【学校紹介】県立尾道北高等学校(その③)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

今週から各中学校、登校日ということになっているようです。学校によっては6時間授業ということで、本当に夏休みなの?という感じですが、特に中3の皆さんはすでに2学期の成績に向けた戦いは始まっていますので、頑張りましょう!

さて、説明会にお邪魔して既に1か月経過してしまいましたが、本日はこちらの高校です!

県立尾道北高等学校

HP: http://www.onomichikita-h.hiroshima-c.ed.jp/index.html

男女: 共学

アクセス: JR新尾道駅より、バス長江通経由尾道駅行「北高入口」下車

JR尾道駅より、バス長江通経由 三成,千光寺公園,三美園団地,石畦,市,甲山行「北高入口」下車

学科・コース: 総合学科

全県模試受験者平均偏差値: 59.6

R3年度卒業生の主な進学先(浪人除く): 東京、京都3、大阪3、九州、北海道、名古屋、神戸8、広島8、岡山14、山口8、徳島(医学部医学科)、早稲田6、慶応2、東京理科2、同志社20、立命館37、関西9、関西学院18など

とうことで、説明会当日はあいにくの天気でしたが、1年ぶりの北高の説明会でした!

なんと、会場に一番乗り!ということで誰もいない教室を撮影することに成功しました!

ギターを弾き語ることで話題だった以前の校長先生から、新しい校長先生になられたということで、説明会の冒頭でご挨拶をされておりました。

「赴任してきて、生徒を見て一番に感じたことは、真面目・素直・良い子であるということ。ただ、広島県のリーダー校として、自らの力で未来を切り開く人材に育ってほしい。そのためには、もうちょっと『トガって』くれてもいいと考えている。」

このお話を私なりに勝手に解釈をすると、北高の生徒たちには、将来リーダーになってもらいたいから、話を聞いてその通りに実行するだけではなく、もう少し主体性を持ってほしい、ということなのかと思っています。まさに勉強もそうですよね。言われたからやる、怒られるからやるではなくて、成績を上げるために工夫して勉強をする、というのは大切なことです。

北高の生徒さんのうち、塾を利用しているのは全体の61.3%ということでしたので、残りの約4割の生徒さんたちは塾に通わずに頑張っているということでしょうか。授業の進度がとても速い印象の北高では、なかなかについていくのも大変かと思います。

学校の概要を知ろう!

そして、教頭先生からは学校の概要をさらに伺うことが出来ました。(このあたりは昨年度の「その②」の内容と被りますが、あらためて伺った内容をまとめます。)

高校1年次は文理問わずの5クラス編成です。それが英数国の授業の際には、1・2組、3~5組がグループとなって、「基礎」「標準」「発展」という3段階の習熟度別クラスに分かれます。クラス編成は、入学時に行ったクラス分けテストの成績によって決まり、そこから定期テストの成績でクラス変更があるようです。

習熟度別の授業は、北高ではかなり前から行われていたと思いますが、改めて考えると素晴らしい制度ですよね。高校入試は5教科の勝負のため、生徒たちにはそれぞれに得意科目・不得意科目があります。全員を一律、同じ内容で指導するのではなく、生徒のレベルに合わせて授業が組まれているというのは、生徒側・教える教師側の負担が間違いなく軽くなりますし、その分、しっかりと成績を上げることが可能だと思います。

高校2・3年次では、文理分かれた6クラス編成となります。1・2組が文系クラス、4~6組が理系クラスで、3組が難関大学を志望する「文理総合クラス」(通称:スーパー3組)です。難関大を志望する生徒さんは、まず北高で3組に入ることを目指すことになるでしょう。

授業時間は月・金が6時間授業、火~木が7時間授業で、月・金の7時間目は難関大学向けの「自由選択科目」があります。こちらは、各学年40名ほど受講をしているようです。

また、北高は「普通科」ではなく、「進学型総合学科」の高校であるため、「産業社会と人間」という大学研究、学部・学科研究や自己分析をするための特徴的な授業が行われています。そして、新課程の一環として「サイエンスA・B・C」という、自分の興味関心によって選択が可能な科目も、現高1が高2になった際に導入される予定です。Aが人文科学(文学・言語学など)、Bが社会科学(社会学・経済学など)、Cが自然科学(工学・生物学など)となっていて、将来大学で必要となるデータを読みとく力や活用方法などを、高校生の段階で学習をしていくようです。

進路面談を何度も実施することも北高の売りの1つで、1年次から年3回、そこから受験期には1年で最大で8回の面談を実施するようで、生徒の意識向上や悩みの発見をして、きめ細やかな指導をしようという学校の方針が伺えます。

その結果、現高2の生徒たちの模試での偏差値が、高校1年間で平均5ポイントほど上がったようです。北高に入れば、高校に入ってからしっかりと学力を伸ばしてもらえるようです。

また、昨年度の記事でも紹介しましたが、2年生が1年生の学習方法や生活の悩みにアドバイスを送る「チューター制」が取り入れられています。最近は特に、人間関係で悩みを抱えている生徒さんが増えているらしく、そういった生徒さんの発見・ケアに、この制度が一役買っているようです。

その他、充実したICT環境のお話、グローバル人材育成のための語学研修プログラムのお話、大学進学率のお話、部活動の加入状況のお話、令和3年度の広島県科学オリンピックで優勝したお話など、色々な話を伺うことが出来ました。

私が今紹介した話の中で気になるものがあれば、10/15土の午前9時から中学生とその保護者対象の学校説明会が実施されますので、ぜひそちらで質問をしてみましょう。8月に実施された学校説明会は、中3のみが対象でしたが、10月の説明会は全中学生が対象のようです。1・2年生もぜひ参加してみましょう!

