【高校紹介】尾道北の生徒たちから情報を手に入れました!

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

今週末は模試です。内部生の皆さんは頑張りましょう!

定期テストの結果の報告を口頭ではちらほらと受けています。今回は今まで以上に100点の枚数が多くなるかもしれません!100点に限らず、自分の目標に向かってみなさんがしっかりと頑張れたなら良かったです。

10/7金と10/25火に、それぞれ高2と高1の尾道北に通う卒業生たちが、学校の様子などの近況報告をしに来てくれました! 学校説明会で集められる情報だけでは限りがあるので、こうやって元気な顔を見せてくれ、今頑張っていることや大変なことなどを教えてくれると本当にありがたいです!

「西川先生に恩を返すなら、高校の3年間しっかり勉強を頑張ることが恩返しだと思うので、これからも勉強を頑張ります!」と、力強い決意を語ってくれた生徒さんもいました。うんうん。自分が行きたかった学校で、充実した生活が送れているなら本当に嬉しいです。こうやって、ちょっとだけ大人になった顔を見せてくれるのも、本当に嬉しいです。

もちろん、元気な顔を見せてくれるだけでもうれしいです。また、進路の事など、悩んでいることを色々と相談をしてくれるのも嬉しいです。そして、卒業生たちが定期的に私のブログを読んでくれているという話も聞いてしまったので・・・そりゃもうブログも頑張って書かないと!笑 おかげで今こうして、教えてもらった学校の情報を忘れないうちにブログに書こうという決意が出来ました。

ということで、主に高校1年生に聞いた話を中心に、ここで尾道北の生徒さんたちの生活の様子をシェアしていきたいと思います。既に中3の授業では色々と話をさせてもらいましたが、尾道北へ進学したいと思っている生徒さんは、貴重な話だと思うので、ぜひ参考にしてください!

新たに始まった『情報』の授業について

こちらは、尾道北に限った話ではないので、ぜひ大学受験を考えている皆さんには、知っておいてほしい。

以前書いたこちらのブログでも紹介しておりますが、現高1から新たに「情報」という科目が必修化され、こちらは共通テストで必須となることもほぼ確定しています。

この情報の勉強が本当に大変なのだそうです。今まで数学で習っていたN進法の計算問題が「情報」に移された結果、一部の情報の授業は、数学の先生が兼任で教えていらっしゃるそうです。

ちょっとだけ導入として説明をしておきますと、今私たちが勉強している数学は、すべて「10進法」というルールのものです。一の位や十の位、百の位というのは、「同じ桁の数が10個揃うと、一つ上の位に数字を書く」というルールですね。

一の位というのは、0,1,2,3,4,・・・・・と数が増えていって、10個揃うと「10」という形で2ケタで表記するようになります。10という数字を1ケタで表すことは、中学生までの皆さんにはできません。当たり前といえば当たり前の話です。ですが、パソコンなどのデジタルな情報の世界では「2進法(2進数)」というルールを用いるのが一般的です。これのルールは、「同じ桁の数が2つ揃うと、一つ上の位に数字を書く」ということになります。

ということはつまり、2とう数字を使おうとした時点で次の位に数字を書かないといけないため、私たちが10進数で表していた数を0か1の2つの数字だけで表すということです。

10進数の1,2,3,4,5,6,7,8,9,10というのが、2進数では、1, 10 ,11, 100, 101, 110, 111, 1000, 1001, 1010と表すようになります。10進数で一の位、十の位、百の位、千の位・・・となっていた「位」が、2進数では、一の位、二の位、四の位、八の位・・・となっていきます。たとえば10進数の「3」という数字は、「2が1個と1が1個」から出来ているので、二進数では「11」と表記します。10進数の「7」という数字は、「4が1個と2が1個と1が1個」から出来ているので、二進数では「111」です。わかりますか??

