【教室内紹介】如水館の先生に出張授業をしてもらいました!

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップの西川です。

3連休2日目も教室は朝から開いています。頑張りましょう!

テストが終わった生徒さんでも、毎日塾に来て頑張ってくれる生徒さんたちもいます。特に日比崎中3の生徒さんたちの中には、今週の実力テストに向けて塾に来てたくさん勉強してくれる生徒さんたちがいて、とても頼もしいです!

普段からお話はさせてもらっていますが、偏差値を上がるための一番楽な方法は、みんなが勉強していないときに勉強することです。例えば中3の受験直前期に勉強をしても、偏差値はなかなか上がりません。高校生なら高3の夏以降も同じです。この時期になってくると、過去問をうまく活用しつつ、勉強に質と量が伴わないとかなり厳しいですね。なぜなら、この時期になるとみんな勉強しているからです。

長距離走・持久走をイメージしてみてください。周りのみんなが走っている中で、自分だけ少しペースを上げて走ったとしても、なかなか前にいる人を抜けないですよね? けど、みんなが休憩しているときに自分だけ走っていれば、前の人も抜き放題じゃないですか? 勉強に関しても同じようなことが言えます。

では、みんなが勉強していないときというのはいつなのか・・・それは定期テスト直後です。テストが終わった後に、さらに勉強するなんてしんどいですよね? せっかくテストが終わったのに、まだ勉強しなきゃいけないの? そう考えると、かなりの胆力が必要です。けど、自分がやりたくないということは、周りの人もやりたくない人が多いはずです。しかも、テストが終わった直後にテスト直しをすれば、良い復習になって、記憶に残りやすいです。(塾で、「全県模試の後に解きなおしレポート」を出してもらっているのも、同じ理由からです。)

だからこそ、テスト直後にさらに勉強するというのは成績を上げるには最高の時期なんですよね。

すでにテストが終わっている、日比崎・高西・向島・向東・久保・美木のみなさん、私立の中学校に通っているみなさんは、頑張って塾に来るか塾生用のオンライン教材をうまく活用して、ぜひ勉強を頑張ってください!

如水館の先生の出張授業!

さて、ここからが本題です。学校説明会に参加していることもあり、普段から近隣の学校の先生方とは面識があるのですが、先日如水館高校の先生から、「うちの先生の授業をライトアップでやらせてもらえませんか?」と、ありがたいご提案をいただきました。塾を開いて6年目ですが、ようやくうちの塾も、近隣の学校からも無視できない存在になってきたということですかね。

当然、高校の宣伝も兼ねた授業な訳ですから、こういう体験授業って、各学校のエース級の先生が気合を入れて授業をしてくださると思うんですよね。

如水館は説明会に伺うと、惹きつけられるような学校紹介をしてくださる先生が印象的です。これは如水館に限った話ではないですが、私は高校の説明会に行ったときには、先生たちの話を聞きながら「この先生、普段は生徒たちにどんな授業をしているんだろう?」、「どんな風に生徒と接しているんだろう?」と考えながらお話を聞いていることが多いです。こちらの方を見ずにずっと資料を見ながら話す先生がいれば、この先生は生徒たちともあんまり目を合わせていないのかな?と考えますし、オドオドと自信がなさそうに話す先生がいれば、生徒たちからもあまり授業を聞いてもらっていないのかな?と考えたりもします。そういう意味では、資料はチラ見する程度で、がっつりとこちらの方に体を向けて話す先生というのは、惹きつけられるんですよね。如水館ではそういった先生方を多く見かける印象です。

そういった色々なことを考えまして、出張授業に関しては「ぜひ国語の授業をお願いします!」とお返事をさせてもらいました。

私は以前の職場では個別指導で英・数・理・社を教えた経験はありますが、中学受験希望の生徒さん以外、つまり中学生以上の生徒さんに国語を教えた経験があまりありません。実際にどういう授業が良い授業なのかというのは、6年授業をやらせてもらっていますが、いまだに自分の中でも手探り状態です。ですので、この機会に国語の授業をお願いして、生徒たちにとっても私にとっても、非常に良い経験だったと思っています。

この出張授業をやっていただくにあたり、まずはしっかりと時間を確保するために、教科の順番を入れ替え、国語の授業を普段の授業の倍の時間確保しました。生徒さんたちにはいつもより40分ほど早く集まってもらいました。

また、出張授業の1週間前には、生徒さんたちには「高校の入試問題を作っている先生から、直接色々なことが聞ける貴重な機会だから、みんなが普段国語を勉強していて気になっていることを聞いてみよう!できるだけ具体的に書いてみてね。」と話をして、聞いてみたいことを集めました。

