【高校紹介】県立尾道北高等学校(その②)※10/3修正

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

ブログの更新頻度が鈍っておりますが、毎日元気にやっております。本日は中3の理社の授業でしたが、私が張り切りすぎて、マスクが口元に張り付いて呼吸困難を起こしかけました。それだけハイテンションに授業をしております笑

色々とブログに書いてみたい、そのために調べてみたいものがありつつ、それらの記事を1つ作るのに7~8時間かかるかなと思って、二の足を踏んでいる間に、時間が経ってしまったものがあります。(が、今書きかけのものは、ちょっと古くなってもリリースします。)また、提出された宿題の〇つけにも追われているのもあって、更新が後回しになっております。宿題の添削に関しては、お休みをいただいている日・月になんとか終わらせたい・・・。

昨日は近大福山の塾対象説明会に伺ってきました。また、今後は如水館・尾道高校・誠之館に関しては、既に説明会への参加を決めているのですが、他の高校に関してはどうしようか迷っています。何か聞いておいてほしい学校があれば、教えてください。

そして、このタイミングになってしまいましたが、尾道北に関して、書かせていただければと思います。尾道北の塾対象の説明会は、既に7/20に行われておりまして、それからだいぶ時間が経ってしまいました。

本来であれば、8月末に中学生対象のオープンスクールがあり、生徒たちがそれに参加してくれれば、ちゃんと情報が手に入るし、直接行くならブログには書かなくてもいいかとも思っていましたが、そちらが10月に延期になってしまいました。そこで、先に書いておいて皆さんに心の準備をしておいてもらおうかと、説明会から2か月近く経ってようやくブログを書く気持ちになりました。遅くなりまして申し訳ございません。

尾道北に関する旧ブログの記事は、こちらを参照してください。

入試の変更点や、体育祭の様子など色々と書かせてもらっているのですが、「【高校紹介】県立尾道北高等学校(その〇)」というタイトルでは2番目の記事になります。

広島県立尾道北高等学校

HP: http://www.onomichikita-h.hiroshima-c.ed.jp/index.html


男女:共学

アクセス:JR新尾道駅より、バス長江通り経由尾道駅行「北高入口」下車

JR尾道駅より、バス長江通り経由 三成、千光寺公園、三美園団地、石畦、市、甲山行「北高入口」下車

学科・コース: 総合学科

全県模試受験者平均偏差値: 60.8

R2年度卒業生の主な進学先(浪人除く): 京都2、神戸、筑波、千葉2、広島14、岡山5、山口7、同志社2、立命館7、関西2、関西学院7など

ということで、昨年度は説明会に伺えなかったため、約2年ぶりに北高の説明会に行って参りました!

今回の大学受験結果に関しては、高校受験の定員割れ世代だったということもあって、スタートの平均学力が低く、5年ぶりに東京大学への合格者は出なかったようですが、それでもやはり、進学実績は尾三地区では圧倒的です。

学校としては、「勉強は大変だが、学校は楽しい」と生徒たちに思ってほしい、そのために生徒を起点とした行動、様々な経験をさせていきたいとおっしゃっていました。

『変わる尾北』をテーマに、2つの目標をお話いただきました。

1つ目は、「総合学科」であることを活かして、もっと「選択授業」を増やしたい、ということでした。

たしかに、普通科と総合学科という学科の大きな違いは、選択の幅の広さにあります。私が東京時代に見た総合学科というのは、勉強だけに囚われず、色々なテーマがあるのが特徴でした。韓国語や中国語など、色々な外国語を勉強させるコースを作った総合学科もありましたし、危険物取扱者などの就職に役立つ資格を取らせるコースもありました。そして、自ら選んだテーマで課題研究・卒業論文を書かせるコースもありました。(卒業論文のようなものは、北高でもすでにありますよね。これって普通科の学校には無いんですよ。さすが総合学科!)

ですので、これまで以上に、文系・理系、推薦か一般、そして志望する大学の難易度や傾向に応じた、色々な授業が展開されると思います。

2つ目は、1つ目と関連していますが、難関大学指導の複線化、ということでした。1つ目同様に、生徒の多様な進路を実現するための色々な作戦を練っているようです。

また、既に北高にある特色としてお話頂いた話は、以下の3点です。

①充実したICT

すでにご存じの方も多いと思いますが、尾道北には県立高校でトップクラスのICT環境が整っています。天井に設置されたプロジェクター、一人一台のタブレット、ワイヤレススピーカーなど、色々な機材が県内の他の公立高校よりも多く取り入れられています。

②グローバル社会への対応

修学旅行に関しては、一昨年から行き先がシンガポール・マレーシアへ変更されています。現在はコロナの影響で、海外研修や留学が行える状況ではありませんが、それでも「オンライン英会話」ということでフィリピンのセブ島の現地スタッフとの25分のマンツーマンレッスンを実施したり、「校内留学」という名和えの5日間英語で議論をする授業が行われているようです。

