【学校紹介】福山市立福山高等学校(その②)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

7/2日も教室は10時から開いています。長江中のみなさんはラストスパート!他の学校のみなさんも、来週から再開される集団授業に備えて宿題をやりに来たり、模試や定期テストの見直し解き直しをしたり、よろしければ塾をお使いください!

この1週間はそれなりにバタバタしておりました。

テスト対策中なので、もうそれだけでバタバタ。

さらに、教材会社の方から今後使う教材に関する提案をしていただいたり、福山市内の別の塾の先生方にわざわざ尾道まで来ていただいてお話を伺ったり、学校見学に刺激されて教室のとある備品を購入することを決めたり、学校説明会に参加したり・・・

そしてここに来て、家族の体調不良。 原因はおそらく、冷房。 私が暑がりで夜中に冷房をかけて寝ているのが原因でしょう・・・。そのせいで、私以外の家族2人がとばっちりをうけて、夏風邪をひいてしまったようです。

うちの子は普段はめちゃくちゃ元気で、手足を振り回しながら暴れているのですが、熱が38℃以上出ているときは、少しだけ元気(病気になっても元気は元気なんです笑)で、時折ぼーっとしているような状態でした。今はほぼ快復したので、再び暴れまわっていますが、病気の間は少し大人しくなったため、よりいっそう可愛さが引き立っていましたね。(親バカ)

赤ちゃんがかかりやすい病気と、その対処法について書かれた本を事前に買っていたため、それを見た上で病院へ行きました。大きな病気ではなさそうだと分かっていたおかげで、慌てて救急車を呼ぶとか我が子の名前を泣き叫ぶとか、そんなことはせずに済みました。きちんと情報を集めることって大切ですね。

そして、子どもの病気が落ち着いてきたタイミングで、今度はうちの奥様が高熱を出してしまいました。普段手伝ってもらっている塾の事務作業が滞ったために、これもバタバタの大きな原因の一つに。そして、私が何かに感染して生徒さんたちにうつさないようにということで、自宅でセルフ隔離状態になりました。少し寂しかったです。

過去ブログも参考にしてください!

さて、そんな中で3年ぶりにあの学校へ行って参りました! 

前回説明会に伺ってから、うちの塾は移転もありましたし、コロナ禍もありました。その結果、日程が合わず、なかなか説明会に伺えていませんでしたが、今年度はようやく伺うことが出来ました。

 

福山市立福山高等学校

HP:http://www.hcyuko.hiroshima-c.ed.jp/

男女:共学

アクセス:JR備後赤坂駅から徒歩12分

学科・コース:普通科

全県模試受験者平均偏差値:51.0

R4卒業生の主な進学実績:

(中入生)京都大学1名、大阪大学3名、北海道大学1名、名古屋大学1名、神戸大学3名、九州大学7名、岡山大学5名、広島大学5名、国立大学医学部・薬学部4名、他 (高入生)山口大学2名、島根大学2名、愛媛大学3名、大分大学1名、長崎大学1名、神戸市外国語大学1名、下関市立大学1名、尾道市立大学5名、福山市立大学2名、他

 

3年前の投稿はこちらです。

【高校紹介】福山市立福山中学校・高等学校(その①) – さかた塾中学部ブログ (hatenablog.com)

過去の記事に書かれている内容に関しては、少しだけ注意点があります。

内申点のつき方や入試日程・入試制度については、昨年度の入試制度改革によって、大きく変わってしまいました。ですので、スルーしてください。それ以外の部分は、今回のブログと合わせてお読みいただいて、学校のイメージを膨らませるために使っていただければと思います。

説明会の会場はこんな感じでした。

市立福山は学校全体でコミュニケーション重視の教育されていると、以前のブログでは書かせて頂きましたが、それを学校としてずっと継続して続けておられるのかに関しては、今回はきちんと確認出来ませんでした。

ですが、福山の「グローカル」な企業を応援する活動はまだ続いているようです。このグローカルというのはglobal(世界的な)という英単語と、local(地方の)という英単語を掛け合わせてた造語です。つまり、「グローカル」な企業というのは、「地元・福山にありながら、日本だけにとどまらず国際的に活躍をしている企業」を指します。地元の企業を調べて、それをプレゼン形式で発表する行事も行われていますし、「高校生が作った高校生のための福山の企業ガイドブック」というものも作成・発行をしているようです。

尾道に住んでいる私たちからすると、地元という意味では少しずれるかもしれませんが、学校の勉強を通して福山に対する地元愛が育まれていくように思います。実際、図書室の前には鞆の浦や郷土資料館のパンフレットが何種類も置かれていました。この学校のとてもユニークな部分だと思います。

