【雑談】アニメ『平家物語』を観ました!

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

火曜日は新中3の授業でしたが、まだ週3の授業のペースに慣れていないのか、勉強に苦戦している生徒さんが何人かいます。

特に数学に関しては、公式を用いれば簡単なはずの問題が、小テストで不合格者が続出・・・計算の簡単なところなので、早くみなさんには勉強の習慣をつけて、慣れていってほしいです。宿題をきちんと解いて、分からないところはきちんと質問をしてくれる生徒さんが合格してくれている訳ですから、小テスト不合格の人はちゃんと宿題が出来ていないということです。

このままでは、今年度は尾道北よりも上(誠之館、県広、呉高専、広大福山)は厳しいのではないかと思っています。中1・中2には、授業日以外に自習に来てくれる生徒さんがたくさんいるのに対し、中3は自習に来る子も少ないので心配しています。しかし、土曜日に自習に来て中1・2の理社を自主的に復習してくれている生徒さんも現れ始めたので、しっかりと受験モードになってきている生徒さんたちの話をして、学年全体のモチベーションを高めていきたいと思います。

さて、各学年の授業の際にお話をさせてもらいましたが、今、非常に面白いアニメがあります。

800年の時を超える祈りの物語

≪祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす≫

平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。

亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。

貴族社会から武家社会へ―――

日本が歴史的転換点を果たす、激動の15年が幕を開ける。

https://heike-anime.asmik-ace.co.jp/ より引用

中学でも、冒頭を暗唱させられる有名な一節で始まる平家物語が、なんとなんとアニメ化されました!

鎌倉時代の文学史に登場する軍記物の『平家物語』に関しては、普段の社会の授業では、「目の見えない琵琶法師が琵琶を弾きながら、平家の一族が栄え、そして滅んでいく様子を語っていくもの」という話しかしていませんでした。ですが、この作品を観たらもっと語ってしまいそうですね・・・。

物語の主人公は、史実にはない架空の登場人物である「びわ」という女の子です。父親は目の見えない琵琶法師でしたが、ある日、ささいなトラブルから平家に殺されてしまいます。そこから、娘であるびわの右目には、未来が見えるようになり、左目で死者が見える平重盛と共感し、平家の一族と生活を共にするようになります。

軍記物であるということで、戦争の描写ばかりと思われるかもしれませんが、作品の中では当時の貴族の生活の様子が多く描かれています。

今様(いまよう)と呼ばれる流行の歌を詠み合っている様子や、子どもたちが遊んでいる蹴鞠(けまり)、貴族を乗せて運ぶ牛車(ぎっしゃ)、そして実際の琵琶奏者が監修したとされる琵琶の音色と歌、その他にも貴族や武士の服装、たたりや怨霊などの考え方、現世との関わりを捨てて出家をする様子、白拍子と呼ばれる踊り子たちなどなど、皆さんが歴史を学ぶ際にイメージをしやすくなっていると思います。高校に入って、枕草子や源氏物語などを勉強する際の助けにもなると思いますし、国語便覧を眺めるのが楽しくなりそうです。

そして、私が高校で習った「治承・寿永の乱」、通称「源平合戦」に関して、ここまで丁寧に描いてくれるとは。

1177年 鹿ケ谷の陰謀

1179年 後白河上皇の幽閉

1180年 安徳天皇の即位、以仁王の決起、福原京への遷都、富士川の合戦、平重衡の南都焼き討ち

1181年 平清盛の病死

1183年 倶利伽羅峠の戦い、平家の都落ち、義仲の入京

1184年 一ノ谷の合戦

1185年 屋島の合戦、壇ノ浦の合戦

歴史の授業として勉強するとつまらなく感じる人もいるかもしれませんが、アニメでじっくりと観て、人と人の物語であると感じると、歴史を勉強する面白さが分かるようになるかもしれません。また、二度と会えないと分かっていながらの「またいつか」、将来に絶望しながらの「また今度」などのセリフ、表情や声の様子、風景の描写などもとても素晴らしいと思います。

そして、何かを勉強して、一本の軸が出来ると、それに関連したものにも興味が湧いてきます。

『枕草子』『徒然草』と並ぶ三大随筆の1つである『方丈記』のマンガ版も少し前に教室に置いていますが、合わせて読んでみると面白いと思います。この作品の舞台が、ちょうど平家一族が衰退していく頃の都のお話で、平家物語と同様に「無常」がテーマです。権力争い、豪邸を立てるなどの見栄の張り合い、そんなことをしていても、いつかは無くなってしまうのに・・・と、疑問を持った作者の鴨長明が、全てを捨てて山の中の小屋に移り住み、そこで感じたことを語っているお話です。現在で言うところの「ミニマリスト」「断捨離」というやつですね。

中でも、平清盛が福原に都をうつすと言い出して、豪華なお屋敷が解体されて廃墟になった様子や、平家の怨念で都に災害が起こる話などは、平家物語とも大きく関わりがあるところかと思います。興味があればぜひ読んでみてください。

また、現在NHKで放送されている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も、この平家物語のお話の続きなので、アニメを見てからドラマを観てみると作品がもっと面白くなるかもしれません。関連の本をコンビニで衝動買いしてしまいましたが、絵巻物で観ると、アニメとはまた違った描かれ方で、少し嬉しくなります。

みなさんの勉強が、テストのためのつまらないもの、無意味なものにならずに、皆さんの心にも残るものになるように、ぜひこのアニメも、時間のあるときに観てみてください!

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