【教室内紹介】新作珍解答がそろいました!(その②)

みなさん、こんにちは!進学塾ライトアップ、代表の西川です。

5/21日、5/22月はお休みです。ご注意ください!

みなさん、定期テストお疲れ様でした! 皆さんが頑張った結果をこのブログで思いっきり自慢したいので、結果の報告をお待ちしています!

今現在、広島市内では各国の首相が集まったサミットが開催されておりますが、詳しい内容はニュースをしっかりと見るようにしてください。本日は尾道の道路も夕方の時間帯に封鎖されて、商店街にも警察がたくさんいて大変でしたね・・・。サミットに関しては、時事問題が好きな社会の先生は、定期テストでその内容を出題するでしょうし、広大福山の社会にも時事問題が出されるので、今回のサミットに参加している国が、どんな国なのかを簡単に確認しておくのも良いですよね。そちらは皆さんにお任せしておこうと思います!

さて、今回はゆる~い内容でお届けします。

当塾では生徒さんたちの宿題を回収して私がチェックしています。その結果、生徒さんたちの面白い間違いを見つけることがあります。

【教室内紹介】新作珍解答がそろいました!

ということで、以前もこのような記事を書かせてもらいましたが、今回は、2023年春の新作をお届けしていきます!

いいこと言いそうな枕草子の作者?

今回の中2国語の試験範囲に含まれていた平安時代の随筆、『枕草子』の作者と言えば「清少納言」ですが、それがこんな風になってしまっています。この名前だったら「をかし」なことではなく、もっとすごいことを言ってくれそうですね!

輪と輸と論と諭は注意!

生徒さんがよくやる間違いが上にある4つの漢字の間違いです。

今の一万円札の肖像画にもなっているのは、「福沢吉」さんですが、「福沢吉」の「わきち」や、「福沢吉」の「ろんきち」になっていることがあります。

ただ、古墳時代に登場する「埴輪(はにわ)」が、まさか「はにゆ」になってしまうとは・・・。

これはあまり見かけなかった書き間違いでした。

確かに遊んではいるだろうけど・・・

奈良時代や平安時代から登場する「貴族」。バドミントンに似た遊びである羽子板(はごいた)や、サッカーのリフティングに似た遊びである蹴鞠(けまり)などをたしなみます。さらに、短歌を歌ったり、お香をたいたりと、優雅な生活を送っています。

だからでしょうかね・・・

「貴」ではなく「貴」。貴族なんて遊んでばっかり!

これはなかなか皮肉がきいたオシャレな言い方かもしれません。

ブランドものだらけ?

明治時代に入り、貴族や大名たちは「華族」と呼ばれるようになりますが、まさかの

ブランドもののバッグやコートを身にまとった様子が想像できます。

めちゃくちゃ耕す農民!

これが今回紹介する中では、個人的には一番笑った間違いです。

弥生時代に入り「狩猟」生活から「農耕」生活へと生活様式がガラっと変わります。

この「耕す」という字。・・・これがどうなったかというと、

ものすっごい耕してる!!!!

左側の「偏(へん)」の部分だけでも横棒5本、縦棒3本をぜいたくに使っているんです。

これを最初に見つけたときは、「いや、多すぎ!」と教室で1人で叫んでしまいました。

これはかなり大きな農地になるでしょうね・・・笑

たまたまの間違えか、勘違いか、それとも・・・

こういう漢字ミスに関しては可能性が3つ考えられます。

1つ目は、たまたま間違えただけという可能性です。他の部分は正解なのに、1か所だけ間違えているという場合はだいたいこのパターンです。これは、特に指摘をしなくても、落ち着いて書くようにすれば、その漢字のミスに限って言えばすぐに改善されます。

ただし、ふだんから漢字を焦って書いていると、別の漢字で同様に間違える可能性もあるため、落ち着いて書くか、最後に見直しを細かくしていくか、どちかを意識した方がいいと思います。

