【高校情報】福山暁の星女子高等学校(その④)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

今回は、福山暁の星女子高等学校の塾対象学校説明会に行ってまいりました。 前回のブログ(その③)いくつかの高校をまとめて紹介したブログからの伏線が見事に回収され、学校の驚くべき「進化」と「熱意」を肌で感じることができましたので、たっぷりとお届けします!

まずは基本情報から!

福山暁の星女子高等学校

HP: https://www.akenohoshi.ed.jp/cyukou/

男女: 女子校

アクセス: JR福山駅より中国バス深津住宅バス停下車 徒歩約5分(有料でスクールバスも利用可)

学科・コース(受験者平均偏差値):

  • 普通科学究コース(60.3)…一般入試で難関国私立大を目指す
  • 普通科探究コース(※新設)… 推薦入試で国私立大を目指す
  • 通信制ライフクリエイトコース(※新設)…大学や専門学校進学を目指す

R8年春の主な大学進学実績(卒業生56名、過年度生含む):

岡山大学(医学部医学科)、広島大学(医学部医学科含む)2名、筑波大学、山口大学3名、愛媛大学など国公立大学18名、早慶上理4名、GMARCH3名、関関同立13名など


導入:いきなり先制パンチ!生徒と先生のデジタル活用力

会の冒頭、テイラー・スウィフトの曲に合わせて、カラフルでポップなオープニング動画が流されました。 「Today’s Program」から「塾対象学校説明会」へと繋がる非常にクオリティの高い動画だったのですが、なんとこれ、生徒さんが授業中のプレゼン練習の一環で作ったものなのだそうです!いきなり先制パンチを食らいました。

その後は先生方の説明へと移りましたが、そこで使われていたスライド資料もおそらくAIを活用して作られたもので、非常に見やすく洗練されていました。 先生自らが最新技術を使いこなしているということは、生徒たちにも日常的に質の高い指導が行われている証拠です。常にアップデートを怠らない先生方の姿勢に、とても好感が持てました。(こういう細かいところに、学校側の努力が垣間見えるところが私の好きなところです。)


暁の星のおさらい:伝統ある基本情報とルーツ

ここで、初めて暁の星を検討される方のために、学校の基本情報をおさらいしておきましょう。

  • 歴史とルーツ:戦後まもなく、「原爆で大きなダメージを負った広島に、教育を通して救いの手を差し伸べたい」と願ったフランスの4人の修道女が来日して作られた、ミッション系の伝統ある女子校です。その宗教的なバックボーンがあるからこそ、「他者のために生きる」という目標が、今の学校教育にも深く根付いています。

  • 身近な存在:英検の2次面接試験の会場にもなっているため、塾生の中にも「行ったことがある!」という人が多いのではないでしょうか。

  • 高大連携の強み:一昨年には名門・上智大学との高大連携を発表。カトリック校としての繋がりを活かした、独自の強みを持っています。


数年前からの伏線:キムタツ先生やタカタ先生を巻き込んだ改革の歴史

以前のブログ(その③)でもお話ししましたが、暁の星の学校改革は一朝一夕で始まったものではありません。

数年前から、あの灘高校の元英語教師・木村達哉(キムタツ)先生を招いて直接の学習アドバイスや講演を行ったり、YouTubeでも大人気の数学教師・タカタ先生による刺激的な授業イベントを行ったりと、外部の第一線のプロの手を借りながら、生徒の学ぶ意欲を爆発させる仕掛けをたくさん作ってこられました。

今回の説明会で、外部のプロと相談しながら進めている「学び方改革」の話を改めて伺い、「なるほど、あの頃から一貫して種をまき続けてきた改革が、いよいよ本格的な大樹へと育ってきたんだな」と、深く納得させられました。


暁の星の「学び方改革」:自律的な学習者へ

現在、暁の星では「学び方改革」として、これまでの「先生が教え、子どもがそれを聴く」という受動的なスタイルから、「自律的な学習者」を目指して、問い・対話・探究を繰り返す教育へと大きく方針転換をしています。

