【高校入試】一次選抜の出願状況が発表されました!

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

さて本日の正午に広島県公立高校入試、一次選抜の出願状況が発表されました!ここから2/14火~20月の間が志願変更期間となり、20日、月曜日の正午に発表されるもので最終的に志願倍率が確定します。

志願変更期間とは言っても、倍率が大きく変動する可能性はかなり低いです。倍率が高いから、あるいは低いからということでは今更志望校を変えようという人は少ないようです。ですので、ほぼほぼ今の倍率のまま推移すると考えておいた方がよさそうです。では、さっそく今年度の倍率がどのようになったかを確認しておきます。

尚、こちらはあくまでも私の個人的な意見です。一部、不正確な情報がある可能性もあります。また、塾内の生徒さんが受験を検討している学校のみなので、一部の高校の話しかしておりません。こちらに挙がっていない学校で、倍率が気になる学校がある場合は、各自が各高校のホームページに行って調べてください。

尾道北

定員:200名、2/10時点の志願者:186名2/10時点の倍率:0.93倍

ということで尾道北はまたしても定員割れです。入試に関しては、定員割れを起こしている学校は、基本的には「全員合格」ですが、高校側が基準点を設定している場合もあるため、あまりにも入試得点が低いと不合格になる可能性があります。

そして、ここから尾道北の倍率が上がる可能性は低いように思います。尾道東に出願しておいて、わざわざ定員が割れているからと尾道北に変更をする人は少ないでしょうし、福山誠之館とは少し距離が離れているので、増加があったとしても数名の増加にとどまるのではないかと思います。むしろ、尾道北からもっと倍率が割れている県立広島に流れる人が、もしかしたらいるかもしれませんね。

高校側からすれば、定員割れをした年度には学力の低い生徒さんが入学してくる可能性が上がるので、指導に困る場合もあるようです。

ただし、尾道北の塾対象説明会では、入学時の学力が低くてもそこから成績が上がった事例をいくつか紹介されていましたし、特色枠ではまさかの内申重視(=中学校の成績が良ければ入試で点数が低くても大丈夫)でした。通われている生徒さんの保護者の方のお話では、宿題の未提出などを細かく電話で連絡をくれるなど、学力が比較的低い生徒さんを見捨てるのではなく、きめ細やかな指導をされている印象を受けます。「学力が高い生徒を集める」という目標は進学校としては当然あるものの、「学力が高くなくても意欲がある真面目な子を育ててみせる」という学校側の意志も感じられます。

みなさん、どうか油断せずに頑張ってください。

尾道東

普通科 定員:120名、2/10時点の志願者:159名2/10時点の倍率:1.33倍

普通科・国際教養 定員:40名、2/10時点の志願者:24名2/10時点の倍率:0.60倍

ここ数年でも最も高い倍率になったのが尾道東の普通科です。1.33倍ということは、簡単に言えば「4人に1人」が不合格ということです。もちろん、第二志望に普通科・国際教養と書くことが出来るので、普通科からそちらにスライド合格出来る可能性はあると思いますが、それにしても高倍率です。これは流石に、志願変更で10人程度は減るでしょうね。

大切なことは、ここから残りの期間で、「とにかく入試得点を1点でも多く取れるように頑張ること」です。一般枠・特色枠ともに尾道東は当日の入試得点重視の傾向にあります。だから、倍率を眺めながらモヤモヤするくらいなら、入試問題を解きまくった方が絶対に良い結果につながります。最後の最後までしっかりと記述対策を頑張りましょう!

福山誠之館

定員:320名、2/10時点の志願者:394名2/10時点の倍率:1.23倍

こちらは倍率はそこそこありますが、例年通りといったところでしょうか。単純計算すると「5人に1人」が不合格になります。

誠之館も、言えることは「とにかく入試科目、中でも英語と数学を1点でも多く取れるようにしっかりと頑張ること」が大切だということです。なんと言っても英語と数学の点数が、50点満点の理科や社会と比べて、6倍の300点分ありますからね(英語は共通問題200点分+自校作問題100点分)。特色枠は超超入試得点入試、内申よりも当日の入試得点が7倍も重視されています。

最後の最後まで気を抜かないで頑張りましょう!

