【教室内紹介】塾に通うことが『作業』になったら無意味

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

4/16日、4/17月はお休みです。ご注意ください!

さて、タイトルの通り、たまにあるお説教臭いお話をしていく回なのですが、その前に・・・。

新中3の生徒さんで、中2の内申点ALL5の生徒さんが3名出ました!!素晴らしい!本当におめでとうございます!!!

この3人は普段の授業・宿題から、テスト前の勉強まで、ものすごーく頑張ってくれている3名なのですが、勉強だけでなく実技教科もしっかりと頑張ってくれているというのがすごく嬉しいですね。部活や生徒会活動や、その他課外活動をしっかりと頑張り、充実した中学校生活を送ってきてくれたということで、うちの塾が少しでもそのお手伝いを出来ているなら本当に光栄なことです。

中学校生活も残すところあと1年!引き続き3年生も一緒に頑張っていきましょう!

新中1の皆さんは新たな中学校生活に向けて目標を立てよう!

新年度の塾が始まって1週間が経ちました。新中1の皆さんは先週の金曜日が入学式でしたね。一緒に学校に通うメンバーは小6の頃と大きく変わらないかもしれません。ですがそれでも、私立や国公立、学区外など他の学校に行ってしまった友達や、逆に別の小学校から新しく入ってくる未来の友達もいると思います。新しい制服を着て、新しい先生、新しい教室で過ごす中学校生活の始まりです。

この中学校生活3年間を実りの多いものにしていきましょう!中学校生活を通して皆さんは15歳になったときにどんな人間になりたいのか、ぜひお家で話し合ってみてください!

宿題未提出、小テスト不合格を追いかけるのをやめます

塾も5年目を迎えます。有難いことに新中1の生徒さんも10名以上ご入塾いただき、引き続き生徒数は40名以上で新年度がスタートしました。現在、尾道市内の中学校は高西中は各学年4クラス、栗原・日比崎が各学年3クラス、長江や向島が2クラス、他の中学校は1学年1クラスのところがほとんどです。数年度には長江中と久保中が統合され、新たな小中一貫校が出来るということで、これからもどんどん地域からは子供たちが減っていきます。

そんな少子化の中で、これだけたくさんの生徒さんたちに通って頂けるのはありがたいことです。今年卒業した生徒さんの保護者の方からは、「3年後にこの子の妹も、ライトアップに入れさせてください。今から予約しておきます!」とおっしゃっていただき、本当に嬉しかったです。

新年度になるにあたって、少し変えたことがあります。それは「宿題未提出、小テスト不合格者の再テストをそこまで細かく追わなくなった」ということです。昨年度までは何月何日の小テストを誰が不合格で誰が再テストを受けていなくて、宿題はだれが未提出で誰が提出していて、というのをメールで報告していましたが、もうやめました。

やめてしまった一番の理由は、1年以上この報告をしても、「きちんとやってくれる子はやってくれるし、やってくれない子はいつまで経っても改善してくれない」ということがよくわかり、それをする時間がもったいないと感じたからです。

ただし、この「時間がもったいない」というのは、言葉以上の意味はありません。

言葉以上の意味に受け取られる方も、中にはいらっしゃるかと思いますが、「だからやらない生徒たちを無視する」とか、「即刻退塾させる」とか、そういう子供っぽい嫌がらせや、責任の放棄をするという意味ではありません。お月謝を頂いている以上、引き続きどうやったらこの子たちの学力を上げられるかは考え続けるつもりですし、入塾をしていただいた以上は途中で出ていけとこちらから言うつもりはありません。そうではなく、もっと意味のあるようにやり方を変えるという意味ですので、詳しく説明させてください。

実はこの報告は、ものすごく精神的に負担が大きかったです。

私は全学年の授業を1人で担当しているため3時間、4時間と授業をしてしますが、授業が終わった後は毎日精神的に、時には体力的に疲れています。そこから、生徒が出していった小テストをチェックしたり、宿題を提出しているかを確認したり、遅れて宿題を出した子がいないかを確認したりしています。全員提出で何も問題が無ければ良いのですが、提出した宿題に名前が書かれていなければ、字の様子や宿題の提出状況から誰なのかを特定しなければなりません。宿題のページや問題を飛ばしてやっている子や、明らかに答えを写している子もいますが、それは「塾の宿題はしっかりとやらないと意味がない」と何度も話している私の話を無視したということなので、非常に腹が立ちます。宿題を期限通りに提出しないことよりも、皆さんのためを思ってした話が雑に聞き流されていることに不快感を感じます。

さらに小テストも同じです。授業の際にやる小テストは一発合格しなければ意味がありません。本来であれば、授業中にやった小テストの問題を入れかえたものを作ってあげるべきなのでしょうが、基本的には授業中にやったテストを追加でコピーして、それをやってもらっています。そうすると、答えを覚えて雑に小テストをやる子たちがいるんですよね。