「自律的な学習なんて、本当に成果が出るの? 今まで通りのガチガチの管理型でいいんじゃない?」と思われる方もいるかもしれませんが、その答えはすでに見事な結果として表れています。

学校改革の成果は早くも進学実績に結びついており、今年度は医学部医学科に2名合格、国公立大学の現役合格率は30%を記録! 説明会では、教頭先生から象徴的な3人の生徒さんの実例が紹介されました。

  • ① 基礎固めから広島大学医学部(医学科)へ現役合格したAさん 女子校ならではの「自分の目標をはっきりと口にしても、誰も否定しない環境」が整っているからこそ、周囲の目を気にせず、本当に行きたい進路へ向かってのびのびと力を伸ばせた好例です。

  • ② 「学校に馬で登校するには?」から岡山大学医学部へ合格したBさん(1浪) 探究活動で一見ぶっ飛んだ問いを立てたBさんに対し、先生方は決して否定せず、思いっきりテーマに向き合わせました。そこから「盲導犬を連れて登校する際の障害」へと問いが広がり、医学の道を志すきっかけになったそうです。枠にはめない探究だからこそ、生徒が本気になり、自然と社会へ繋がっていく良さがあります。

  • ③ 5年連続の快挙!「高校生平和大使」から慶應義塾大学(総合政策学部)へAO合格したCさん 全国から選ばれる重要な大役「高校生平和大使」に、暁の星の生徒さんが5年連続で選出されています。先輩の姿に憧れて「次は自分が!」と手を挙げる好循環が生まれています。Cさんは地元でも平和団体を立ち上げてアクティブに活動し、その実績が見事に評価され、超難関の慶應SFCのAO入試を突破しました。


圧倒的な指定校推薦枠と、充実の国際交流・英検

驚くべきは、指定校推薦の充実ぶりです。1学年60名程度のこじんまりとした規模にもかかわらず、230名分を超える指定校推薦枠があります。 前述のカトリック枠を利用した上智大学や南山大学をはじめ、GMARCH、関関同立、名門女子大などがズラリ。これほど枠が多いのは、「卒業生たちが大学進学後も真面目に頑張っているから」こそ、大学側からの信頼が厚いためです。

その他、以下のような魅力的なプログラムも紹介されました。

  • 多彩な国際交流:バリ島・ニュージーランド・セブ島・韓国など

  • 英検の優遇と対策:学校が英検の本会場であるため、内部生は割引費用で受験可能。さらに、対策問題集を出版する最大手出版社と連携した独自の「英検突破プログラム」も用意されています。


高校部のコース紹介:学究・探究・ライフ・クリエイト

今回は塾生向けに、高校部の3つのコースに絞って解説します。

1. 学究コース(一般選抜で難関国私立大学を目指す)

カリキュラム作成のプロと相談して作られた、非常に合理的なカリキュラムが特徴です。例えば理科の場合、1年かけてダラダラ学習するのではなく、「生物なら生物」を2〜3ヶ月間みっちり集中して授業を受ける形に修正されているそうです。 私の経験上も、夏期講習などで集中して教えた単元の方が生徒の頭に残りやすいと感じるため、この短期集中型の改革は、大学受験において非常に効果的だと思います。

2. 探究コース(総合型・学校推薦型選抜で国私立大学を目指す)

昨年度の入試から新設されたコースです。基礎学力を鍛えつつ、前述したような「自ら問いを立てる力」を重視します。 基準偏差値としては勉強が苦手な生徒さんでも挑戦しやすい設定ですが、「勉強は少し苦手だけど、何か一つ好きなものや深く知りたいものがある」という生徒さんにとって、興味と学問を繋ぐ最高の懸け橋になるコースです。

3. ライフ・クリエイトコース(新設・通信制)

