な社会実験が行われているようです。また、私が今挙げたような疑問は、リンク先の記事を見てもらえれば、「日本ベーシックインカム学会」(そんな名前の学会があるんですね!)の副理事長の方が、この疑問に答えてくれています。

確かに、AIを使えば人間の従業員に支払う給料はカットできるし、人間のようにミスをする可能性はかなり低いはず。そして、都会とは違って、地方はどんどん人口が減少していますから、そもそも働いてくれる人を募集しても集まらないことだってあるはずです。解決策としてAIを使うのは自然な流れです。

しかし、働いている人が少なくなれば、何かを買うお金を持っている人も少なくなる訳ですから、たくさんの企業でAIが導入され、働く人の数が少なくなってしまえば、お金を払って商品を買ってくれる人がいなくなり、結局企業は売り上げを伸ばすことが出来ません。だから、ベーシックインカムは、AIに仕事を奪われてしまう人も、商品を買ってくれる人がいなくなってつぶれてしまう企業も、どちらも救うことが出来る手段になる可能性がありそうです。

みなさんもぜひ「ベーシックインカム」について、調べてみてください!

そもそもChat GPTって何?

では、本筋に戻りましょう!

皆さんはChat GPT(チャット・ジーピーティー)について、どのくらいご存知でしょうか?

西川先生が困ったときに頼るのは・・・そう、あのYouTuberです笑

※ここに貼った動画だけで1時間は超えてしまうので、興味がある方は時間のあるときにぜひご覧になってください。(YouTubeのおススメ動画が、望んでもいないのに中田さんの動画ばかりになったらごめんなさい。)

ということでこの動画を見れば、Chat GPTについて大体のことが分かるので、今回の記事はここまで!

・・・・とはなりません笑

中田さんよりも私の方が全然大したことないのですが、それでも良ければもう少しだけお付き合いください。

Chat GPTはOpen AIという会社が作ったAIで、Apple製品に搭載されているSiri(シリ)や、AmazonのAlexa(アレクサ)などの進化版だと思ってもらえれば良いと思います。

ただし、既存のチャットAIや会話AIと比べて、「コミュニケーション能力」がずば抜けて高いことが特徴のようです。

その証拠に、中田さんの動画でも説明されていましたが、世界有数の企業であるGoogle社がコード「red」、このままだと会社の存続に関わる恐れがあると認定したくらいですからね。

みなさんは、最近やたらとGoogleの広告を目にするようになったと思いませんか? テレビのコマーシャルでもそうですし、YouTubeを見ているときに流れる広告も同様です。そう思えたなら、それこそがGoogleの危機感の証です。このままだと、みんながChat GPTを使うようになって、Googleで検索をする(いわゆる「ググる」)という行為がされなくなってしまう。そうなると、Googleで検索した画面の横や端のほうに表示される、他の企業の「広告」の宣伝効果が小さくなってしまい、Googleがつぶれかねない訳です。

みなさんがGoogleを利用して無料で好きなことを検索できるのも、YouTubeを利用して誰かが作った動画を無料で観られるのも、SNSを利用して好きなことをつぶやいたり出来るのも、画面のどこかに他の企業の「広告」があるおかげなんです。たくさん見られるサイトや動画に「広告」をくっつけて、その「広告」を出した企業に「広告料」を払ってもらうことで、GoogleやYouTubeやTwitterなどの企業は収益を得ています。

つまり、Googleで検索する人が減れば、高いお金を支払って広告を出している企業は、効果がうすくなったと感じて、広告を出すことを辞めようかと考え始めます。そして、実際に広告を出すことを辞めてしまえば、Googleは「広告収入」を得られなくなってしまいます。だからこそ、Google社は今、バンバンCMを出して、「Googleを使えばこんなことも出来ますよ!」とアピールをして、利用者が減らないようにしているんですよね。

そして、Google社もチャット型AIのBard(バード、※鳥はbird)を発表し、既に英語版は4月にリリースされています。Bardの日本語版が出されたら、Chat GPTと比べてみて、どちらが使いやすいのかを検証してみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに、Chat GPTは無料で使うことが出来ますが、進化版のGPT-4というものもあり、そちらは有料です。

GPT-4って何??という方のために、こちらの動画も貼っておきます。

いずれにせよ、うまく使いこなすことが出来れば、何かを調べたり、勉強したりするときにものすごく役立ちそうな気がします。

「何となくすごそうなのは分かったけど、Chat GPTって実際にどうやったら使えるのかよくわかりません・・・西川先生と同じかそれ以上に機械に弱いので・・・」という方。

安心してください!そういう方のために(?)、今から使い方と、使ってみた感想を書いてみたいと思います!

実際に使ってみた!