2つ目は、そもそも勘違いをしているという可能性です。点のつけ忘れ、棒が一本多い/少ない、送り仮名が間違っている・・・などなど、同じ漢字の同じ部分を別の箇所でも書き間違えている場合はこの可能性が高いです。ですので、私が宿題チェックでこのようなミスを見つけた場合には、1ページ目の目立つところに「注意して書こう!」と正解の漢字と一緒に指摘するようにしています。

こちらも、私が宿題確認をしている中で見つけたものに限って言えばですが、指摘をちゃんと確認してくれればすぐに改善されます。定期試験で間違えてしまわないように、早期発見をしてあげたいところです。

3つ目は、答えを写していたから起きたミスという可能性です。塾に行く前に急いで宿題を写して・・・、そんな風にやっていれば意味なんて特に考えずに、似た漢字を書いてしまうことだってあると思います。これは、ミスをする以前の問題です。塾の宿題は遅れてもいいからちゃんとやるべきだという話は、ここでも何度かしていますね。本当に無意味です。

こういう生徒さんは、まずは何のために塾に通っているのかをもう一度考えて、ちゃんと宿題をするための時間を作った方がいいですね。

そして、・・・漢字ミスとは関係ないパターンがもう1つあります。「そもそも漢字を書こうとしない」という生徒さんです。答えがほぼ平仮名。「こん田えいねんしざいほう」「ちそかい正」「とく川いえやす」「げん数分れつ」「二さん化たんそ」・・・とこんな感じ。(漢字だけに) まるで小学校低学年の宿題をチェックしているのかという気持ちになります・・・。

これがエスカレートすると、漢字2つがそろって初めてその読み方をする熟字訓でも平仮名混じりになってきます。

例えば、「土やげ」。このような解答は、「土産(みやげ)」が解答となる問題の場合にたまにあります。きっとこの解答を書いた生徒さんは、土は簡単だから書いてあげるけど、産の字はメンド―だからいいやとなってしまったんでしょう。残念ながらこんな解答は、漢字指定ではない問題であっても×にしないといけません。

この漢字をとにかく嫌っている生徒さんたちって、楽をしているつもりでしょうが、実はそうでもないんですよね。

わざわざ同じ単語を平仮名で覚えて、またもう一度、漢字で覚え直さないといけないという二度手間をやってしまっていますし、受験期に志望理由書(自己PRカード)を書くときには、漢字ミスで印象が悪くなってしまうか、学校の先生からたくさん注意されることになるでしょう。

国語の入試問題で、250字作文などの記述問題を書く場合は、平仮名が多い分、字数が余計にかかってしまって、内容のある文章が書きづらくなります。(逆にすぐに字数が埋まってラッキー??)

また、「誘う」と「導く」の意味が合わさって「誘導」という熟語になっているように、多くの熟語はそれぞれの漢字の意味を合わせていることも多いです。だから、熟語を書かせるような問題の場合には、まずは意味を考えて、そこから連想する漢字を並べてあげるのが、問題を解く上で重要です。それが、普段から平仮名を多用してしまっていると、とっさに漢字が連想できなくなるはずです。つまり、平仮名ヘビーユーザーは、漢字を覚える場合、特に熟語を覚える場合に、普段から漢字を使っている人よりも覚えが悪くなると思います。

塾の宿題に関して言えば、漢字を間違えたって全然かまわないんです。むしろ、塾の宿題で間違えておいて、「次から気を付けよう」となって、学校の授業や学校の定期テスト、そして高校入試でそのミスをしなくなるならば、結果から考えれば、間違えたことが良かったとさえ言えます。

ということで、みなさん。どんどん漢字を使いましょう!間違えたのなら、自分で〇つけをするときにきちんと×をつけて、次からは同じ間違いをしないように気をつけましょう!そして・・・もしも自分で〇つけをする段階で、自分の漢字間違いを見逃してしまったのならば、おとなしく西川先生にこうやってブログでいじられましょう!笑

ということで、少しゆるい内容でした。次回は、今回のテスト中に生徒さんがしてくれた「質問」に関して、少しだけダラダラと書いてみたいと思います。ご期待ください!

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