総合技術 人間福祉

定員:40名、2/10時点の志願者:33名2/10時点の倍率:0.83倍

「ソウギ(総合技術)のニンフク(人間福祉)」には去年も選抜Ⅰで合格してくれた生徒さんがいました。その生徒さんの話を聞いて、この学校に進学したいと思ってくれた生徒さんがいるのですが、倍率を見てとりあえず一安心です! 総合技術は6つの学科のうち、1つだけ倍率が1倍を超えましたがそれ以外は定員割れ。しっかりと勉強をしておけば、受験者ほぼ全員が、十分に合格が可能です。

県立広島

定員:84名、2/10時点の志願者:58名2/10時点の倍率:0.69倍

今年度うちの塾からは受験者はいない予定の県広ですが、こちらが今回の倍率を眺めていて最大のショックでしたね。今年度の塾対象入試説明会で、学校関係者の方が危惧されていたことが現実となってしまいました。(詳細は過去の県広の学校紹介をご参照ください)

ここからの志願変更で若干倍率は上がるでしょう。しかし、県広は英数国の自校作成問題を受験しなければいけないため、共通問題のみの対策をしていた生徒さんが、受験2週間前となった今から何も対策をしていない状態で志願変更するのは、勉強的にもメンタル敵にもなかなか大変なことです。ここから志願者が増えるとすれば県東部では、誠之館を考えていた生徒さんや広大福山が不合格だった生徒さんが若干増えるだけかな・・・。県西部で、広大附属の本校を受けた生徒さんや基町・国泰寺などの人気校にダメ元で出願した生徒さんも増えるでしょうか・・・どうなんでしょう。

某中学校の先生が「広大福山を受けて落ちたから県広を受けるっていうのは失礼にあたるぞ」とおっしゃって、広大福山不合格組をけん制されていたそうですが、いやいや、そういうレベルの高い子ほど、広大福山の次は県広なんじゃないかと思うので、そんなことをする必要はなかったのに・・・。

寮生活も出来るし、グランドはとにかく広すぎるくらい広いし、校舎はキレイだし、生徒たちのレベルが高いことは内部進学組がいることで保証されているし、絶対に良い学校だと思うんですけどね。唯一の欠点は近くに遊ぶところが何もないくらい? それが大きな要因でしょうか。(一部では、県広の生徒さんに関連したとあるニュースで、学校の印象が悪くなったとも言われていますが、どうなんでしょう。)

ということで、私も学校見学をして、説明会で色々なお話を伺って、ブログもかなり気合を入れて書いて、少しは県広の志願者減を食い止ることに貢献したかったかったのですが、まだまだでしたね。

そして、現中2の皆さんに言っておきたいことが1つ。どの高校にも言える傾向として、前年度倍率が低かった高校は、その次の年に倍率が上がることが多いです。中2の今の時点で、、県立広島を志望校として考えてくれている生徒さんは、自分たちが受験するときは倍率が高くて大変、と思って、今からしっかりと準備をしておきましょう! 要するに、今出来る準備というのは目の前の定期テストを頑張ることなので、『学年末をめちゃくちゃ頑張って!』ということです!笑

まとめ

ということで、簡単ではありますが倍率に関するお話しをさせてもらいました。ここから特に志望校の倍率が低かった生徒さんたちに言いたいことは、倍率が低いからと気を抜かないでください、ということです。ずーっと前から言っているように、合格するかしないかというのは、この低倍率の入試では大きな意味はありません。

「ちゃんと勉強して合格し、高校の勉強で良いスタートを切る」か、「ろくに勉強せずに合格してしまい、高校の勉強のスタートでつまづくか」が、ここからの頑張りで決まります。

「勉強をしなくても、なんとかなる」という、高校受験の『成功体験』が出来てしまったがために、謎の自信がついた状態で高校3年生をむかえ、大学入試で爆死してしまうか、「最後まで油断せずに全力で勉強する」力がちゃんと身についていて、ちゃんと高1・高2の段階から勉強をして、高倍率の中でも行きたい大学に進学できるかが、この残りの2週間で決まると言っても過言ではありません。

「志望校合格」というちゃんとした目標がある今だからこそ、集中して勉強が出来ているんです。受験が終わってからも勉強を受験前と同じペースが頑張れる子はそうそういませんし、たぶんうちにいる皆さんはそういうタイプじゃないと思います。笑

ここから1週間、志願変更による倍率の上下を気にするくらいなら、自分が絶対に行きたい高校に向かってしっかりと勉強しましょう! 皆さんの頑張りを応援しています!

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