【雑談】大人の態度を子どもは見ている

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

テスト期間中で塾は毎日開いております。頑張りましょう!

火曜日はテスト対策と並行して、英検の英作文の添削や質問対応、そしてテストが既に終わった広大三原の生徒さんとテストがもう少し先の栗原の生徒さんの個別形式に近い授業を行っていました。

「先生、試験範囲の中部地方のところが分からないので、簡単に解説してください。」

「先生、化合物の質量の計算、完全に忘れちゃってます。」

「先生、日本とアメリカはどっちが強いんですか?」

「先生、アルパカとリャマってどう違うんですか?」

「先生、食料自給率が下がったときの影響って『農業が衰退する』じゃダメなんですか?」

などなど、色々な質問をもらってそれに対応していました。今まであまり質問をくれなかった生徒さんが質問をくれるようになると本当に嬉しくなりますね。勇気を出して、よく声掛けしてくれました。遠慮なくどんどん質問していいからね。

また、水曜日は英数の点数をもっと上げてほしい生徒さんたちを呼び出して、添削を行っていました。目指せ80点!頑張りましょう!

他にも、気になる生徒さんには声かけも行っています。とにかく、生徒さんの成績を少しでも上げるための力になりたいと思っていますので、一緒に頑張りましょう!

さて、昨日は深夜までかけてダラダラとブログを書いてしまったので、今日は短めのお話を自戒の念を込めて書いてみたいと思っています。たったの3300字です!(思いのほか長くなりました・・・いつもいつも駄文を本当にすいません!)

子どもは大人を見ている

以前、このブログでも紹介をした『ミステリと言う勿れ』というマンガの中で、主人公の久能整くんが発する子どもに関するセリフがとても印象的でした。(菅田将暉さん主演でドラマ化された作品です。そして今、広島を舞台にしたシリーズが劇場公開されています。また、劇場公開のおかげで、TVerにてドラマの第一話に撮りおろしのシーンを追加した、特別編が9月時点では公開されていました。)

内容が少し不正確なので、若干違う部分があるかもしれませんが少しだけご紹介すると、

「僕は子供をもったことはないですが、子供だったことはあります。親になると忘れてしまうのかもしれませんが、僕は今子供の立場でものを言っています。」

「子供って乾く前のセメントみたいなんですって。落としたものの形がそのまま跡になって、残るんですよ。」

「子供はバカじゃないです。自分が子供の頃バカでしたか?」

こんな風に、ハッと気づかせてくれるような名言が散りばめられています。

さて、どうしてこんな話をしたかというと、今回話したいテーマが、「子供に対する声かけは、たとえ赤ちゃんであっても最大限に注意をしよう」ということだからです。

今、自分が子育てをする立場になってみて、マンガのセリフを思い出しながら、大人が「子供にはどうせ分からないだろう」と思って発したちょっとした言動であっても、子どもって意外に覚えているもんだよなぁ・・・と、最近は自分の子供だったころをよく思い出しています。

私が保育園に通っていた頃、2歳から4歳の間くらいだと思うのですが、私の両親が共働きだったために、保育園へのお迎えが一番最後になってしまうときがしばしばありました。そのとき、いつもはニコニコしている保育士の先生が、ものすごく怖かったのを覚えています。保護者がいるとニコニコしているけれど、保護者がいなくなった途端に表情が真顔になって、相手をしてくれなくなるんです。そのなんだか面倒くさそうな態度が怖くて、夕方6時をすぎたあの時間帯だけは、先生にものすごく話しかけづらかったのを覚えています。

私が小学校低学年だった頃、夏休みは母方の祖父母の家に預けられていました。その時、祖母が「あんたは外孫だから、外孫よりは内孫が大事。」と面と向かって話されたのを覚えています。母は結婚して苗字が変わって西川の姓になって、家から出た形になっているから、その息子である私は祖母にとって外孫。一方で、私のいとこは祖母と同じ姓だから内孫。・・・なんでこんな話になったんでしょうね。笑

