【雑談】劇場版『BLUE GIANT』最高!!

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

4/5水、4/6木はお休みで4/7金から通常授業再開です。新年度も頑張りましょう!

新中3の皆さんは週3の授業お疲れ様でした!英数国は週2回授業があるので、宿題の進め方についてきちんと計画を立てていかないといけません。慣れていきましょう!

新中2の皆さんは時間帯が中1の頃に比べて遅くなりました。中には授業中に少し眠そうにしている生徒さんもいました。こちらも、授業を集中して受けられるように、リズムを整えていってください!

新中1の皆さんも、いよいよ中学校の内容の授業が始まりました。今、塾で勉強している内容は、みなさんの5月の定期テストに直結していますので、宿題・小テストもしっかりと準備をして、ガンバって授業を受けてください!

4/3, 4の補習も無事に終わりました。私はというと、どちらも6時間以上は授業をしていました。みなさん忙しいようで、今年度も補習をする機会は多くなりそうですが、頑張ります!

さて、少し前の受験期の中3コメントの中で、「頑張った自分へのご褒美」について少しだけ話しました。自分の中で目標を達成したときは、ご褒美に何かしてあげようねというものでしたが、受験が終わったみなさんは、もう自分へのご褒美は与え終えて、しっかりと高校1年生に向けた準備が進んでいるでしょうか?

私も先日、受験が無事に終わった記念に、映画『BLUE GIANT』を観てきました!(公式HPはこちら

2月中旬に公開された漫画原作のアニメ映画ですが、大好評のため4/5現在、まだ神辺・倉敷・岡山の映画館で観られます!

公式ホームページにも、DREAMS COME TRUEの吉田美和さんや名探偵コナン原作者の青山剛昌さん、車いすテニスの国枝慎吾さんや歌舞伎俳優の中村勘九郎さんなど、音楽業界や漫画業界だけではなく、そうそうたる方々が大絶賛しているコメントが掲載されています。

ということで、何度かこの作品については、触れているのですが、こりずに今回もこちらの映画を猛PUSHします!

『BLUE GIANT』ってどんな話?

まずは映画の公式HPのあらすじを引用したいと思います。

「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。

雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。

卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。

「組もう。」

大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は”JASS”を結成する。

楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。

トリオの目標は、日本最高のジャズクラブ「So Blue」に出演し、日本のジャズシーンを変えること。無謀と思われる目標に、必死に挑みながら成長していく”JASS”は、次第に注目を集めるようになる。「So Blue」でのライブ出演にも可能性が見え始め、目まぐるしい躍進がこのまま続いていくかに思えたが、ある思いもよらない出来事が起こり……

情熱の限りを音楽に注いだ青春。その果てに見える景色とは――

公式HP(https://bluegiant-movie.jp/story.html)より

ということで、ジャズを全力で頑張る若者を題材にしたお話です。

中3のバスケ部の引退試合の後、「身長が足りないから俺はダンクシュートは打てなかった・・・」と落ち込む主人公の大が、ちょっと大人びた同級生の友達に連れていかれたのが、ジャズのクラブ。そこで初めて聞いたジャズ音楽に衝撃を受けます。

そこから、18歳になって就職したばかりの兄からサックスを買ってもらって、ひたすら河原で、来る日も来る日も、雨の日も雪の日も練習し続けた青年。それがこの映画の主人公である宮本大くんです。

彼の地元、仙台での練習風景や、大のために51万円のサックスを「36回払い」で買ってくれた18歳のお兄さんの話、サックスの師匠との出会いの話、高校の文化祭で音楽の先生とセッションした話、クラブハウスでの挫折とそこからの「反撃」の話、そして淡い恋のお話・・・そんな仙台でのお話も、漫画で読んでいてとても面白かったのですが、今回の映画ではほぼ丸々カットされています。気になる人は、ぜひ教室にある原作を読みましょう!

今回の映画の中心となる舞台は、ストーリーにもある通り東京です。練習に練習を重ね、周りを感動させる演奏が出来るようになり、ジャズクラブに通う耳の肥えたお客さんたちもうならせるような演奏が出来るようになった大くんが、さらなる高みを目指して、仙台から東京へ上京してきてからのお話です。

ちなみに、原作の『BLUE GIANT』は全10巻で、今回はその中の4~10巻のエピソードを2時間の映画にギュっと詰め込んだ作品になっています。原作には映画のさらに続きがあり、ヨーロッパを舞台にした『BLUE GIANT SUPREME』(全11巻)、アメリカを舞台にした『BLUE GIANT EXPLORER』(現在8巻まで発売中)と、今現在も連載中で、これまでの累計発行部数は1000万部を突破しています。演奏シーンの描写が素晴らしい漫画で、「音楽が聞こえる漫画」とまで言われています。