生徒さんたちからは、

「説明文の記述の書き方のコツはなんですか?」

「登場人物の気持ちを読み取るコツはありますか?」

「古文・漢文の訳し方がわかりません。」

「古文を得意にするためには何をしたらいいですか?」

「私は文章を書くのが苦手です。文章を上手に書くためには本を読んだ方がいいと言われますが、小説を読むのがあまり好きではありません。他に文章力がつく方法はありますか?」

「国語の問題を短い時間で解けるようになるための方法があれば教えてください。」

「どうすれば、読んだ文章を記憶に深く定着させることができますか?」

「助詞・連体詞などの文法はどのくらい勉強した方がいいですか?」

「入試の過去問題はいつごろ、どんなところに注意しながら解けばいいですか?」

などなどなど、説明文・物語文・古典・作文と、ジャンルを問わずたくさんの質問をもらいました。

このアンケートを集計しながら、「そういえば、実際に生徒たちに、『国語で何が困ってる?』なんて聞いたことがなかったな。」と少し反省しました。自分がこうしてあげたいという気持ちで、国語の授業の後の復習用に「振り返りプリント」は作っていましたが、実際には問題集には解説がついているわけですし(それだと少し物足りないかもしれないからという理由で振り返りプリントを作り始めたのですが)、それが本当に生徒たちのニーズにこたえられていたかと、改めて考える良い機会にもなりました。

如水館の先生にそちらをまとめたプリントをお渡しして、「答えたいものだけで構いませんので、よかったら答えてあげてください。」とお願いをしたところ、快く「全部答えますよ!」とおっしゃっていただきました。

また、せっかくの機会なので、この授業の様子を残したいと思い、これをきっかけに授業を撮影する用のカメラを購入しました! そして、授業の様子は許可をいただいてすべて動画で撮らせていただいたのですが、その場面の切り抜きがこちらです。

教室の後ろの方から撮影をしたので、少しホワイトボードが見えにくいですが、実際の入試問題を使いながら、どの部分はしっかりと熟読して、どの部分は軽く目を通す程度でよいのかや、選択肢の削り方、それを応用した記述問題の書き方、聞かれる問題のパターンの話などを授業で話してくださいました。

お話を聞いていて印象に残ったこととしては、記号選択問題も記述問題も問題の作り方はほぼ同じなんですよね。本文の中から聞かれていることに対する答えになる部分を探してきて、最後のところで、解答例を用意してあげるのか(記号選択問題)、1から自分で作らせるのか(記述問題)が違うだけです。だから、記号選択問題もなんとなくで選ぶのではなく、きちんと解答の根拠を探す練習をしていけば、それが記述問題を解くときの練習になりますし、逆もまた同じですね。私の普段の授業も、もちろん解答の根拠を探して答えてもらうように指導をしているつもりですが、改めてこういったお話を聞いてからだと授業の際に、もっと強調して話していきたいと思えるようになりました。

古文に関してのアドバイスも良かったですね。「〇〇〇〇語がよく狙われる」、この話は中1・中2の皆さんにも私が授業中に話したので、うちの塾の生徒さんならみんな知っているはずですが、・・・ちゃんと答えられますかね??

と、こんな風に高校入試を作っている先生からの話が直接聞けたわけですが、他の学校の入試を作る先生方も、ほぼ同じような考えで問題を作られているはずです。ということは、みなさんの志望校がどこであろうと、今回聞けたお話は応用ができます。しかも、高校に入ってからの話や大学受験を想定した話も混ぜてくださっていましたね。国語の問題の解き方なんて、中学受験だろうが高校受験だろうが大学受験だろうが、大きく変わるものではありません。そう考えると、3年後の入試にも使える貴重なお話だったと思います。

たくさんメモを取ってくれている生徒たちも多くいましたので、今回の授業がただの1授業として、忘れ去られて何も残らないことがないようにしてほしいものです。だから、中3の皆さんは受験直前期に国語の入試問題を解き終わったら、先生に教えてもらったやり方・考え方で問題に取り組めているのかをしっかりと考えて、自分の血肉になったと言えるくらい復習してください!

ということで、出張授業のお話でした。このブログを読んでくださっている高校関係者の方がもしいらっしゃいましたら、ぜひ御校の自慢の先生方の授業をうちでやってください! こんな感じでよろしければ、ブログでもガンガン紹介させてもらいます!

そして私も、学校の先生方に負けないように、しっかりと良い授業を作っていきたいと思います。色々と新しいことに挑戦する意欲はありますので、今後の塾の進化にもご期待ください!

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