これで祖母のことが嫌いになるなんてことはなかったですが、「あ、おばあちゃんにとってボクは外孫だから、気を遣わなきゃいけないんだ。甘えちゃいけないんだ。」なんてことを子どもながらに考えたのを覚えています。

小2の頃に、学校の外にトイレの排泄物をくみとるバキュームカーが停まっていたとき、臭いがベランダまで漂ってきて、友達と「臭い!ヤダー!」と文句を言っていたことがあります。するとその場面を見ていた、担任の先生にものすごく怒られたのを覚えています。

「みんなのために、お仕事でみんながやりたくないことをやってくれている人に対して、そんなバカにしたような言い方はなんですか!じゃあ、あなたは自分でうんちを処理しなさい!」

この先生の一言のおかげで、他人のことを子どもなりにもっと考えられるようになったと思います。

中学校3年生の担任の先生が卒業式にかけてくれた言葉は、今の塾生のみなさんが卒業するタイミングでそのまま話をさせてもらうことだってあります。(恥ずかしいのでその話の内容は内緒!笑)

その先生が話してくれた、「先生は日本体育大学って大学に通っていたから、尾道をしばらく離れていたけど、尾道って実はものすごくいい所なんよ。気候も温暖だし、台風はそこまでひどくならないし、海もあって山もあって景色はキレイだし、人も多すぎないし。一度地元を離れたからこそ、改めて地元の良さが分かるんだよなぁ。」という言葉を覚えていたからこそ、学生時代は友達を連れて、社会人時代は同僚を連れて、しまなみ海道を何度か渡って、県外の人たちに尾道の良さをアピールしてきました。そして何より、私が一度地元を離れてからも、こうしてまた地元に戻って来ようと思えたのも、その先生の言葉のお陰かもしれません。

他にも、高校一年のときの担任の先生の、「君たちは私の息子・娘たちだ!」というセリフはかっこいいなと思いましたし、部活の顧問に「お前の時間の使い方は、頭が悪すぎる!そんなんじゃ受験は落ちる!」と言われたのにはものすごく腹が立ちました。(今考えれば、本当にその通りだと思うし、実際第一志望には落ちてしまったんですけどね。)

こうやって考えると20年、30年経っても、その時印象に残った周りの大人の態度は覚えているものだと実感します。私が塾の先生になってからも、私が何気ないつもりで発した言葉が、生徒に影響を与えていることに気付かされることがよくあります。

私がいつも通りの声かけをしただけだと思っていたのに、「昨日先生に話しかけられて、うちの子が喜んでいました。」と、保護者の方からお話を伺うこともありました。また、卒業生からもらった手紙で、「先生が授業の時に紹介してくれた●●を高校生になったら必ず観ます!」と、授業中に話したオススメの映画について書かれていたこともありました。

こういったお話を教えて頂く度に、言葉の大切さというのを実感します。

だから目の前の子供たちに全力で・・・!

自分の子供と接するときも、まだ赤ちゃんだからとスマホを見ながらテキトーにあしらうのか、目をしっかりと見て笑いかけて、こちらもハイテンションで盛り上げてあげるのかで、何か違いが生まれるような気がしています。さすがに0歳の記憶が残るのかはわかりませんが、こちらが本気で接することに何か意味があると思ってやっております。

お通いの生徒さんたちにも、手を抜いていると思われないように、こちらが真剣に向き合っていると分かってもらえて、生徒の心も燃やせるように、色々と試行錯誤していきたいと思っています。

ご家庭でも、「勉強しろ!」と言いながら親御さんたちがテレビを見ながらゆったりと過ごしていると、子供たちの中には「なんで自分だけ勉強しなきゃいけないの・・・」と、不満の種が生まれるかもしれませんね。よろしければ、料理の勉強でも、ふるさと納税の返礼品の研究でも何でもいいので、一緒に勉強をしてあげてください。

ということで、明日も頑張りましょう!

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