【読書レビュー】十日草輔『王様ランキング』
みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。
中3のコメントは本日編集作業をして、明日リリースしたいと思っています。よろしくお願いいたします。
さて、私事で恐縮ですが、この仕事をしていることで、出来なくなってしまったことがあります。
それは、夕方~夜にかけてのテレビ番組、映画の地上波初放送、プロ野球の生放送などをリアルタイムで観ることです。
録画機能のついたテレビなどを買えば、時間差で観ることは出来るのですが、現状はそこまで困っていません。TVerやNHKオンデマンド、アマゾンプライムなどの動画配信サービスを使えば、色々な番組が観れてしまいます。
そして、夜型生活だからこそ、生放送で堪能できるものがあります。それが、「海外サッカー」です。
仕事が終わる時間帯からちょうど放送をしているので、そちらは楽しく「リアルタイム」で観られることが多いです。
日本のJリーグのようなプロリーグが、各国にあります。
代表的なものが、イングランド(イギリス)のプレミアリーグ、イタリアのセリエA、スペインのラ・リーガ、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アンなどです。この世界最高峰のサッカーの試合が、とにかく面白い。
気づけば15年近く、熱狂的とは言えないと思いますが、ゆるりと海外サッカーを追いかけています。
イングランドのプレミアリーグの放映権料(テレビ局や動画配信サービスが放送する権利を獲得するためにリーグに払うお金)は、年間4000億円を超えています。コロナ前の放映権料は1兆円を超えていました。国家予算かと勘違いするくらいとんでもない額のお金が動いています。
ヨーロッパのサッカースタジアムの中には、6万人以上を収容できるスタジアムもいくつもあります。そして、1試合だけでスタジアムでのチケット代などの売上が3億円になるところもあるそうです。サッカー選手の年俸もものすごくて、時給に換算すると100万円を超える選手も何人かいます。一時間で100万円稼ぐって、とんでもない金額ですよね? そのくらい、世界中のお金と、最高水準の監督や選手がヨーロッパに集結し、世界中が注目する中で、ものすごい試合が展開されています。
上に貼った試合のハイライトは、現在イングランドのプレミアリーグで1位のクラブと2位のクラブの頂上決戦のものです。みんなパスもシュートも上手いし、タックルも激しい。それが90分ずーっと続いていて、本当に凄い試合でした!
ということで、生徒さんたちには普段はわざわざ話していませんでしたが、海外サッカーに関してならそれなりには語れますので、サッカー大好き少年・少女たちから話しかけられるのをお待ちしています。
さて、そんな私の最近の深夜のもう1つの楽しみが、教室に置いているマンガのアニメ版を見ることです。
特に最近のおススメはこちらです。
https://osama-ranking.com/ (アニメ版)
https://promo.kadokawa.co.jp/osama_ranking/ (コミック版)
それはある遠い国に生まれた、世界一非力な王子の物語。
自分の無力さに、人の裏切りに、過酷な運命に、
何度も押しつぶされそうになりながら、
それでも前に進み続ける。
主人公ボッジの小さな小さな背中が、
きっとあなたを元気にしてくれます。
https://promo.kadokawa.co.jp/osama_ranking/ より引用
世界にたくさんの国があり、各国の王様の力を示す「王様ランキング」というランキングがある世界が、お話の舞台です。
主人公は、生まれつき耳が聞こえず、言葉を話せない上に非力な王子様ボッジくんです。彼は王様ランキング7位のボッス王の息子ですが、周りからは王の器ではないと言われ、民衆からも家来たちからもバカにされていました。そんな中、ひねくれ者のカゲと出会ったことで彼の運命が変わっていきます。
絵本のようなタッチですが、ストーリーは感動的で、戦闘シーンにはものすごく迫力があります。このアニメーションを作った制作会社が、あの『進撃の巨人』も手掛けていたというのですから、迫力の戦闘シーンにも納得です。最初は嫌な奴だと思えた人物たちが、お話しが進んでいくにつれて、実は良い奴だったと明らかになっていく、どんどん引き込まれてしまう構成になっています。
そして、登場人物たちの優しい、思いやりにあふれた世界観に感動します。この作品のテーマは一言で言えば、『愛』ではないかと思います。親子の愛情、兄弟愛、師弟愛、そして大切なパートナーとの愛情、友情や忠誠心。色々な人の「想い」を感じることが出来て、毎回私は半泣きになりながら観ています。
12話から新しくなった主題歌の中にも、「愛してしまったんだ全部全部 降りかかる呪いも全部」という、ちょっと意味深な表現が出てきますね。これが物語の核心に・・・。私は原作を既に読んでいるので、先の展開を知っているのですが、この後も感動するシーンがたくさんあるので、本当に楽しみです。
こういう作品が、大人も子供も楽しめるアニメなんだろうなと思います。
アニメの原作者の方は、会社員を辞めてマンガを描き始めた方のようです。第一巻の頃はお世辞にも上手とは言えない絵でしたが、話数を重ねることに絵が上手くなり、今ではそんなことは全く気にならなくなりました。そして、アニメの方では、プロのアニメーターたちが絵を作るので、最初から可愛く、かっこよく、お話しもより分かりやすく作られています。
このブログを書いている時点で、アニメの方は第12話まで放送されていますが、第2話のボッジとカゲの友情が芽生えたシーンや、第3話の親子愛のシーン、第7話の衝撃のクッキングシーン、第9話の王妃を守る護衛役と魔物の戦闘シーンなどなど、おススメしたいシーンがたくさんあります。オープニングもエンディングの歌も素敵です。(エンディングはこちら)
アマゾンプライムでアニメが配信されているようなので、興味がある方はぜひそちらを観てみてください。面白いと思った生徒さんは、良ければ教室にある原作も読んでみてください。アニメとはまた違った発見があると思います。
どうやらこの作品は世界中でも注目され始めているようで、各国の動画配信サービスで人気ランキング1位を獲得しているようです。海外の方のリアクション動画というのもYoutubeでよく見かけます。もしかしたらこの作品、もうすぐ『鬼滅の刃』に次ぐ、世界的人気作品になっていってしまうのでは・・・なんて思っています。
みなさんも、何かおすすめのサッカー選手、おススメの映画やアニメがあればぜひ教えてください!