【数学】思考力のためにはまずは国語力

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

さて、最近の入試は「思考力」が問われるようになったと色々なところで言われていますが、いったいどういうことなのか?

大学入試がセンター試験から共通テストに変わって5年以上経ちますが、何か変わっているのか。それを判断するための面白い問題を見つけましたので、一緒に考えて頂きたいと思います。

数年前、当時の中2の数学の授業で、とある都道府県の入試問題を抜き打ちで解いてもらいました。それがこちらです。ご覧になっている保護者の方も、中2の知識で解けますので、よろしければ一緒に挑戦してみてください。

こちらは「連立方程式の利用」の単元から出題されている問題ですので、連立方程式を習い終えた中2・中3のみなさんは全員やり方を知っている問題のはずです。

・・・が、問題が解ける解けないの以前に、まずこの文章長すぎる。この文章の中身がきちんと読める中2・中3がどれだけいるでしょうか。

  • アイスクリーム、ドーナツ、ペットボトル飲料のうち、1日目にまとめて仕入れたのはどれで、1日目・2日目と2回に分けて仕入れたものはどれでしょう?

  • xyを使って、1日目に売れ残った商品、1日目に売れた商品、2日目に仕入れた商品、2日目に売れた商品の数はちゃんと表せるでしょうか?

  • アイスクリームとドーナツをセット売りした商品は何個売れ残ったのでしょうか?

問題を解く際に注目して頂きたいポイントはこのあたりだと思います。・・・さて、みなさん解けるでしょうか?

「これは広島県じゃない、別の都道府県の問題でしょ? なら出来なくても別によくない?」

そんなことはないと思っています。

なぜなら、広島県も全国的にみると、入試問題の文章が長いことで有名な県だからです。だから、こういう長い文章の問題が出題される可能性はありますし、実際に、長い文章の文章題が出題されています。こんな問題に出会ってしまったときに、文章が長いから読むことすらも諦めてしまうのか、しっかりと問題に取り組んで答えが出るまで頑張るのか、この差が入試では大きく出ます。今の公立高校入試ってこんな感じなんです。

そして、今の大学入試も、共通テストになってから、知識問題というよりは文章を読み込んで、合理的な判断を下す「思考力」が必要になっています。最近の高専ブームも、「大学入試が難化しており、不安」という保護者の方が一定数いらっしゃるようです。

「大学入試は知識偏重で、応用力がつかない」とか「暗記さえがんばれば簡単に点数は取れるよ」というのは過去の話で、今はただ知識を覚えても点数に結び付くわけではない問題が増えています。本当に大変です。

こういった長い文章をきちんと理解して、数式を組み立てるために必要な力。
それこそが「国語力(読解力)」です。

数学の点数が伸び悩んでいる生徒の多くは、計算力が足りないのではなく、「問題文が何を言っているのか理解できない」「条件を整理できない」という壁にぶつかっています。

つまり、数学の「思考力」を鍛えるための大前提として、まずは正しく文章を読む「国語力」が不可欠なのです。(もちろん、他の教科にも必要です。国語はすべての教科の「土台」ですから。)

ライトアップでは、数学の授業であってもただ解き方を教えるだけでなく、「この文章はどういう状況を表している?」「表や線分図に整理するとどうなる?」といった、問題文を読み解くアプローチを大切にしています。

とはいえ、表や線分図に表すのを面倒くさがったり、問題文が読み取れていなくてそもそも表や線分図が書けなかったりで、苦戦をしている生徒たちも多くいます。

こういった悩みのある生徒さんは、ぜひ定期テスト前にガンガン問題を解いて、経験を積んでください。

「うちの子、数学の文章題が苦手で…」とお悩みの方は、もしかすると方法が分からないというよりは、単純に勉強量が足りていないのかもしれません。

もうすぐ期末テストですが、そこで結果を残せるように、テスト直前はたくさん塾に来て、分からないところは質問をして、苦手な問題は繰り返し繰り返し問題を解きましょう!

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