大学の進学実績に関しては、以前のブログでも触れていますし、今回も高入生と中入生を分けて書かせてもらっているように、中学校から入学された生徒さんと、高校から入学された生徒さんの間で、学力の差はありそうです。難関大学に進学しているのは、中学校から入学された中入生の生徒さんたちがほとんどのようです。説明会では、進学率を教えてもらいましたが、国公立大学へ進学している生徒さんの割合は、中入生で例年は50~60%の間、高入生で20~30%の間です。

受験者平均偏差値が50前後であることを考えると、この進学率でも決して悪くないように思いますし、後述しますが、近年高校受験の倍率が上がったことによって、今後高入生の進学率が上がりそうだと、進路指導の先生がおっしゃっていました。

玄関脇のところで、かわいいヤギちゃん(羊?アルパカ??)が飼われていました。このヤギちゃんのお名前が、説明会の最中にチラっとだけ写されたのですが、メモし忘れてしまいました・・・。

「マサル」・・・は、フィギュアスケートのザギトワ選手の飼っている秋田犬の名前ですよね? それに近いほんわかした名前だったような気がしています。「わさお」でもなかった気がします。

ご存知の方は教えてください!

お食事中に、このブログをご覧になられている方は、大変申し訳ございません。

1枚目の写真を撮り終えた直後から、このヤギちゃんのお尻から麦チョコのような形の物体がブリブリと出て来ていたので、ついついアップでもう1枚撮影してしまいました笑

これも、今回の訪問で疑問に思ったのですが、「校歌」の石碑が2つ建てられているんですよね。

元々は上の写真の方の校歌だったけれど、中高一貫校になってから下の写真の方の校歌に替わったということでしょううか??

質問ばかりですいません。誰か分かる方は教えてください。 入口には、トロフィーがたくさん! もう少ししたら、ここに野球部のトロフィーも飾られるでしょうか。

野球部について

3年前の説明会参加時と今年で一番の大きな違いは、市立福山について、野球部の存在なしにしては語れなくなった、ということでしょうか。それだけ大きな変化が起きています。

ご存知の方も多いとは思いますが、昨年度から市立福山の野球部監督に、広島商業高校や広島新庄高校の野球部を率いて甲子園に行かれている名将、迫田守昭監督が就任されました。

この迫田監督の教え子に、ソフトバンクの柳田選手や、DeNAの抑えの田口投手がいると聞けば、高校野球の知識があまり無い私でも、すごい方だというのが分かります。新聞記事で読みましたが、迫田監督は毎日広島市内から、新幹線で学校まで通勤されているそうなので、まだまだお元気ということですね!

この迫田監督の就任の影響もあって、一昨年度の入試では志願者が大幅に増えて、倍率が1.6倍を超えました。うちの塾も、当時は瀬戸田や五日市から、入塾のお問合せを頂きました。さすがに広島市内からの通塾はお断りしましたが、瀬戸田の生徒さんは実際に入塾をしてもらい、塾まで毎日フェリー+電車で1時間以上かけて通ってもらいました。無事に合格して、特にケガなどがなければ今も野球部で頑張ってくれているでしょう。

野球部の部員数は現在、高3が3名、高2が20名、高1が18名ということなので、高2から部員数が激増しています。迫田監督就任の影響の大きさがよく分かりますね。市立の学校ではありますが、野球部は強化指定の部活動ということで、他の部活よりも1時間長く活動が出来るのだそうです。

野球部の関係者が、高校に来てほしい中学生たちに声掛けをすることはあったとしても、市立福山にはスポーツ推薦やセレクションのような制度は無いため、きちんと入試で合格ラインをクリアしなければ、市立福山で野球をすることは出来ません。市立福山で野球を頑張りたい皆さんは、中学校のうちから勉強もしっかりと頑張りましょう!

昨年度の受験に関しても、定員86名のところに志願者が100名だったということで、倍率が1.16倍になりました。一昨年度よりも倍率は落ち着いたものの、それでも尾道・三原・福山の県東部地域では高倍率の部類に入ります。 野球部の部員たちのために寮も新たに作られましたから、引き続き広島県全域から(主に野球部を求めて)受験生たちがやって来ます。野球部がさらに活躍をすれば、今年度や来年度、ここから再び倍率が上がって、合格ラインの偏差値が上がる可能性も十分に考えられます。繰り返しますが、進学したい生徒さんは、絶対に油断をせずに、学校の成績はALL4を目指し、受験の偏差値も55(尾道東の合格圏レベル)を目指しましょう!

そもそも、市立福山の野球部の生徒さんたちは、高校に入学してから、普段の勉強に加えて部活動も他の部より長時間頑張らないといけない訳ですよね? 

