【高校紹介】今年度説明会に伺った高校をどんどん紹介!
みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。
テスト前道場期間ですので、教室は毎日開いております。目標に向かって頑張りましょう!
さて、説明会に伺った学校を紹介するべきなのですが、少し時間がたってしまったので、ここから一気に紹介してみたいと思います! みなさんの学校選びの参考になれば幸いです。
近畿大学附属広島高等学校福山校
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校長先生のお話では、高校受験では安定して2クラス分生徒さんが集まっているとのことでした。また、教育が活発な地域では、私学が元気な印象があるため、引き続き元気な私学でありたいというお話もされていました。
Fesと呼ばれるオープンスクールは高校に500名以上、中学に800名以上の方が参加されたそうです。また、新行事として夏休みに、小学校3・4年生を対象とした「わくわくサマーラボ」という宿題の手伝いや理科実験のイベントを行った結果、こちらも新しいイベントにも関わらず、150名以上の方が参加したそうです。
進学実績に関しては、中学校から入学組は国公立大学へ進学した生徒が全体の19%(京都・大阪・名古屋など)、近畿大学への内部進学が43%(うち特待生5名)だったそうです。一方で、高校から入学組は国公立大学へ進学した生徒が全体の13%(九州など)、近畿大学への内部進学が50%(うち特待生4名)とのことでした。
日本の大学で一番志願者の多い大学が近畿大学ですが、再来年度から看護学部が新設されるということで、ない学部が本当に限られてきましたね。(パッと思いつくのは、体育学部と獣医学部くらい?) 近畿大学ではベンチャー企業を支援するプログラムであるKINCUBA(キンキュバ)の支援もあって、大学発のベンチャー企業も増加しているのだそうです。就職ではなく、起業ということを考えてみるのも今の時代はいいのかもしれません。
また、総合型選抜・学校推薦型選抜(旧推薦入試)での合格者が増えている中、面接で語れるような様々な体験が高校生活でできることも、近大福山の強みであるというお話も伺いました。探求学習では大学や企業とコラボをしており、八天堂とコラボして作ったバラ風味カスタードのクリームパン、お茶がらを燃料にしたバイオコークスの生成、生徒のアイデアをもとに福山の情報誌を作るためのクラウドファンディングの実施など、色々な経験の場を与えてくれることも魅力です。中学部の総合探求も刺激的でとても面白そうでした。
勢いのある近畿大学への内部進学の資格を残しながら、国公立大学へのチャレンジの資格も与えられる。しかも、校内では多様な活動ができるし、最初から内部進学狙いの生徒さんであれば、大学受験以外の活動を目いっぱいできるということで、附属校のメリットを考えると、併願先としては良いかもしれませんね。入試は尾道会場もあるとのことですので、気になる方は11/23土に実施される「出願直前個別相談会」に参加してみてください。
福山暁の星女高等学校
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英検の2次面接試験で訪れたことがある人もいらっしゃるかもしれません。戦後間もないころに福山にできたミッション系の女子校です。昨年10月には上智大学との高大連携を発表されましたので、都内にある名門大学である上智大学への推薦の枠もあるはずです。
現在、学校全体が意欲的に教育改革に取り組まれている印象です。中学部では、好きなことをとことんやりたいタイプの生徒さん向けのCLコースと、課題にコツコツ取り組むタイプの生徒さん向けのULコースの2コースに分けて、生徒の特長に合わせた授業を展開されています。また、説明会では例年、理系教育に力を入れているというお話もされており、面倒見が良い印象もあります。現在、うちの塾に通ってくださっている生徒さんがいらっしゃいますが、数学のテストは①と②の2種類あり、公立の学校よりも進度が早いです。
また、ここ2年程は数学の講師として「スペシャル講師」を用意されているそうです。それが・・・