新入試では英数は引き続き2倍で、内申重視

入試制度に関しては、以前私が書いた新しい入試制度紹介の記事から、そのまま引用したいと思います。

特色枠が全体の40%、残りの一般枠が全体の60%です。受験者の中からまずは「特色枠」の基準で総合得点を出し、点数の高い順に定員の40%の合格を出します。特色枠の比重は「学力検査:調査書:自己表現=3:5:2」ということで、調査書重視です。本番で失敗をしてしまったとしても、内申をコツコツ稼いでおけば、逆転合格の可能性もあるということです。そして、残りの60%は「一般枠」での選抜です。なお、一般枠・特色枠どちらも、学力検査の英語・数学の得点を2倍して点数を出します。

(中略)

基本的には進学校は「入試得点重視」、進学校ではない学校は「内申重視」となるはずですが、まさかの特色枠で内申を重視する傾向でした。

ここからは完全に私の想像ですが、もしかしたら今後の尾道北は、大学入試の一般入試よりも推薦入試(総合型選抜)に力を入れるのかもしれません。だからこそ、得点よりも内申の傾向なのかもしれません。もしくは、「ちゃんと学校の先生の話を聞ける子(=内申が良い子)なら、うちの学校のカリキュラムで、全員成績を上げてみせるわ!」ということなのかもしれません。

https://lightup-onomichi.com/1430/ より引用

北高の特色枠の入試では、今まで通り内申が非常に重視されるので、中3の皆さんは今の勉強がとっても大事!ということは、改めて確認しておいてください。中3の内申を1ポイントでも上げられるように、コツコツ勉強をしておきましょう!

新入試で「6:2:2」の2の部分の1つである「自己表現」に関しては、「自己を認識する力」「自分の人生を選択する力」「表現する力」の三つの観点で評価をするそうです。自己表現を学校で練習している中3のみなさん、ちゃんとこの3つのポイントはアピールできそうですか???

退学者が10名以上は誰の責任か?

最後にこちらの話をしておきたいと思います。

学校側からの説明が終わった後の質疑応答の際に、とある塾の先生からこのような内容の質問がありました。

「北高では10名以上の生徒が退学している。学校の授業の在り方を見直した方が良いのでは?」

私の勘違いでなければ、こういった内容の質問だったかと思います。確かに、北高の現在の全校生徒の数は資料によると582名です。毎年200名の定員なので、定員割れの年を考慮しても15~20名ほどの生徒さんが北高を辞めていることになります。

これはいったい誰の責任なんでしょう? 授業についていこうとしない生徒自身の責任? 生徒のことをちゃんとケアしていない高校側の責任?? ・・・正直これは、私にはよく分からないので、今回は考えないことにします。

私が強く感じたのは、「尾道北へ生徒を送り出す高校受験塾の1つとして、きちんと受験する生徒を選んであげないと、その生徒が高校に入って不幸になってしまうかもしれない」という想いです。これまでに北高に合格した、私の志望校下げ説得を押し切って、北高を受験して進学していった生徒たちが、きちんと学校を続けていけているんだろうか、勉強についていけているんだろうかというのが不安にもなりました。

塾の進学実績を出すために、生徒に強引に北高の受験を勧めることは出来るかもしれません。「尾道北以外の高校に行くとダメだ!」などと授業の度に言って聞かせて、半ば洗脳状態にして、生徒の選択肢を狭めることも可能かもしれません。

しかし、皆さんもご存知のように、「ほぼ全入状態の高校入試」で入ってきた「ちょっと勉強ができる子どもたち」の学力を引き上げて、「国公立大学現役進学率65%」というものすごい実績を上げる学校な訳ですから、きちんと課題をこなし、学校の要求についていける生徒を送り出さないと、その生徒たちが不幸になってしまいます。だから、課題をやらない、勉強に対するモチベーションが低い生徒たちには、北高を受験をさせるにしてもさせないにしても、今よりも少し違った説得が必要なのではないかと思っています。

色々と考えさせられた説明会でした。現在、中学生のお子さんがいらっしゃるご家庭で、尾道北への進学を本人、もしくは保護者の方が希望していらっしゃるのなら、その辺りはぜひ改めて考えてみてください。

ということで、秋には私立高校を中心に、色々な学校の塾対象学校説明会が実施されます。今年度は今までに一度も伺ったことがない学校にも伺ってみようと思っておりますので、ご期待ください!!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。