例えば、この写真の2枚の小テストは、授業中にやったテストで不合格だった生徒さんが再テストで解いたものです。

左の子はきちんと途中式を書いてくれていて、小テストでは出来なかったけれど、きちんと確認をしてくれたことが分かります。では右の子はどうでしょうか? もう少し簡単な問題なら、「暗算で解けた」と言われても納得できることはありますが、①や②が暗算で解けるのなら、きっと私よりも数学が出来る子のはずです。

「小テストはきちんと受けないと意味がないよ」という話を全体にした次の授業でこの結果です。要するに、この子は少なくとも私の話はまともに聞く気がないんですよ。ここで言う「聞く気」というのは、聞く態度や姿勢のことではなく、「言われたことを自分に対して言われていることだと思い、『言われたからには次までにちゃんと直そう』と、当事者意識を持って行動する」という意味です。

じゃあこの子だけ特別に「聞く気」がないのか、この子だけ授業を受ける態度が悪いのかと言われれば、そんなことはありません。どの生徒さんにだって、教科や時期によってはそんなことはあるのが普通で、そんなことを感じさせないのはごく限られた生徒さんだけです。

当事者意識を持って行動するなんて、大人であっても、頭では理解出来ているつもりでも、なかなか行動に移すところまでは出来ていないことはあるのではないでしょうか? (偉そうに説教臭いことを言っている私だって、出来ていないことはけっこうあります。)

個々の生徒さんの能力の違いもあるので、一概に言い切れないところもあるのですが、「偏差値60」に達する生徒さんと、そうでない生徒さんの違いはこのあたりにあるように思っています。

【雑談】結局のところ「基礎」が超大切

先日のブログでも書きましたが、「ちゃんと話を聞けて、それをきちんと実行できる」生徒さんは、それだけで偏差値は65を超えます。表面上はきちんとやっているように見えても、宿題を写したり、テキトーに丸つけをしたり、学校や塾の授業をその場できちんと理解しようとしなかったり、宿題をやるときに授業で習ったことを確認せずにやったり、自分流のやり方にこだわってこちらのアドバイスを無視したり、定期テスト前にテスト勉強を頑張らなかったり、そういった何かが抜けている生徒さんは、学力アップに苦労します。

今までは、それを普段の小テストや、宿題管理でなんとか改善しようとしてきましたが、出来ませんでした。先ほど述べた通り、時間に見合った正解が出たとは言い難い結果でした。昨年度以前なら、通ってくれている生徒たちのことだけを考えて、夜中の3時4時まで残って、もっともっと時間をかけて、ひたすら宿題チェックをやることも可能でしたが、今は我が家にもう一人元気な泣き虫がいますから、いつまでも効果の出ないやり方を続けているほど、私も暇ではなくなってしまいました。

だから、もっと効率の良いやり方にしていきます。

ということで宿題チェック、小テストチェックはこれまで通り行っていきますが、やらない子は追いかけません。やらせた方が良いとご家庭が判断されたのなら、ぜひ子どもの宿題や小テストを確認してやらせきってください。

新たな解決策は『テスト前の強制呼び出し』

小テスト不合格が続く子や、宿題の手を抜く子はテスト直前になってもあまり塾に来ない子が多いです。

ですから、出来ていない子に関しては、いつまでも未提出の宿題を追いかけたり、答え丸写しの無意味な提出物を受け取ったり、テキトーにやった小テストを吊るし上げるよりは、試験前に来いと伝えて、来てもらうことにします。

これに関しては、「自分で考えて勉強をする」ことそ推奨している私のポリシーには少し反します・・・が、月謝を頂きながらいつまでも結果を出させてあげられないのは、月謝を払っていただいている保護者の方に申し訳ないので、強制したいと思っています。テスト前にテスト範囲を確認してあげることで点数アップにつながり、それが勉強をしたい気持ちにつながることもあるでしょう。私に話しかけづらかったり、分からないところも聴きにくかったりするのも、こうやってテスト前に話す機会が増えることで、今後もっと気軽に私に質問をしやすくなると思っています。

まだまだ新年度が始まったばかりで、実際はどのようになるか分かりませんが、今年度は既にやる気のある生徒さんの力を引き出すだけでなく、勉強に対してあまり前向きになれない生徒さんをしっかりと勉強が出来るところの土俵にまで引き上げたいと思っています。

色々と試行錯誤ばかりしていますが、それだけ真剣に生徒さんたちの成績アップを考えています。厳しい話をした部分もあったかもしれませんが、ぜひぜひ頑張ってついてきてくださいね!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です