さらにさらに、「16進数」というのもあります。これは「同じ桁の数が16こ揃うと、一つ上の位に数字を書く」というルールなので、10進数で9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16・・・と表していたものが、16進数では9, A, B, C, D, E, F, 10・・・と表すようになります。10進数の「10」は16進数では「A」です。2ケタの数を1ケタで表記するためにアルファベットを利用するんですね。例えば、16進数で「5A」と言われたら、「16が5個と10」という意味ですので、10進数では16×5+10=「90」を意味します。「AB」と言われたら「16が10個と11」という意味なので、10進数では16×10+11=「171」という意味です。

・・・どうでしょう? わけが分かりませんか?笑 これを高校の数学ではない授業でさんざん勉強するんですよ。

このあたりの基礎の話は、中学校の技術の時間にも教わるはずです。高校で初めてちゃんと勉強して、頭の中がごちゃごちゃしないように、しっかりと今のうちから技術の試験勉強をしておいてほしいですね。

また、情報で出てくる用語が非常に複雑なようで、生徒さんの話では、「毎回新しい語句が20個くらい登場するんで、もう訳わからないですよ。定期テストの勉強も本当に大変です・・・」というお話も聞きました。しっかりとパソコン用語にも詳しくなっておいた方がいいですね。

尾道北の英数国の習熟度別クラスに関して

以前の尾道北の学校紹介のブログでも紹介しましたが、尾道北の英数国の授業は、習熟度別のクラス編成となっています。

それを決めるために実施されるのが、入学してすぐの「クラス分けテスト」です。高校1年生の場合、1組と2組の生徒さんが英数国それぞれで「A・B・C」の3クラスに分かれます。3~5組の生徒さんが同様に「A・B1・B2・C」の4クラスに分かれます。Aが基礎クラス、Bが標準クラス、Cが発展クラスという位置づけのようです。

それぞれのクラスではレベルに応じた授業が行われますが、定期テストはほぼ同じ問題。そして、各クラスごとにクラス平均点がおよそ10点ずつ違うようです。当然ですがCクラスに行けば行くほど、勉強に前向きな生徒さんが多い集団となるため、難関大学を目指すのであれば、ちゃんとCクラスに入れるようにしておくのが良いという貴重なアドバイスをもらいました。

定期テストの成績によって、クラスの上下も多少はあるようですが、そもそもクラスを上げられる生徒さんはしっかりと自分で目標を立てて頑張れるごく少数の生徒さんだけ。そして、英語と国語に関しては、数学よりもクラス分けの回数が少ないそうなので、最初のテストで少しでも上のクラスに目指すように行っておいた方が良い。最初のクラス分けで勉強に対する意識が変わるから、高校受験が終わったあとに、勉強をせずにダラダラしていたらCクラスには行けない、というアドバイスももらいました。

塾対象の学校説明会では、「Aクラス」でも頑張って勉強して国公立大学に合格した生徒さんもいるようなので、もちろん自分の学力に合ったクラスでコツコツ頑張ることも大事ですが、難関大学を目指す場合には、しっかりと校内上位の証でもある「Cクラス入り」を目標にするのも良いでしょうね。

また、最近数学のCクラスでは、面白い授業の取り組みを始めたそうです。「4人の小グループを作り、交代で1人が『予習担当』に選ばれる。その『予習担当』は次の授業までに課題として出された証明問題などを勉強してきて、残りのグループメンバーに説明する。そして、授業の後半、全員が問題についての理解が深まった後に、勉強した問題の応用問題を解く」という流れなのだそうです。

これは本当に素晴らしい仕組みですよね。予習担当は、きちんと説明が出来るレベルまで問題を理解しないといけないし、それを自分だけ分かっていたのではダメで、相手に分かりやすく伝えるプレゼン力・説明力も必要になります。今の高1は、数学の記述力が低いと言われているのだそうです。記述問題で、きちんとした答案が作れていない、採点者が満点をあげられるような答案を作れる生徒が少ない、ということでしょう。それを解決するためにこのような取り組みをされているのだそうですが、これが上手くいけば中3の皆さんが尾道北に進学した後も、Cクラスでは同様の授業が展開されるかもしれませんね。

部活動について、退学について

部活動に関しては、勉強の課題がかなり多くて大変なので、ちらほらと運動部を辞めて帰宅部となってしまう生徒や、運動部を辞めて月1回しか活動のない茶道部へと転部する生徒がいるのだそうです。運動部を続けている生徒たちも、周りが帰宅部になっているのを見て、少なからず悩んでいたり、焦りを感じていたりするようにも感じました。

「部活を一生懸命頑張りたいなら、尾道北に進学するのはおススメしないかも・・・」と、ある生徒さんが言っていました。

そうですね。部活動はあくまでも、勉強の合間に体を動かすリフレッシュ、先輩・後輩との関係性・チームワークを学ぶ場ということであって、部活を学校生活の中心で考えるのは難しいでしょうね。尾道北の学校生活の中心は、あくまでも勉強です。