うちの塾は、およそ3年ほど前から自習用教室では小さな音でジャズを流しています。周りの雑音が少しでも紛れれば・・・。長時間勉強して、お腹の虫が鳴ってしまう生徒さんに、長時間勉強することが気まずくなってほしくない・・・。とはいえ、勉強している生徒さんを邪魔しないように、日本語の歌詞がないものをかけたい・・・。そんな思いから、生徒たちが教室で勉強しているときに、何か音楽をかけようと思っていました。・・・が、それがどうしてジャズになったのかと言われたら、間違いなくこのBLUE GIANTの影響です。

どうして私がそこまで入れ込んでしまったのかというと、このBLUE GIANTという作品は、「目標に向かって努力をする人をとことん応援してくれる漫画」だからです。主人公の大や一緒にバンドを組むピアニストの雪祈やドラマ―の玉田が、ひたむきに努力をする姿を見ていると、「自分も十分に頑張った気になっていたけれど、まだまだ自分も頑張らないとな!」という気持ちになりますし、「努力をすることってこんなにも感動的なことなんだ・・・」と感じます。「頑張っていれば、きっと誰かが見ていて応援してくれている」、そんな気持ちにもなって、励まされます。そして、音楽ではなくても、今目の前にあることにとことん全力で向き合いたくなる気を起こさせてくれます。それくらいエネルギーに満ち溢れた作品です。

迫力のある演奏をぜひ映画館で!

ということで、この作品にはものすごく期待していました。

2/17が上映開始日でしたが、まだ中3の受験が終わっておらず、映画館に行ける状態ではありませんでした。それでも、実際に行った人たちの色々な感想をSNSやYouTubeなどで見ていました。どの感想も、漫画の内容をコンパクトにまとめたストーリーが素晴らしい、山田裕貴さんたちの演技が素晴らしい、音楽が最高で絶対に劇場で観た方がいい、2月にして早くも今年最高の映画だ、などと良いコメントばかりでした。

そんな意見を多数見ている中で、どんどん期待が膨らんでいき、受験が終わってから映画館に行ける機会をうかがっておりました。

実際行ってみると・・・、ただただ最高でしたね。

私は音楽には全然詳しくないのですが、劇中のジャズの演奏には感動しましたし、ライブシーンの演出も素晴らしかったです。

それもそのはず、この3人のサックス・ピアノ・ドラムの「楽器担当」の方たちは、日本、そして世界を代表するものすごい人たちだったんです!

その中でもものすごいのが、ピアニストの沢辺雪祈の演奏を担当する上原ひろみさんです。彼女は音楽界で最高の賞である「グラミー賞」を受賞し、アメリカの本場のジャズクラブ「BLUE NOTE」という舞台に何年も出続けている、まさに日本ジャズ界のレジェンドで、そんなものすごい方が、劇中の音楽の作曲・演奏を担当されています。

実際の上原さんの演奏を見つけましたが、とにかくすごい・・・。この演奏は、楽譜が決まっている訳ではなくて(決まっていてもすごいですが)、即興で弾いているものなんですよね。

※途中からドラムのおじさん(有名な方なんでしょうが・・・分からないのですいません!)が、かなり長めにクセの強い演奏をしていますが、そこに上手く滑り込んでいく上原さんも素敵です。

指の動きが異次元で、同じ人間のものとは思えなかったです・・・この方が作ったものすごい音楽が、映画館で大音量で聴けて良かったです。

そして、ストーリーも感動的で、後半はずーっと泣いていたような気がします。

原作を読んでいた私にとっては、原作のストーリーとは違うラストになっていて、嬉しいサプライズもありました。

もう感動しすぎて・・・

そりゃ、作品のパンフレットも買ってしまいます。

レコードと同じサイズで、ホンモノのレコードのようなイラストが描かれているのもものすごくオシャレ。主人公たちの声を演じた俳優さんたちへのインタビューの内容や、原作者の先生からのコメントも載っていて、すごく読み応えのあるパンフレットでした!

それに・・・

劇中で演奏された曲の入ったサウンドトラックと、ピアニスト沢辺雪祈を主人公にしたスピンオフ小説まで買ってしまいましたよね・・・。スピンオフ小説はまだ読み始めたばかりですが、あのストイックな雪祈が、どういう人生を送って生まれていったのか。それを知っておくことで、さらに作品に対する愛情が深まるような気がしています。

ということで、私は何食わぬ顔でいつも通りに授業をしているように見せていますが、まだしばらくはこのBLUE GIANTの余韻に浸っていると思います。DVDやブルーレイが発売されたら買ってしまうのかな・・・笑

ということで、教室で頑張って勉強をしてる皆さんにも、ぜひ読んでさらに自分の心に火をつけてほしいなと思っています。劇場は尾道からだと少し遠いですが、行けるならぜひ劇場に行ってみてほしいです!

ということで、少しでもファンが増えることを期待しています!

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