【教室内紹介】また失敗すればいい

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

7/6日, 7/7月はお休みです。

さて、本題・・・の前に、いよいよ参議院選挙が始まります。

私は選挙前にはよく選挙ドットコムのサイトを見させてもらっています。今回の参議院選挙に関して、広島県は合計2名が当選する選挙区ですが、そこに10名の方が立候補されています。参議院は任期が6年なので、今回の参議院選挙は、6年前に選ばれた国会議員さんを選び直す選挙ということになります。6年前というと・・・2019年です。

その時の選挙と言えば、あの河井あんりさんが当選された選挙です。尾道駅前にピンクの服を着た人たちがたくさんいて、その方々が車に向かって一生懸命手を振っていた光景が思い出されます。菅総理(当時)も尾道駅に来られてましたよね?

実際は元法務大臣で夫の克行さんが、1億5千万円を各地方公共団体の議員や首長に配っていて、いわゆる「買収」が行われていたということでかなり問題になり、河井夫妻は逮捕されました。三原市や安芸高田市などの当時の市長さんたちも、お金を受け取った責任をとって辞任されていますね。

実際にあの選挙で何があったのか、当時の事件で実刑判決を受けて服役していた河井夫妻がネット番組で、色々なことをぶっちゃけてくれています。「そんなことみんなやってるのに、どうして自分たちだけ逮捕されるの・・・」なんて話を聞くと、色々と考えてしまいますね。

これを見ると、選挙は異なりますが、広島県議会や尾道市議会のことにももっと関心が湧くかもしれません。

今回の選挙をめぐって、物価高対策、減税、コメ不足に関しては多くの方が注目されそうですが、外交・移民問題・AIによるブロードリスニング・教育など各政党それぞれ打ち出しているものもありますので、それらを含め考えていきたいですね。

期末テスト終了!

さて、昨日の栗原中の試験をもちまして、中学生たちの定期試験がようやく終わりました!

今回も同じ尾道市内でも、試験日程が早い学校と遅い学校で2週間ほど開きがあり、テスト対策期間をどうしようかなど色々と悩みました。この期間を休みだと思って、塾にも来ず、試験期間中ダラダラとさぼってしまう子も出てしまうかもしれないから、ギリギリまで授業をした方がいいんじゃないかとも考えました。ただ最終的には、毎回試験勉強を頑張ってくれている生徒さんの意見を優先的に聞くようにしました。意見を言ってくれた生徒さんたちはしっかりと毎日塾に来て頑張ってくれました。

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、うちの塾では、試験が近くなると集団授業を停止して、毎日塾に来放題の期間に入ります。その中で、毎日来てくれた生徒さんたちを「道場皆勤賞」として表彰しています。

今回のテスト対策期間、この「道場皆勤賞」を受賞してくれたのは中1が2名(高西2名)、中2が1名(向島)、中3が9名(みなと2名、日比崎3名、栗原2名、向東1名、高西1名)でした。また、こちらの指定する日数には少し足りなかったものの、頑張ってきてくれた中2の生徒さん1名も追加で賞状を準備しようと思っています。

中3の生徒さんたちは全体的に見ると出席率が非常に高く、他学年と比べて圧倒的で素晴らしかったです! この皆勤賞を取ってくれた生徒さんの中には、クラブチームの活動が岡山であって、それが終わってから夜に塾に来てくれた生徒さんもいました。入試に向けて、内申点を取ることがどれだけ大事なのかを言い続けているつもりですが、それが伝わっていたようでとても嬉しかったです。(数年前には、朝7時に家を出て、ロードバイクでしまなみ海道を往復して、それから夜に自習に来てくれた強者もいましたね! さすがにすごすぎて「そんな状態でよく来たね・・・」と良い意味で少し引いてしまいました。笑)

また、向島や高西など、お住まいや学校が近くという訳ではないのに、毎日のように来てくれている生徒さんたちもいて、しっかりと送り出してくれているご家族の方には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!