ということで、さっそくこのChat GPTで遊んでみました。

まずは、Open AI のサイトから登録をする必要があるのですが、登録は簡単に出来ました。

まずはOpen AI のホームページに行きます。

トップ画面から下に少しスクロールしたところに、

このような画面が出てきます。この真ん中にある「Try ChatGPT」をクリックし、アカウントを作ってログインすれば準備は完了です。

パソコンで開くとこのような画面になります。あとは、下の「Send a message」の欄に書きこんでチャットをしていけば、どんどん会話が進んでいきます。もちろん日本語で大丈夫!

実際にいくつか試してみました。

数学の計算だって出来ますし、そこからさらに追加で質問をすることも可能です。

「赤ちゃんのあやし方」について質問をしても、ちゃんと答えが返ってきます。そこからさらに「おススメは?」なんて聞いてみると、実際にいくつか例を挙げて教えてくれます。ただし、「おススメのお店は?」といった感じで、具体的なお店の名前や会社名を挙げてもらおうとすると、断られますので注意してください。

また、「〇〇という作品について読書感想文を書いてみて。」「もっと中学生が書くような文体で」「具体的な例を挙げながら書き直してみて」などとお願いをすると、そのような文章を書いてくれます。出された回答が気に入らなければ、「もっと〇〇にして」とお願いをしていけば、次から次へと書き直してくれます。

これは・・・中学校の作文に関して、Chat GPTをコピペして書く事例が乱発しそうですね。中学校の先生は見抜くのが大変そう。

さらに、Chat GPTを使用する際の注意点もわかりました。それは「固有名詞に弱い」「正しくない情報が紛れている」ということです。

例えば、こちらの回答にある、志賀直哉の『城の崎にて』のあらすじについて、それらしいことが書かれていますが、実際の内容は全く違います。篠原と光子って誰だよ。笑

恋愛なんてテーマは全くないし、そもそも作中で主人公の名前は明かされていません。交通事故の療養先の城崎温泉で、動物たちの死を目の当たりにした主人公が、生きることについて深く考えるお話のはずです。

このように、何の知識もない状態で安直に1から全部をChat GPTに教えてもらおうとすると、会話がかみ合わない上に、間違った情報をそれっぽく教えられるという危険性があります。だから、学校に提出をする課題などで使用したい場合は、(そもそも学校から禁止されるかもしれませんが、)再度自分でもう一度ネットで調べることが必要なのではないかと思います。

ただ、実際に使ってみて本当にすごいなと感心しました。

質問を打ち込めば一瞬のうちに詳しい回答が返ってきます。

まるで、画面の向こうに専門家がいて、その人と本当にチャットをしているかのような気持ちになり、楽しい言葉のキャッチボールが出来ます。

ただし、先ほども挙げたように、ちょっとした調べものには気軽に使えばいいと思いますが、実際にこれを使って何か課題をやる場合には、情報が本当に正しいのかどうか、改めて調べたり、周りの人に質問をしたりするように、慎重に使っていきましょう。

また、少し調べてみましたが、AIをもっと効果的に使うためには、「ゴールシークプロンプト」と呼ばれているものを利用すると良いそうです。とある文章を打ち込むと、AIからどんどんこちらに質問をして、こちらの答えに沿って改善の提案をしてくれ、更に気になったことを新たに質問してくれます。つまり、AIと二人三脚で(ただしほとんどAIが調べてくれる)、一緒に素晴らしい内容の文章を作り上げているような感覚になれます。

まとめ

ということで、長々とあまり詳しくないパソコン関係の話をダラダラと続けてしまいました。

私たちの身近な生活の中にAIがどんどん入り込んでいて、それによって、世の中が大きく変わっていきそうな予感がします。近い将来の私たちの生活が、AIの進歩によってどうなっていくのか・・・それは色々な方が考察をされていますので、ぜひ皆さんで調べてみてください。

AIの進歩があまりにも早すぎるので、IT関連企業の900名以上がAIの開発を6か月間停止しようと署名活動をした話、なんていうのもありました。

大学の卒業論文を書く際にAIが利用されたという話もありました。大学の卒業論文でさえ対応出来る訳ですから、中学生が書く作文なんて、簡単に利用出来てしまいますよね。それを「不正」とみなすなら、もしかしたら作文課題は家で書かせるのではなく、学校や指定の会場に行って、制限時間内にその場で書かされるようになるかもしれません。

今後、政治に関係することは政治家に任せるのではなく、AIに任せてしまえ!とおっしゃっているメガネのフレームが左右で違う人もいますよね?

このような新しい技術を何歳くらいから子供に与えればいいのか、という話で、お子さん4人を東大医学部に入れた〇〇ママと、脳科学者の〇木先生が激論を交わした話も聞いたことがあります。

今世の中で一番ホットな話題だと思いますので、ぜひ色々と調べて考えてみてほしいです。(もちろん、定期試験に影響のない程度に。)

使える技術は上手く活用しつつ、みんなで新しい世界に行きましょう!

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