ということは、高校受験の段階で、合格ラインのスレスレで合格したのでは、そこから高校の勉強でみんなに追いつくのだって大変なはずです。高校というのは、テキトーに勉強して赤点を取り続けてしまえば、次の学年に進級できない場所です。だから赤点を取り続けると、部活を続けることを許されず、高校から退学をするように言われるかもしれません。

勉強を頑張らなければ、留年・退学の可能性があるということは、部活を目いっぱいやるためには、中学生の今のうちからしっかりと勉強しておくのは、ものすごく大切です。

校舎からも奥のグラウンドが見えましたが、まだまだ改修途中らしく、今までよりもグラウンドがさらに広くなるようです。

野球部に限らず、気に入った部活動がある場合には、ぜひオープンスクールで学校の様子を見ておきましょう!

合言葉は「留学『も』市立」

説明会冒頭、校長先生が留学の話を熱く語っておられました。確かに、3年前の説明会でも、「生徒たちを在学中に2回留学させることが目標」とおっしゃっていたのが、印象的でしたが、今回もそれを聞けて良かったです。

既に今年(2023年)だけで、

3月 アメリカから9名の留学生受け入れ

5月 ウクライナから1名の留学生受け入れ

6月 アメリカ・オーストラリア・カナダから14名の留学生受け入れ、韓国へ22名が留学

7月 オーストラリアへ20名が留学予定

8月 メキシコへ3名が留学予定

10月 韓国へ30名が留学予定

という予定が決まっており、来年(2024年)も、3月にセブ島へ40名が留学(語学研修?)に行くことが決まっているそうです。

英語圏だけでなく、色々なところへ留学出来るのもいいですし、受け入れる外国人留学生も多いので、国際交流がたくさん行える学校という印象がありますね。実際のところは、円安や燃料サーチャージ料などで、留学費用はかなりかかることも予想されます。(補助金とかあるんでしょうか?) 

高校生のうちから海外留学をすることに興味のある生徒さんは、尾道東の国際教養コースとの違いや、実際に留学にかかる費用面のお話、留学をするために必要な成績などをご家族と一緒によーく調べておくと良いかと思います。

学校見学もしてきました!

さて、前回の県広からすっかり気に入ってしまった、学校見学。今回も説明会の後に、校舎の中をぐるぐる回ってきました!

県広との大きな違いは、建物全体の古さかもしれません。決して汚い、ゴミが沢山落ちているということではないのですが、「かなり年季が入っている」印象は受けますね。 写真は撮っていませんが、流しやトイレなんかは私が小学生・中学生の頃のトイレを思い出して懐かしく感じてしまいました。笑

ただ、高校3年生(市立福山は中高一貫校なので、6年生と呼びます)のフロアのトイレは新しかったです! 授業風景を見ていると、県広と比べると比較的生徒さんたちと目が合ったような気もしましたが、演習中の授業では、先生に積極的に質問をしている生徒さんたちもいましたね。

タブレットや電子黒板を使った授業は、県広よりは少し少なかったように思いますが、市立福山でも習熟度別の授業は行われていました。 図書室の前はこんな感じ。写真には写っていませんが、鞆の浦のパンフレットがたくさん! 保健室前に掲示されていた調べ学習の内容の中には、運動・睡眠・筋肉などに関する記述がたくさんありました。

眠る時に「なぜ羊を数えるのか」、気になる人は画像を拡大して調べ学習の内容を読んでみてください!

入試制度の確認

最後に、入試制度についての確認です。

市立福山の入試日程は、他の公立高校と同じ2/27~3/1(27が学力検査、28が自己表現、3/1は予備日)の日程で実施されます。

「学力検査:調査書:自己表現」の比率に関しては、他の公立高校の「一般枠」と同じ「6:2:2」で、「特色枠」はありません。

学力検査は英・数・国の3教科、試験時間は各50分で、自校作成問題です。詳しくは省略しますが、学校の先生のお話では、「内申はALL3以上、学力検査は過去問をしっかりと解いて各教科半分以上の点数が取れるように準備をしてきてほしい」とのことでした。学力検査が、入試に置いて大きなウエートを占めているので、しっかりとした対策が必要です。うちの塾の生徒さんで、市立福山を希望する生徒さんは一緒に過去問の勉強を頑張りましょう!

調査書に関しては、こちらも他の公立高校と同様に、中3の内申を3倍した205点満点の内申を使います。もちろん、中3の内申が非常に大切なので、しっかりと頑張りましょう!

自己表現に関しては、プレゼンが5分以内、質疑応答が3分以内で実施されますが、これも他の高校とやるべき対策は変わりません。中学校で原稿チェックをしてもらったり、プレゼンの練習をしてもらったりしていると思いますので、そちらで手を抜かずにしっかりと頑張ってください!(何かあれば相談してください。)

ということで、今年度の学校紹介第2弾でした。ここから、公立の高校に関しては、昨年と同じ高校は説明会に参加しようと考えています。続報をご期待ください!

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