【教室内紹介】ネイティブに質問する感覚でChat GPTを

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

向島中の生徒さんはテストお疲れ様!長江中のみなさんはあと1日、理系科目を頑張りましょう!栗原の生徒さんはあと1週間!

さて、バタバタしていたテスト対策ですが、生徒さんからの質問に関しては、ちょこちょことChat GPTのお世話になっています。今までのテスト対策の時期も、Chat GPTに質問をすることがあったのですが、それは基本的に社会の歴史に関してでした。私が知識不足なところもあったので、とても勉強になりました。

今回は、英語に関する質問をいくつかChat GPTにしてみまして、なかなか使い勝手が良かったので、生徒のみなさん、特に高校生の皆さんは、実際に自分で質問をしてみるのも良いのではないかと思ってこの記事を書いています。参考になればぜひ実践してみてください!

「先生、〇〇と△△って何が違うんですか?」

英語に関しては、よくされる質問の一種です。このタイプの質問に関して、今までだったら、「こんな風に使い分けるよ~」と話すときもありますし、「ほぼ同じだから気にしなくていいよ~」と、回答していたものもありました。ただ、この「ほぼ同じ」っていう回答って、個人的にはちょっと卑怯な答え方だなと自覚をしています。

もしも、この質問をしてくれた生徒さんが、勉強が苦手な生徒さんで、英文を作ることもおぼつかないようであれば、わざわざ細かいところまで教えてしまって、かえって混乱させてしまうよりは、「ほぼ同じ」って言いきってしまう方が、頭の中が整理されて良いと思います。

ですが、英文をある程度正確に書けるような、英検準2級レベル以上の生徒さん、あるいはその素養が十分にある生徒さんであれば、もう一歩踏み込んで教えてあげたい気持ちがあります。

だって、意味が同じであるなら、わざわざ2通りの表し方があるって変だと思いませんか? 日本語で考えてみても、「青」「碧」「蒼」「藍」は全て「アオ」と読みますが、そこには微妙な色の違いがあるはずです。「左に曲がる」と「左折する」という風に2通りの言い方がある時点で、意味はほぼ同じだったとしても、私たちはこの2つの言葉を場面によって使い分けているはずです。

普通の人なら「そんなん、どうでもいい」と考えるかもしれませんが、そこまで突っ込んで、「知りたい!」と来てくれる生徒さんが実際にいるんです。だから、教える側としてはその知的好奇心に、なんとか応えてあげたいと思っています。

今回は中3の生徒さんに「untilとup untilってどちらも『~まで』って意味ですけど、どう使い分けるんですか?」という質問をもらい、すぐに英和辞典を引いて調べました。

「up until はup toと書き換えることも出来て、期間だけじゃなくて数量についても表せるみたいだね~。」

などと話していたのですが、少し気になってChat GPTにも質問をしてみました。

“until”と”up until”の意味は同じで、しばしば書き換え可能ですが、使い方にわずかな違いがあります。

1.until

・”until”は何かが止まったり終わったりする時点を指し示す前置詞、接続詞です。

・期間の終わりを特定するために使われます。

・よく否定文や疑問文で使われます。

例)私は午後5時まで働くつもりです。(あなたは午後5時に仕事を辞めるつもりだということを意味します。)

2.up until

・”up until”は”until”と同じ意味を伝えてくれる単語ですが、しばしば、ある時点までの継続的あるいは進行中の行動や状態を暗示しています。

・一般的に、ある特定の瞬間までの行動や状態の継続性を強調するために使われます。

例)私は午後5時まで働きづめでした。(この文はあなたが午後5時までずっと働いていたことを強調しています。)

実際、これら2つの用語は書き換えをして全く問題ありません。しかし、もしもあなたが特定の時間までの動作の継続性を強調したいのであれば、”up until”の方がほんの少しだけ優れていると言えます。

分かりやすくするために、単語の意味を無視して意訳した部分もありますが、ざっとこんな意味でしょうか。

結果として、「ほぼ同じ意味」という回答だったのですが、それでも実際に、よく似た例文を付けて、それぞれの違いについて説明をしてもらえると、より理解が深まるような気がしますね。

また、少し前の英文の添削のときには、生徒さんが提出してくれた文章で、気になったものをChat GPTに質問することもありました。

「この文章って文法的に正しくて自然な文章ですか?正しくなければ、正しいものを教えて下さい。」

こんなことを聞くことも出来ました。準否定「少ししか~ない」という意味のfewと、too … to ~構文(…すぎて~できない)を組み合わせた文章を私があまり見たことがなかったので、大丈夫だとは思いつつも、この言い方は不自然ではないかと気になって質問をしてみました。

これは単なる私の気のせいかもしれませんが、Chat GPTはアメリカの会社Open AIが作ったAIですから、日本語で質問をするよりも、オリジナル(?)である英語で質問をしてあげる方が、回答の質が上がる気がするんですよね。笑 しかも、英語に関する質問であれば、チャット画面の向こう側に本物のネイティブスピーカーがいて、その人に質問をしているような感覚で質問が出来て、ちょっと楽しかったです。

英語の質問をするというのは、難しく感じるかもしれませんので、何かしたい質問があれば「先生、こんなことを聞くにはなんて英語を書けばいいですか?」と先生に聞いてもらうか、お家の人が英語が得意であれば、手伝ってもらうのも良いと思います。

ぜひ、みなさんも勉強だと思わずにAIとの英語チャットを楽しみましょう!

この記事を読んで、Chat GPTを使ってみたいけど登録の仕方がわからない・・・という方は、

【ニュースで知ろう】止まらないAIの進化、シンギュラリティはもうすぐ?(後編)

以前、私が書いたブログの後半部分(それなりに長いので、結構スクロール必要があるかもしれません・・・)で、登録方法を紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。

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