お笑い芸人でもあり教育系YouTuberでもあるタカタ先生です! 先生の模擬授業を説明会で実演していただきましたが、生徒を巻き込んだ授業形式、みんなで一緒に声を上げる合言葉を決めて盛り上がれるような工夫、生徒が興味のある話題作りなど、講師として学びたいところがたくさん見つかりました。タカタ先生が年に数回、特別講師として授業をしてくれるということで、生徒さんたちには大きな刺激になるでしょうね。タカタ先生の授業が刺激になって、「素因数分解」に魅了された生徒さんがとんでもないことになっている・・・というお話も面白かったです。
素因数分解に魅了されたい生徒さんはぜひこちらの記事を・・・
そんな意欲的な改革に取り組む暁の星ですが、なんと・・・私の布教活動が実ったからか「近年は尾三地区からの受験者も増えてきたので、尾道会場を高校受験会場として新設します!」という発表がありました。中学校の勉強をコツコツとやって内申が十分にあり、公立高校への合格可能性が極めて高い生徒さんにとっては、併願先としてとても良い学校ですので、ぜひ以前の私のブログを読んで参考にしてみてください。
銀河学院高等学校
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実は私が尾道に帰ってきた2018年に初めて学校見学に行かせてもらった学校が銀河学院なんですよね。今年の7月には教育ネット21の英単語トレーニングジムの会場としても使わせてもらいました。また、昨年度はうちの生徒さんが1名、単願で進学をされています。最寄りは大門駅のため、尾道の皆さんにとってはあまりなじみのない学校かもしれませんが、最近は高校女子駅伝など部活の方でもよく校名を聞くようになりました。
暁の星同様に入学手続き金の延納制度がありますし、このあたりでは珍しく、併願入試であっても3教科受験である共学の高校です。3教科受験であることを考えると、市立福山を受験する生徒さんにとっては、私立のための5教科の入試対策をする必要がなくなるという意味で、良い併願先かもしれません。
中学から入学した生徒さんの進学実績として、昨年度は京都大学や岡山大学の医学部医学科、慶応義塾大学などがあるそうです。高校から入学した生徒さんたちも、昨年度は埼玉大学や岡山大学に進学された生徒さんがいらっしゃるようです。
校内にはアロマハンドマッサージができる場所や3on3のバスケットボールをするスペース、保護者が相談をする「にこにこルーム」など、他の学校ではあまり聞いたことがないような施設が充実しています。
一部、中学部の生徒さんたちのみの活動も含みますが、校内では多様な活動ができるようです。広島銀行の企業体験、英会話スクールNOVAとコラボしたEnglish Camp、タイの高校生たちと相互にSDGsの活動報告会、くらしき作陽大学の先生のサポートを受けた探究活動、日本へ来ている留学生との交流会、文化祭の売り上げの一部の慈善団体への寄付、福山市の夢・未来開花プロジェクトでの入選、福山市英語暗唱大会での毎年入賞、地元のお祭りで高齢者の方に代わって神輿を担ぐ、などなど勉強に限定せず、様々な活動をされているのが印象的でした。
興味のある方は、以前と比べて受験料や入学後の費用のところで昨年度から若干の変更があるようですので、それを踏まえて説明を聞いてみてもらえればと思います。
福山誠之館高等学校
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県東部のTOP公立高校で、昨年度はうちから4名が受験し、見事全員が合格を勝ち取ってくれた誠之館ですが、最近は秋の塾対象の入試説明会は問題の解説がメインであっさりしています。ですので、学校のことをもっと知りたい方は、ぜひ学校説明会、オープンスクール、誠之館セミナーなどの機会をうまく活用してください。今回は入試について、公開してくださった情報の部分を簡単にご紹介したいと思います。
今回の説明会では、昨年度の合格者平均点を教えていただきましたが、そこで説明会の会場にちょっとしたどよめきが起こりました。
国語 40.9点
社会 43.4点
数学(自校作) 37.2点
理科 41.2点
英語 45.5点
英語(自校作) 75.3%
まずこれは、合格者平均点なので、この点数が取れていないと不合格ということではありませんのでご注意ください。ただ、英語の合格者平均点がなんと9割超えなんですよね・・・。入試制度が変わって、明らかに入試が全教科簡単になってきているのですが、生徒たちが英語をここまで取れているというのはびっくりしました。逆に言えば、英語ができない状態で誠之館を受けるのはかなり致命的・・・ということかもしれません。