③生徒同士のつながりを重視

高校2年生2人に対し、高校1年生が5人(目安)というグループを作って、先輩から色々と指導をしてもらう「チューター制度」を採り入れているそうです。

そして、気になる大学受験に向けた学習面の取り組みについて、こちらも3点紹介してもらいました。

①英数国の習熟度別の授業

学級のクラスとは別で、英数国それぞれでクラスを分け、それぞれのレベルに応じた授業を展開しています。

②少人数クラスでの指導体制

クラス編成を高校2年生から見直し、高1の5クラス編成から高2は6クラス編成になります。

③最難関大志望者クラスの設置

これがいわゆる「スーパー3組」ってやつですかね?(違っていたら、指摘してください。)こちらは高校2年生からになるようです。

この他にも、高3の夏以降には放課後クラスを設置したり、高3の秋以降からの共通テスト対策授業や、志望する地域ごとに分けた2次対策の授業、合計8回を目安に実施される進路面談など、きめ細かな受験指導・進路指導であるということがよく分かりました。

実際、昨年度は初めて尾道北の高3を見させてもらいましたが、夕方遅くまで推薦入試のための小論文対策をしたり、志望校別の入試対策を実施したり、進路に関して色々なアドバイスをしたり、本当に熱心に指導されていることがよく分かりました。

よく中学生たちには、「尾道北に合格するだけでいいなら、内申がALL4くらいとれていれば、たぶん合格するくらいなんとかなるよ。倍率も低いしね。けれど、大事なのはその先でしょ? 高校に入ってからの勉強が大変なんだから、中学校のうちにその準備をしないと。」と、話をしています。勉強に関して学校側がここまで手厚くしてくれていても、ただ高校に通えば、自然と国公立大学に合格出来る成績になる訳ではありません。周りから色々な刺激を受けながら、本人が努力をしなければいけません。勉強が嫌いな子にとっては、この手厚さが逆に「ウザい」「つまらない」になると思います。

勉強が大嫌い、言われたことをただこなすだけで頭に入っていない、勉強はなんとなく出来るけどやる気はない、そんな状態で尾道北に入るのは、たぶん指導をする高校側にとっても、指導を受ける生徒側にとっても、お互いが不幸になります。どうか、高校に入ることが「最終目的」にならないようにしましょう。受験先を選ぶときには、入学してからの先のことも考えましょう。

最後に、入試制度に関して、令和4年度入試からの新たな変更点は、定員に関しては無さそうです。

昨年度同様、選抜Ⅰで70名(全体の35%)、選抜Ⅱで残りの130名(65%)です。 今年度は選抜Ⅰで80名(全体の40%)、選抜Ⅱで残りの120名(60%)です。(10/3修正) ただし、選抜Ⅱでは、他校と同じ「入試得点:内申点」を「125:130」でみる形での合格が90名(45%)で、残りの40名(20%)が傾斜配点での合格です。この傾斜に関しては、昨年度は「入試得点:内申点」を「9:1」の割合に変える、ということでしたが、今年度に関してはちょっと含みを持たせた言い方でしたので、学校HPによるオフィシャルな発表や、オープンスクールで確認をしてください。 今年度はそれに加え、「英語と数学の入試得点を2倍にする」という変更点があります。(10/3修正)

こちらの変更点に関して、少し補足をしておきますと、例えば生徒Aが「英語20 数学20 国語30 理科40 社会40 合計150点(250点満点)」で、生徒Bが「英語40 数学40 国語30 理科20 社会20 合計150点(250点満点)」だった場合、今までだとAもBも同じ得点です。しかし、今年度の場合は、英語と数学の得点が2倍になるため、生徒Aが「合計190点(350点満点)」、生徒Bが「合計230点(350点満点)」ということになり、大きな得点差になります。尾道北の受験を検討している生徒さんは、例年以上に英語と数学でしっかりと得点を取れるように対策をしなければならないでしょう。

選抜Ⅰに関しても、昨年度は「普段着受験」というキャッチコピーで、小論文が廃止されました。そして、「自己表現」を見るための個人面接が実施されました。今年度の新たな入試に関しては、オープンスクールで説明されますので、そちらを確認しましょう。

高校側としては、優秀な生徒さんを少しでも集めたいはずですので、お手軽入試によって昨年度のように志願者が増えるのは、願ったり叶ったりのはずです。今年度も昨年度同様のお手軽入試であるならば、当日の面接の結果だけで、内申の得点をひっくり返して逆転合格をするのはほぼ不可能です。

ですので、選抜Ⅰを検討している生徒さんは、残りの定期試験(2学期中間・2学期末)で絶対に油断をしないで、部活を引退した分、過去最高の勉強量で試験勉強をするつもりでいてください。

さて、2学期の中間試験まで、あと何日でしょう? 私が手元に持っている年間行事予定表によると、多くの学校が10月12日から実施をするとありますので、実はあとほぼ1か月で、2学期の中間試験です。英語・数学に関しては、試験範囲の単語・計算問題に不安がある人は、コツコツと復習をしておきましょう。単語を書きうつすだけだったり、漢字を練習するだけだったりする、いわゆる「筋トレ系の課題」に関しては、手を付けられるものは手をつけておきましょう。

とにかく準備はきちんと前もってやっておく。学校の先生の話は、自分が理解していると思っているところであっても、ぼーっとしたり、内職をしたりしないでちゃんと聞く。そうすれば、塾での先取りの勉強で、やり方がなんとなくわかっている分、もっと細かいところに気付けるはずです。

中1・中2の皆さんは、受験生である中3の先輩たちが、ここからものすごい勢いで勉強をしているのが、教室に来れば毎日見られますので、その先輩たちに刺激を受けながら、自分たちの勉強を頑張りましょう!

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