【理科】実験動画探してみました!(中1化学)
みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。
長江中の中間テストも火曜日で終わりですね。塾に25日連続で来て頑張ってくれた生徒さんもいれば、授業などの指定日を除けば1日も来なかった生徒さんもいます。うちの塾は生徒さんがどんなスタイルであろうと自由です。ただし、思うような結果が出なかったなら、その反省を次に活かさないといけません。みなさんにとって得られるものがあるテストだといいですね。
火曜日の対策・・・には少し間に合わないかもしれませんが、皆さんが勉強を頑張ってくれている様子を見ながら、理科の授業中にしている説明を少しでも深く理解してもらうために、YouTubeにあがっている理科の実験動画を探してまとめてみようと思い立ちました。(せっかくある『理科』タグをほとんど使えていなかったのもあります・・・)
ということで、動画をあげて下さっているYouTuberの方に感謝をしつつ、バンバン紹介していきます。こちらは、新しい実験動画を見つけたら随時更新をしていく予定です!
ちなみに、この動画を見なくても、今の教科書はQRコードがついていて、そのリンク先にちゃんとした動画がある場合もありますので、実験動画を探している人は好きな方を見てください。(中1化学の動画だと塩化アンモニウムの再結晶の動画がかっこよかったです!笑)
※以下の「教:〇、テ:〇」の「教」「テ」はそれぞれ、学校教科書と塾テキストを指します。その後の数字はページ数です。
・ガスバーナーの使い方(教:140、テ:68)
中学受験で有名な「早稲田アカデミー」さんの公式YouTubeの動画のようです。
実験の注意に関しては、記述で聞かれることも多いので、しっかりと答えられるように確認しておきましょう!
・メスシリンダーの使い方(教:151~153、テ:70)
メスシリンダーの使い方に関連した動画はいくつかありましたが、目盛りの読み取り方、中でも「最小目盛りの10分の1まで読み取る」というところがしっかりと説明されていましたので、こちらを選んでみました。そして、目盛りを読み取って、中に沈めた物体の体積がきちんと読み取れたら次に来るのが・・・密度の計算ですね。
・密度の求め方(教:151~153、テ:70)
中学校1年生の皆さんにとっては、おそらくこの計算が中学校に入ってから理科で出てくる計算問題の一発目です。
難しく感じるかもしれませんが、密度の単位g/㎤(グラム毎立方センチメートル)を見れば、何と何を何算すれば求められるのかがすぐに分かります。質量[g]÷体積[㎤]でしたね。しっかりと復習しておきましょう!
前半の動画では、電子てんびんを使って質量を求め、メスシリンダーを使って体積を求めて、密度の計算をしてから、その物質が何なのかをつきとめています。
また、後半の動画では、密度が異なる液体の中に同じ物質を入れて、密度の違いによって、物体が液体に浮くのか沈むのかを実物を使って見せてくれています。こういう動画があると、密度のイメージがわきやすくていいですね!
この密度の性質を利用して、プラスチックの種類(ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンなど)を見分ける話が、また中3で登場するので、楽しみにしておいてください!
・気体の集め方(教:157, 158、テ:74)
「石灰石とうすい塩酸で二酸化炭素が発生」「最初に出てくる気体は捨てる(試験管内の空気が出てくるため)」「二酸化炭素は、火のついた線香の火が消える/石灰水が白く濁る」などがポイントでしたね。他にも上方置換法・下方置換法もありました。どういう気体をどの集め方で集めるのか、きちんと言えますか?
酸素は?水素は?塩素は?アンモニアは??
・ろうの状態変化と体積・質量(教:180、テ:90)
同じ物質でも温度を変えて状態変化をすると、「質量は変わらないけど、体積が変わる」ということでしたね。水を除いた多くの物質が、固体<液体<気体の順に体積が大きくなっていくんでしたね。この実験では液体のろう(ろうそくの溶ける部分)の方が固体のろうよりも体積が大きいことがよく分かったのではないかと思います。
密度の計算方法も合わせて確認をしておきましょう!
・ろ過のしくみ(教:172、テ:84)
実験器具の名前は「ろうと」と「ろ紙」でしたね。ろ紙は四つ折りにして蒸留水で湿らせてろうとに貼り付けるようにしています。
「ガラス棒を伝うようにして液体を入れる」「ろうとの切り口が長い方をビーカーの端にくっつける」なども記述で出題されるところです。しっかりと確認をしておきましょう!
・アンモニアの噴水実験(教:159、テ:76)
これはものすごく「映える」実験ですよね。教科書のリンク先にも噴水実験の動画もありますが、こちらで紹介した動画の方がフェノールフタレインの色が鮮やかで、勢いがあります。
「アンモニアは上方置換法で集める」「アンモニアは水に溶けやすい」「アンモニアが水に溶けるとフラスコ内の気圧が下がって水を吸い上げる」「アンモニアは水に溶けるとアルカリ性で、フェノールフタレイン溶液はアルカリ性だと赤色に変化する」などの性質を確認しましょう!
・試験管の口を下げないとどうなるか、火を止める前にガラス管を水から抜かないとどうなるか(教:191など、テ:92など)
物体を過熱させて、気体を集める実験などでよく記述問題として出される注意点です。
温められた空気は膨らんでいますが、火を止めた瞬間から空気は冷えて小さくなります。そのため、ガラス管を水に差したまま火を止めてしまうと、空気が小さくなる瞬間に水を吸い上げてしまう可能性があるんでしたね。だから、「火を止める前にガラス管を水の外に出しておく」という操作が必要でした。
動画を見ると、試験管のガラスがけっこう勢いよく吹っ飛んでますね。学校でこれをやってしまったら普通にけが人が出てもおかしくありません。学校の先生の注意はちゃんと聞きましょうね。
・再結晶(教:173~174、テ:84)
水などの溶媒に物質を溶かし、温度を下げるか水を沸騰させて蒸発させるなどして、再びその物質を結晶として取り出してあげることを「再結晶」と言いましたね。今回の中1の試験範囲の大事な部分です。
教科書のリンク先には、キレイな塩化アンモニウムの再結晶の動画があったのですが、それに負けないくらい派手な動画を見つけました!ミョウバンや硫酸銅もちゃんとあるので、あとは塩化ナトリウムを覚えてしまえば定期テストはバッチリですね!
ということで、皆さんも気になったものは夏休みなどの自由研究、科学研究でお家の人に協力してもらって実験してみるのも良いと思います。理科に興味を持って、世の中の色々なことを理解していきましょう!(ダジャレ風)