もしも部活動を高校で頑張りたい、でも大学もそれなりに良いところに行きたいというならば、大学受験の推薦枠が多い私立や、大学附属の学校の方が、あまり勉強のことを気にせずに思いっきり部活動が出来ると思います。

また、以前の説明会のブログでもあった「退学者」に関して、すでに高1でも4,5人は退学しているようです。入学して1か月足らずで1人、6月の文化祭前後で2,3人学校を辞めたようで、その理由は生徒たちの話によると、「勉強についていけなかったから」ではないかというお話でした。習熟度別のクラス編成、高2の先輩たちがチューターとして色々な相談に乗ってくれる、先生たちが個人面談を丁寧にやってくれるなど、学校側は色々な取り組みをしてくれていますが、それでも退学者が出てしまう。

どうしても学校に行きたくなくなってしまう生徒さんが毎年数人出てしまうということなので、改めて念を押しておきます。特に、中学生の今の時点で学校の課題をやりきれない生徒さんは、成績が良かろうが悪かろうが、尾道北に進学するときっと大変です。中学よりも難しくて大量の課題が学校から出されます。英単語の小テストは毎週あって、新しい単語50個と前の週にならった50個をどんどんテストしていきます。

それに比べれ、うちの塾の毎回10個前後(中3は毎回30個)の小テストなんて、朝飯前にしておかないと大変です。

学校選びは、プライドや親からのプレッシャーは関係なく、しっかりと自分が頑張れるかどうかで選ぶべきですね。

面談はたくさんある!

最後に、進路面談に関する情報です。

塾対象の説明会でも生徒たちへの面談は、年間で7回くらいは行われているという話でしたが、内部の子たちの話では、もっと多いのかもしれません。模試ごとに、ほぼ毎月のように面談が実施されているようです。勉強方法が知りたくて、自主的に教科担当の先生に相談をして、面談を実施してもらった生徒さんもいるようです。

勉強を頑張っているけど、なかなか結果がついてこない・・・という悩みを抱えている生徒さんたちに、学校側はしっかりと寄り添ってくれています。そのあたりの面倒見の良さが、生徒たちの口から聞けたのも良かったです。

ただし・・・、学校の課題をあまり出さない生徒さんや、定期テストの結果があまりにも悪い生徒さんは、そういった勉強のアドバイス的な面談は組んでもらえないこともあるそうです。それも当然です。学校の指示を守らなくて結果が出ない生徒さんを手取り足取り見てくれるのは、義務教育の中学校まで。先程の退学の話にもあるように、学校側も、話を聞かない生徒さんにわざわざ機会を用意するくらいなら、意欲はあるのに結果が出ずに自信を無くしかけている生徒さんを救ってあげたいはずです。

ということで、しっかりと頑張ろうという気持ちがあって、やるべきことがやれているならば、尾道北という学校は、いくらでも力になってくれます。新年度入試の特色枠で、中学校の内申が高い生徒さんを優遇するという、進学校らしくないことを行う裏には、しっかりと学校の方針についてきてくれる意識のある生徒さんかどうかを見極めたい意図もあるように思います。

「学校についてきれくれるなら、ちゃんと結果を出させてあげるから!」という、温かい意志を感じますね。

実際、夏休みや冬休みなどの補習授業や、進路探求の活動、面接や小論文などの推薦対策はかなり充実していると思います。

まとめ

ということで、本日の話はほぼ卒業生からの内部情報ではありますが、貴重な情報だったのではないかと思います。

中学生のみなさん、先輩たちのありがたい情報提供をぜひ上手く利用してください! 尾道北が志望校の候補に挙がっている皆さんは、こういった学校の特徴をしっかりと理解した上で、志望校選択をしてくださいね。

また、「尾道東も、(尾道北に対抗して?)課題が増えているかも・・・」という未確認情報も耳にしました。確かに、尾道東も塾無しで大阪大学や神戸大学に進学した生徒がいると説明会で話していましたし、わざわざ説明会で「進路指導」に関する説明もありましたからね。大学への進学率を上げようとして、普段の課題を増やしているのかもしれません。

自分で調べて、自分の行きたい学校を選ぶ。

これは大学受験では必ずやらなければいけないことです。ぜひ、高校受験でもしっかりと情報を集めて、後悔のない学校選びをしましょう!

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