一方で、みなと中の生徒さんたちが中1・中2にたくさんいるのに、あまりみんな来なかったなという印象でした。来ない子が多いのであれば、保護者の方からいただいているお金がもったいないので、テスト対策なんて無駄なことはやめて授業をした方がいいですね! ということで、今のシステムを今いる子たちに合わせて、柔軟に変えていこうと思っています。

ごく一部例外の生徒さんもいらっしゃいますが、当然ですがテスト前の塾への出席状況とテストの点数には強い正の相関関係があります。たくさんくる子の方が成績が良いし、あまり塾に来なくなる子は成績が悪いかあまり変化がありません。うちの塾は、全員が進学校合格を目標としているというスタイルの塾ではありませんので、𠮟りつけることはありませんが、少しもったいないような気もしています。

ただ、これも授業で話をしていますが、特に中1・2の生徒さんに関しては勉強不足でテストの点が振るわなかったなら、それはそれで別に構わないと思っています。大事なのは、失敗したことではなくて、その失敗を次にどう生かすか、だと思います。

定期テストの失敗なんて、生徒さんたちの長い人生の中で見れば、大した失敗ではありません。私も初めて100点を取ったテストのことは(100点を取ったおかげで当時好きだった子に『西川?100点?』と話しかけられたから笑)かろうじて覚えていますが、それ以外のテストは何点を取ったかなんて覚えていません! それくらいどうってことないことです。

そして、それなりに人生を送っていると、大学入試の失敗だって、そこまで大きな問題ではないんじゃないかと思えます。会社で優秀な結果を出している人が、どこの大学を出ているかなんてわざわざ気にしたことがないです。(同じ大学ならちょっと嬉しくはなりますが。)

社会に出れば、どの大学を出たかではなくて、「今、何をしているのか」の方が大事ですからね。だから、次の定期テストに向けて、テスト期間の自分がやったこと、やらなかったことを振り返り、きちんと次に生かしてほしいです。

ちょうど今日の中3の国語の授業でも、「経験をすれば必ず何かしらの学びがある。ただ、その学びに気づかずに通り過ぎてしまうと、何度も何度も同じ経験をしないといけなくなる。」ということが書かれていましたね。テストの成功だって失敗だって、どちらにせよ大事な経験です。そしてそこには大きな学びがあります。それを拾い上げて次に生かすのか、そのまま捨てておくのか、それは皆さん次第です。

ということで、こちらの写真をご覧ください。

教室の入口のところに数年前から掲示している掲示物です。ネットでたまたま見つけて、素敵な言葉だと思って拝借したのですが、よく調べてみると、アイルランド出身の作家で、ノーベル文学賞を受賞したサミュエル・べゲットさんの名言だということがわかりました。

この名言をわざわざ掲示してまでみなさんに伝えたいことというのは、「失敗したって構わないからどんどん挑戦をしてほしい」「失敗を恐れることや、誰かから何かをやれと言われるまで指示待ちでいることよりも、自分で考えて行動したことの方が意味があるよ」というメッセージです。

過去には中学校の課題をほぼフル無視して、自分で買った問題集を定期試験前にやりこんでいる子がうちの塾に数名おりました。その子たちはテスト勉強をあまり真面目にやっていないですから、中学校の定期テストの結果や内申点はたいして良くありませんでしたが、模試での結果はものすごく良かったです。さらに、高校に入ってからも得意な教科をさらに伸ばして、それぞれの高校で上位にいるという話を聞いています。

定期テストでの失敗を恐れて、学校のワークだけをやっていれば、そんな行動は出来ませんよね? だから、定期テストという意味では「失敗」かもしれないけれど、自分で選んだ前向きなものであったり、「失敗」を次の「成功」につなげるための養分に出来るなら、むしろ失敗してよかったと思えることもあると思います。

念のため断っておきますが、失敗しないように、真面目にコツコツ勉強を頑張って、テストでしっかりと結果を残してくれる生徒さんの努力を否定するつもりは全くありません! 1つ1つのことを真剣に頑張る姿勢は、確実に周りや社会から評価されますし、コツコツ頑張っている人が努力した結果というのは、頑張りにムラがある気分屋たちが、後からどんなに頑張っても追いつけないレベルに到達していることもよくあります。

大事なのは「きちんと自分のアタマで考えること」です! 反省点が多かった生徒さんはぜひ、次のテストに向けてどうしていけば状況が良くなっていくのか、家族とでもいいし、私とでもいいので、一緒に考えていきましょう!

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