新たに設置された通信制のコースです。それぞれのライフスタイルに合わせた学びを提供します。


入試情報:お財布に優しい「受験料」と保護者の味方「延納制度」

今年度の入試における重要トピック、そして暁の星ならではの「神対応」な制度についてまとめました。

  • 尾道会場は今年度も継続:塾からもすぐ近くの「ロイヤルホテル」での受験になるはずです。

  • 筆記テスト(一般)の傾向変化:例年通り英数国の3科目ですが、今年度から広島県の公立高校の入試問題に寄せた問題が作られるとのこと。過去問と傾向や難易度が変わるため、過去の最低点などはあまり参考にならなくなる点に注意が必要です。

入試の種類は、①専願推薦、②併願推薦、③専願一般、④併願一般の4種類。 中でも非常に面白いのが「②併願推薦」です。

推薦入試なので学力検査(筆記テスト)はなく、基本的には面接と調査書(内申点)のみで合否が決まります。(一部の学校は「適性検査」という名目でテストを出しやがりますが・・・笑)。

つまり、暁の星を第一志望としていない(公立が本命の)生徒さんでも、内申点と面接だけで事前に合格を確保できるという画期的なシステムです。

さらに、保護者の方にとって非常にありがたい制度が2つあります。

  1. 格安の受験料 この併願推薦は面接だけということもあり、受験料が例年であれば5,000円で済みます(数年前に値上げされましたが、それでも他校の2万円前後の相場と比べれば破格の安さです)。

  2. 安心の「延納制度」 「他校を本命にしているけれど、滑り止めとして合格をキープしておきたい」という場合、一般的な私立高校だと、事前に数万円〜数十万円の入学金(手付金)を支払わなければ、合格が取り消されてしまうケースがほとんどです。しかし、暁の星には公立高校の合格発表日まで入学手続きや費用の納入を待ってくれる「延納制度」があります。無駄な出費を完全に抑えて公立入試に全力を注げるため、併願先としてこれ以上ない安心感があります。


各コースの推薦出願基準

推薦入試に臨むための内申点(中3・5教科)の基準は以下の通りです。

コース 専願基準 併願基準 条件・優遇措置
学究コース 5科20以上 5科21 以上

※5教科の評定がすべて「3」以上であること。

 

★併願は英検準2級以上で1ポイント優遇(5科20以上で出願可)。

探究コース 5科15以上 5科16以上

※基準に満たない場合は一般入試での受験となり、費用も異なりますしそれなりの対策が必要です。また、一般入試は、学究コース志望で、当日点数が届かなかった場合、探究コースへスライド合格するシステムもあります。


まとめ:優秀層の受け皿へ、のびのび自分を出せる女子校の魅力

もうすぐ広大福山の高校募集が停止されることを受けて、学校側も「地域の成績優秀な生徒たちの受け皿になれるようにしていきたい」と強く意気込んでおり、そのための改革がハイスピードで進んでいます。

高校から女子校に入るということに対して、最初は「共学がいいな…」と抵抗感を持つ生徒さんも多いかもしれません。しかし、「男子の目が一切ない」というのは、周囲を気にせず勉強にのびのびと打ち込めたり、周囲の目を気にせず自分の個性を思いっきり表現できたりする、非常に大きなメリットがあります。説明会で紹介された生徒たちの生き生きとしたストーリーが、何よりの証明です。

そして・・・私がこんな風に文字だけで紹介しなくても、学校の雰囲気がよく分かる動画がYouTubeにあがっております。(期間限定??)

実はテレビ東京の「名門のオキテ!」で、昨年度がっつり特集された学校なんです。というのも、中学女子の100m記録を更新した、日本一速い女子中学生が進学した高校だからなんです!

今、中学3年生の皆さんが入学するころには高校3年生なので、そのころにはまたものすごい記録を打ち立てているかもしれませんよ?

ということで、暁の星は進学実績を上げようと目に見えた改革をしている学校であり、さらにお財布に優しく安心感抜群の「併願推薦」や「延納制度」を上手に活用すれば、受験の戦略としても非常に心強い味方になってくれます。入試を受ける場合は、志望理由も聞かれますので、 少しでも気になった方は、ぜひ実際の学校説明会に足を運んで、その進化した空気感を肌で感じてみてください!

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