また、自己表現に関しては「特別な対策は不要である」ということを強調されていました。自分らしさを表現してほしい、途中で言葉に詰まっても問題はない、伝えようとする意志があってこちらが分かればOKだ、というお話でしたので、不安に思っている人は安心してください。
昨年度は倍率が1.2倍ほどあり、不合格者もかなり出ましたが今年はどうなるでしょうね・・・。
英数学館高等学校
こちらの学校は今回初紹介です!以前、進学情報フェスタで担当者の方に名刺をお渡ししたのですが、・・・嫌われているのかその後連絡をいただけておらず、気になるけどよくわからない学校でした。
しかし、前回の英検勉強会の際に、校長先生からのお話を聞けまして、とても面白い学校・・・というよりおそらく、昨年度から就任された土屋校長がとても面白い人だということが分かりました。(今、メモを紛失しておりますので、詳しくはこちら)
校長先生のお話を頑張って思い出してみましたが、おそらくこんなお話でした。(誤りがあれば訂正します)
学校は子供たちに多様な学びの機会を与える場でなければならない。そして、子供たちが「おっ」と食いついたときに、その興味関心をもっと広げてあげる場でなければならない。お金を払えばそんな活動はいくらでもできるが、何事にも限度がある。いかにお金をかけずにやるかを考えることも大事。幸いなことに、学校には、無料や格安で受けられるような様々なイベントの情報が集まってくる。
それを私たちは『桃』と呼んでいて、一部の生徒たちだけにではなく、生徒たち全員にその情報をどんぶらこ~どんぶらこ~と流し続けている。実は多くの学校が『桃』を見逃している。一通の案内メールを既読スルーしている。私たちはそこを絶対に見逃さない。イベントが平日に開催されることもあるが、そこは(ルールをきちんと調べた上で)「公欠」扱いにして、学校の授業を休んででも、積極的に生徒たちにはイベントに参加してもらっている。その結果、地域とのつながりも強くなった。例えばサッカー部は今、「福山シティFC」というチームと一緒に練習をさせてもらっている。人工芝のグラウンドで、海外の指導者ライセンスを持つコーチがいて、最新の科学的なトレーニング器具を使いながら練習をして、まだ高校1年生しかいないチームだが、みるみる結果を出している。
入試においては(同じ加計学園グループの)岡山理科大学への内部進学が可能。進学の資格を残したまま他大の受験もできるので、大いに活用して受験を頑張ってもらいたい。
ということで、思わぬところで情報のなかった学校の話が聞けて、とても嬉しかったです。
英数学館は、海外の大学への進学資格が得られる国際バカロレア(IB)の認定校というお話は聞いていますが、もし興味がある方がいらっしゃれば、来年度はきちんと塾対象の説明会にも参加してみようと思います。
まとめ
ということで、一気に5校の学校紹介をさせてもらいました。話を聞いていると、どの学校にも特色や魅力があります。
進学実績や偏差値を見て、高校を選ぶという方もいるでしょう。(少なくとも中学・高校時代の私はそうでした・・・)
東大や広大に何名合格しているかを見ることも大事かもしれませんが、偏差値の高い大学・高校に合格することはゴールではなく、あくまでも豊かな人生を送るための手段の1つでしかありません。どの学校に行っても、勉強を頑張っている子はしっかりと勉強をしているし、部活を頑張る子は部活を頑張っています。誰でも入れると一部では言われているような私学からでも、難関国私立大合格者が出ているという受験結果を見ても分かります。
もちろん、いわゆる進学校は、その勉強をしている子たちの人数が他の学校よりも多いです。だから、自然と勉強をやる気になる環境とも言えると思います。それに、高校生活の期間を準備期間だととらえ、キラキラした高校生活の楽しさを多少犠牲にしてでも、勉強に本気になって、大学やその先で楽しもうという考え方で高校を選ぶ生徒さんもいるはずです。
そして、今回いくつか紹介させてもらったように、勉強・部活以外の課外活動を頑張って、貴重な経験をたくさん積んでいる子もいます。
大事なのは、学校が何をしてくれるかという受け身の姿勢ではなく、それぞれの学校の強みや魅力をうまく利用して、自分から主体的に選んで、今後の人生をより充実した、より豊かなものにしていくことだと思います。
中学生の皆さん、実際にその高校に行くのは自分自身ですから、周りの声だけでなんとなく決めるんではなく、自分の目で見て、自分の意志で学校選びをしてください! お手伝いできるとこはしっかりと手伝います!
ということで、これから中学生の皆さんと一緒にテスト勉強を頑張ってきます!